かるいお姫さま (岩波少年文庫 (133))

制作 : アーサー・ヒューズ  脇 明子 
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001141337

感想・レビュー・書評

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  • 『眠りの森の美女』を思い出させるお話。表題作よりも同時収録の『昼の少年と夜の少女』が好きです。少女が芯の強い感じで好みな感じでした。

  • C・S・ルイスやJ・R・R・トールキンらに影響を与え、ルイス・キャロルらと共に、イギリス児童文学の基礎を創った作家、ジョージ・マクドナルドの作品です。
    呪いにより、体重を失ったお姫様が、王子様の助けを借りて、体重を取り戻すというユニークなお話の「かるいお姫さま」と、他に「昼の少年と夜の少女」の1編が収録されています。

  • 『かるいお姫さま』
    お姫さまと周りの人達の会話のちぐはぐな感じが面白い。
    魔女への仕返しが可愛い。

    『昼の少年と夜の少女』
    私はこっちの方が好き。
    フォトジェンが、怖がっているニュクテリスを置いていっちゃったり、ニュクテリスの前ではヘタレなのが可愛い。
    そもそも、ワトーはどうしてこんな事したんだろう。単なる興味本位?

  • ジョージ・マクドナルドの短編(彼の場合、フェアリー・ストーリーと言ったらしいが)も初めて読んだが、なかなか面白かった。
    先だって読んだ長編物語もそうだったが、描写が細に入り、非常に美しく、また、ところどころに持ち前のユーモアが垣間見れたりする。
    また、ここに収録された二編となると、訳者泣かせだと思うが(原書では)たぶん、言葉遊びや歌のパロディなども味わいどころなはず。マクドナルドと縁の深いルイス・キャロル然り、シェイクスピア然り、イギリス文学の面白さの一端がよくあらわれている。
    例えば‘軽い’(light) ‘ 明るい’、そして‘重さ’(gravity)には、‘真面目さ’という意味もあるので、お姫さまは、重さと同時にきまじめさも失ったわけだ。

    同じ魔女の企みがらみでも、表題の『かるいお姫さま』とは、また少し趣が違うもののもう一作の『昼の少年と夜の少女』も、なかなか印象深い作品だった。おそらく、作者独特の死生観も投影されているのだろうが、幻想的な描写の数々がとても象徴性を感じさせる。

    いずれにせよ、面白いので、いろいろ読んでみたくなりますね。

  • 魔女にのろいをかけられて、ふわふわ浮いてしまうお姫さま。<重さ>がもどるただひとつの場所である湖も魔女のたくらみで干上がり、お姫さまはしだいに弱ってゆきます。お姫さまを救う方法とは?「昼の少年と夜の少女」も収録。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    おお、かるいお姫さま可愛かった…
    すごい自由奔放ですな…

  • 軽いっつったらほんとに軽い。
    一見笑っちゃうような話なのに色々と大事なことを見つけられる。
    でもちゃんと児童書。
    さすがのジョージ・マクドナルド。

    2004/05 再読

  • おもしろい!

    前に読んだ「お姫さまとゴブリンの物語」が面白かったので
    ちょっと期待してました

    誕生日会によんでもらえなかった王様のおねえさんの魔女が
    生まれたお姫様に「重さ」をなくす呪いをかけてしまう話

    重さがないってことがなるほど面白く描かれてる
    感情も軽いというか、重くならないのがおもしろい
    言葉あそびだなー

    もういっこの、「昼の少年と夜の少女」も、おもしろい
    ワトーっていうこわい魔女のやりたかったことがなんなのか
    よくわからないけど、
    昼を知らない女の子や
    夜を恐れる男の子っていうのが
    こんな風になるのか~
    すごい想像力だな!って感心しました。

  • この本には表題作と一緒に「昼の少年と夜の少女」が収録されているんですけど、どちらかと言えばこちらの「昼 & 夜」の方が KiKi 好み♪  「かるいお姫さま」の方はその設定からしてナンセンスで面白いと言えば面白いんだけど、怖いと言えば怖いお話だと思うんですよね~。  待ち望まれて生まれてきたお姫さまが悪い魔女の呪いによって重さをなくしてしまう・・・・と、何だか「眠れる森の美女」を彷彿とさせるようなおとぎ話の王道(?)でスタートするんだけど、ただただ体がフワフワと浮いているだけならいろいろ不便はあっても、それはそれで楽しそうにも思えちゃう。  でもね、どうやらこのお姫さま、失ってしまったのは体の重さだけではなく、オツムの重さ・・・・というか、人間らしい感情が少し欠落しちゃっているような危うさを感じるんですよ。  どんなに深刻な状況でも笑っていて、挙句お姫さまのために、干からびそうになっている湖の水を堰き止めようと命を投げ出そうとしている王子さまを見てもケラケラと・・・・。  ここまでくると「いつもニコニコ、明るくていいねぇ♪」というレベルはとっくに通り越して、何だか寒気がしてきちゃうんですよね~。  とは言っても、そこはマクドナルド。  単なる「荒唐無稽」のお話で終わらせないあたりはさすがです。

    (全文はブログにて)

  • 読了

  • 描写がきれい。とても素敵。

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