- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001141276
感想・レビュー・書評
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子供が発熱してしまい、木曜日からずっとお休みを頂いたので、仕事に関係なく、子供と共有できる本ということで、温めていたモモに手を伸ばしました
メッセージが強くて、児童書ではないみたい!!
とにかく深い!!
大人はより、自分の時間の大切さを再確認できる
コスパとかタイパという言葉が最近よく使われるけど、私は好きではない
コストパフォーマンスがいいかどうか決めるのは自分
コスパの良い〇〇 なんて、自分で使ってみなきゃわからなし、
時間の大切さも、人に決められるものではない
大切にしようと思わないと、すぐに灰色の時間泥棒に持っていかれる
私の近くにも時間泥棒は常にいて、子供に早く早くとNGワードを浴びせてしまっている
せっかちな性格だし。効率良いの好きだし。
せかせかしすぎるのはよくないと反省。
私の時間の花は何色でどんな大きさなのかなと、時間を取られそうになったら思い出したい -
思い出の児童文学ベスト1ということなので読んでみました!
たぶん読んだことあると思うんだよな〜と思いながら読み始めたのですが、灰色の男が床屋のフージー氏に時間の計算をしてみせるところではっきりと思い出しました
読んだことある!
すごいなぁ、ちゃんと記憶に残ってるもんだなぁ
でもね、ミヒャエル・エンデといえば実は『ジムボタン』なんだけどね
自分的には
しかもテレビアニメの方w
これ原作とぜんぜん違うんで「ミヒャエル・エンデと言えば…」でもなんでもないんだけどね
君にもある!君にもある!この力♪
君にもある!君にもある!この願い♪
はい、『モモ』です
まあ、一言で言っちゃえば、「時間に追われる生き方って本当に幸せなの?」って問いかける物語です
それはそれぞれが考えればいいとは思いますが、自分のことで言えば、「うーんよく分からん」です
時間に追わてるときの方が多幸感を生じることもあるよね
ドーパミンどぱぁって
でももうそれはすでにあかんやん!ってのがミヒャエル・エンデの言い分なんよね
「うーんよく分からん」
それはそれでいいような気もちょっとするんだよねぇ
子どものころはどう思ったんだろうなぁ
「うーんよく分からん」
で、ちょっとというかがっつり横道にそれた話
ひらがな多い文章って読むのに時間かかりません?情報量が多くなるっていうか
「多くなる」と「おおくなる」では後者の方が処理するのがたいへんというか…
なので今回読んでも読んでも先に進まなくてちょっとイライラしちゃったんだよね
あれ?いつの間にか灰色の男たちと契約しちゃってる?-
ドーパミンがどばぁだった( ̄▽ ̄)笑
追われて幸せな人もいるし
追われるの気づかない人もいるし
それぞれでよし!
わたしは追われたことない...ドーパミンがどばぁだった( ̄▽ ̄)笑
追われて幸せな人もいるし
追われるの気づかない人もいるし
それぞれでよし!
わたしは追われたことないからドピュしない笑2022/11/03 -
あ!なるほど
ちなみに散々言ってきたけど
自分自身は時間に追われる生活なんて絶対無理!のんびりダラダラ過ごすのが幸せ〜の人ですw(おい!)あ!なるほど
ちなみに散々言ってきたけど
自分自身は時間に追われる生活なんて絶対無理!のんびりダラダラ過ごすのが幸せ〜の人ですw(おい!)2022/11/04 -
残りの人生のんびり、ゆったり過ごしたい♪
妬まない、僻まない、怒らない…
ブッダの教え(-_-)ナームー残りの人生のんびり、ゆったり過ごしたい♪
妬まない、僻まない、怒らない…
ブッダの教え(-_-)ナームー2022/11/04
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「人間はじぶんの時間をどうするかは、じぶんじしんできめなくてはならない」
先日とある方にオススメしていただいて急遽再読した『モモ』。
13、4歳の頃に読んだ時には、「随分と斬新な設定で、なんだか哲学的だ」くらいにしか思わなかったのに、成人して、日々に追われ、そして、人生に迷い気味の今の自分には、耳が痛いと同時に、ハッとさせられ、身につまされることのなんと多いこと。
ある日突然現れ、朽ち果てて廃墟となった円形劇場に住み着いた、言わば、浮浪児の少女「モモ」。
街の人たちは、自分たちも貧しいながらも、モモを受け入れ、面倒をみます。モモは、不思議な少女で、人の話を聞く才能に長けていて、街の人たちにとってなくてはならない存在となる。貧しいながらも、モモとの時間を共有しながら、穏やかな日々を過ごす人々。しかし、「時間泥棒」を働く灰色の男たちが現れたことで、街の人々の生活は一変し…。
今回この本を読んで、ものすごくいろいろなことを考えました。
例えば。
時間の概念とか感覚の曖昧さとか。
詐欺についてとか。
危機と混乱に陥った時の人間の残虐性さとか。
でも、何よりも一番強く考えたのは、豊かさってなんだろう?、ということ。
効率よい手順で、かつ、より長時間の労働をすれば、少なくとも、それをしないよりはお金を稼げる。より多くのお金があれば、より多くの欲しいものが買える。
家族や大事な人に渡せる「もの」も増える。
でも、それは、決して、心や身体が健やかで豊かであることと同義ではない。
「じぶんの時間」がなくなって、ただお腹を満たすだけの味気ない食事を取ってしまったり、睡眠や、自分の好きなものや大切なものに触れて心を満たす時間を減らしてしまって、肉体的にも精神的にも疲労を溜め込んだり。
結局は大事な人たちと過ごす時間が減って、ストレスと苛立ちが喧嘩の火種を作る可能性だってある。
それは結局、誰とも語り合えず、最終的に分かり合えない「孤独」を招くことだってある。
仕事をしている時はいかに短い時間で多くの作業をこなすか、食事を作る時もどうしたら時間をかけずに済むか…等等、毎日の生活の中で常に合理性を考えて、キリキリしてしまっている自分を、反省しました。
でも、残念ながら、きっと、それ、直らないのよね…。だって、私一人の力では、勤務時間も仕事量も、そして、こなす家事や雑用がある事実も変わらないんだもの…。
でも、少なくとも、自分の好きな人々や好きな物に接することを疎かにせず、できる限りの時間をかけることは、できるはず。
そこでバランスを取って、丁寧に日々を生きよう。
そう思えた物語でした。
この物語は、紹介いただいた方から、読む度に新しい発見があると教えていただいたので、また少し時間を置いて、読み直したいです。-
hiromida2さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。本当に、「モモ」は色々と自分の生活を改めて考えるきっかけになりました。も...hiromida2さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。本当に、「モモ」は色々と自分の生活を改めて考えるきっかけになりました。もしよかったら、hiromida2さんも再読してみてくださいね!
「その名にちなんで」は、hiromida2さんの本棚とレビューを拝見させていただいている時にコメントしたので、hiromida2さんの本棚へのコメントとなりました。
また素敵な本について、本棚を通して紹介しあったりコメントしあったりで、楽しみたいです☆
これからもよろしくお願いします。2018/05/27 -
hotaruさん ありがとうございます。以前はかなり本の虫で(特に海外小説)を沢山読んでいましたが 現在はDVDで映画を散々観てる中で ブグ...hotaruさん ありがとうございます。以前はかなり本の虫で(特に海外小説)を沢山読んでいましたが 現在はDVDで映画を散々観てる中で ブグログの皆さんの本棚を覗かせてもらってると 興味を引く物語が沢山あり、また、それを参考に「あーこんな本もあったんだ!」って 日本や海外に関係なく また色々読んでいます。「モモ」も是非 再読してみます^_^新しい発見があるかもしれない。また、本棚覗かせて頂きます!2018/05/28
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2018/05/28
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またもや「名作」というものの力を見せつけられた気がする。
本はどれもそうだけど、特に「名作」といわれるものは何度読んでも、その時々で違った視点や気づきを与えてくれる。
本書を読むのは二回目だと思う。一度目は確か、小学校高学年。学校の図書室で借りて読んだことをなぜかよく覚えている。その頃は「時間」という概念を深く考えることもなく、ただただ上質なファンタジーとして楽しんだ。
それからウン十年の時を経て、再読。今度は「時間」と「ほんとうの生活」について、再度考える機会をもらった。
理髪師フージーが現状の仕事や生活に対して抱く不満は、大人になったらかなり多くの人が考えることじゃないだろうか。「これは、「ほんとうの生活」じゃない。自分はもっと理想的な人生を送れるはず。今の状況がずっと続く人生なんてまっぴらだ。」
でも、「ほんとうの生活」って何?「時間」があればあるほどいいってわけでもない。本書にこんな言葉があった。
「時間とは生きるということ、そのものなのです。そして人のいのちは心を住みかとしているのです。」
限りある時間だからこそ、どんなふうに時間を使うのか、つまり、「どんなふうに生きるのか」が大事なんだと、そっと囁くように教えてくれる物語だった。
そんなことわかってはいるけれど、いつも、いつの間にか、せかせかとして、理髪師フージーのような考え方をしていなかったか・・・。
モモの親友が、物事をよく考えて発言するおじいさんベッポと、無鉄砲な若者ジジ、というのも素敵だった。特にベッポの仕事に対する考え方が好きだった。
「いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん。つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。ーするとたのしくなってくる。これがだいじなんだな、たのしければ、仕事がうまくはかどる。ーひょっと気がついたときには、一歩一歩すすんできた道路がぜんぶおわっとる。ー」
それから、時間どろぼうに時間を奪われ、せかせかしてきた大人に相手にされない子どもたちが、モモのいる円形劇場あとに来る時に持ってくるおもちゃについて、こんな記述があった。
「子どもたちがそんなものを使っても本当の遊びはできないようないろいろなおもちゃをもってくる」
なんて、なんて鋭い視点、感性・・・まさにそんなおもちゃに囲まれた今の子どもたち、わが子の姿が頭に浮かぶ。
「時間」のことをファンタジーとして描いた、どこか風刺的な物語だと思っていたけれど、それだけじゃなかった。児童書としての括りにとらわれず、いろんな年齢層の人にオススメです。-
コロナ禍を経験して、モモの世界がリアルに迫ってきたのを感じました。不要不急って何よ?人と会わないで本当に人と繋がれるの?モモのそばでただ時を...コロナ禍を経験して、モモの世界がリアルに迫ってきたのを感じました。不要不急って何よ?人と会わないで本当に人と繋がれるの?モモのそばでただ時を過ごすような、そんな時間が私たちに本当に戻ってくるのかしら?2023/05/20
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>ふーみんさん
コメントありがとうございます。
ホントそうですね、不要不急って何でしょうね。コロナ禍という状況がまた私たちの時間に対する考え...>ふーみんさん
コメントありがとうございます。
ホントそうですね、不要不急って何でしょうね。コロナ禍という状況がまた私たちの時間に対する考え方を変えたかもしれませんね。2023/05/20
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表紙裏のあらすじの、「時間」とは何かを問う、エンデの名作、という言葉そのままの、素晴らしい物語だった。
この本、児童文学であるにも関わらずブクログユーザーさんの本棚でよく見かけて気になっており、実際に勧めてもらったことも重なり読了。
〈前半〉
「モモのところに行ってごらん!」
そう言われてモモと話した村人たちはみなすっきりして帰っていく。でも、モモはなにか助言をしたりしたわけではなく、ただしっかりと話に耳を傾けている。
きっと、自分の問題の答えは必ず自分の中にあって、解決する力は人それぞれに持っているのだろう。
しかし、人から何かを相談された時、相談する側が答えをもらおうとしてしまうこと、された側が自分の尺度で口出しをしてしまうこと、多々ある。大いにその経験はある。
できそうでなかなかできない、「傾聴」の大切さをモモから教えてもらった思いだ。
〈後半〉
時間どろぼうによって、人々の時間は搾取され、「暇」というものはなくなり、街全体がせかせかとしてゆく。モモは1人ぼっちになってしまう。
「そんなひまはない」「時間が足りない」「忙しい」
自分も幾度となく口にしたことのある言葉だし、社会の中でもこれでもかというほど溢れている言葉だろう。時間どろぼうによって暇という暇を搾取されたまちは、まるで現代社会の風刺画のようだと感じた。
だとすると、時間どろぼうは、何にあたるんだろう。
これは私の考えだが、きっと主体的に使っていない時間、見栄のためであったり、世間体のためであったり、そういったもののために使われる時間が値しているのかなと思った。
働いているとしても、勉強しているとしても、誰かのために使っていたとしても。主体が自分にあるのなら、その時間はどろぼうに奪われてはいない。ということなのだろうと、私は思った。
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ずっとずっと積読していた本を遂に解く。
児童文学にしては、難しい内容に感じるこの感覚も、子どもたちが読むと逆にただおもしろいファンタジーのように感じられるのかもしれない。
おそらく大人と子どもではこの本の印象はだいぶ変わるのかもしれないし、読む時期、年齢によっても感じ方は変わるのだと思う。
ちょうどコロナ禍で仕事の量を自由にセーブでき、自分のための時間を作る余裕がある今のタイミングで、この本を手に取ったことは何かの縁な気がした。
MAXで働いてた時に読んでいたら、また違う衝撃を喰らっていただろうな。
「はげしい追跡と、のんびりした逃亡」
「ゆたかさのなかの苦しみ」
「まえばかり見て、うしろをふりかえらないと」
など、各章の題名の付け方がウィットに富んでいて個人的には記憶に強く残っている。
特に「ゆたかさのなかの苦しみ」と言う題名は、先日読んだ若林正恭さんの「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」に強くリンクしていて、
連続して「貧富と自由」について考えさせられる日が続いた。
また来年度から仕事量をMAXに戻そうとしている自分には、ここで得た言葉たちを心に留めておけという暗示かもしれない。
「いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん、わかるかな?つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。いつもただつぎのことだけをな。
するとたのしくなってくる。これがだいじなんだな。たのしければ、仕事がうまくはかどる。こういうふうにやらにゃあだめなんだ」
今年のブックサンタで寄付したものの、私自身は未読なので一度読んでみようかなと思いました♪
今年のブックサンタで寄付したものの、私自身は未読なので一度読んでみようかなと思いました♪
とても素敵な本でした
お勧めします♪
とても素敵な本でした
お勧めします♪