- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001141269
感想・レビュー・書評
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ノルウェーの民話が18編。
1話目の「北風をたずねていった男の子」は、私は紙芝居「北風のくれたテーブルかけ」で知ったお話。
有名な絵本「三びきのやぎのがらがらどん」のお話は、「ふとりたくて丘にゆく三びきの牡ヤギ・ブルーセ」として納められています。
あとがきによると、「ノルウェー語では「民話」に「物語」と「冒険」という両方の意味がある」のだそう。
「本を読むことは、ファンタジーの世界に飛び立つこと、冒険にでかけることです。」
一つ一つは短いお話なので、ファンタジーや冒険物語を読む素地ができるのでは、と思います。
中学年以降にぜひ!
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「3匹のヤギのガラガラドン」の原形などを含むノルウェイの民話集。王子と姫の冒険物語も盛りだくさん。幼い頃に出会っていれば、間違いなく愛読書。
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いや~、久々に読み返してみてもやっぱり「好きなものは好き♪」っていう感じ・・・・(笑) でも、つい先日読んだ「あおいろ」&「あかいろ」とは訳者が違うために、同じ素材の物語でも少~しずつテイストが異なるような感じがします。 もっともこれは恐らく日本語に訳する時の違いというだけではなく、翻訳するために使ったテキストそのものの違い・・・・な~んていうこともあるのかもしれません。 何といってもラングの方は英語テキストからの翻訳になっているはずだけど、こちらはノルウェイ語からの翻訳ですしね~。
言葉ってやっぱりどこかにその国の持っている風土とか文化を内包していると思うんですよね。 例えば我が日本国古文のなかの「いとをかし」をノルウェーから日本に勉強に来たノルウェー人の学生さんがノルウェー語に訳すのと、英語版に翻訳された「いとをかし」を英語からノルウェー語に訳すのとでは、大きな意味では大差がないかもしれないけれど、何となくニュアンスの伝わり方が違う・・・・・みたいなことってあるような気がするんですよね。 異文化のフィルタをくぐるたびに少しずつ何かが変わってしまう・・・・とでも言いましょうか。
(続きはブログに) -
ノルウェーの民話集です。
やっぱり、白夜とか森とかそういうものが、こういう幻想的な物語をつくるんでしょうねぇ。
北欧にも行きたくなってきたよ。