ふたりのロッテ (岩波少年文庫)

制作 : ヴァルター・トリアー  Erich K¨astner  池田 香代子 
  • 岩波書店 (2006年6月16日発売)
3.96
  • (74)
  • (70)
  • (74)
  • (3)
  • (1)
  • 本棚登録 :579
  • レビュー :78
  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001141382

ふたりのロッテ (岩波少年文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 夏休み、オーストリアの「子どもの家」にたくさんの子ども達が集まる。両親のもとから離れてサマーキャンプ!
    そこで驚くべきことが起こる。ウィーンの「ルイーゼ」と、ミュンヘンから来た「ロッテ」が見紛うばかりのそっくりさんだったのだ!

    両親の離婚で引き離された双子が、偶然の再会をきっかけに「入れ代わり」を画策する『ふたりのロッテ』。
    二人の少女の健気なこと。そのがんばりを、心から応援しちゃいます。

  • 少年少女に向けた、「子どもだまし」でない児童文学。
    家族が大好きな子どもたちにも、家に息苦しさを感じている子どもたちにも、子どもを「子どもに過ぎない」と思い込んでいる世の中の大人たちにも読んでほしい。作中のシャーリー・テンプルのエピソードが非常に象徴的です。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「「子どもだまし」でない児童文学」
      でも大人も騙されるくらい素敵な話ですネ。
      ケストナーの小説に登場する子どもって、機転が利き過ぎて、、、
      2012/12/25
  • 面白かった!
    ロッテってこんな話だったんだ。

    こどもたちの話だけど、きちんと大人たちの話でもある。そしてぜんぜん古くさくない。

    ほんとうの女の人はこわいのだ。

  • 子供時代、愛してやまなかった本の一つ。
    テンポの良い、軽妙な文章が描き出すルイーゼとロッテの心情は、しかし、決して軽いものではない。
    ルイーゼが初めての料理を試みる場面とロッテがゲルラハ嬢の元に一人で戦いを挑みに行く場面は、いつも胸が潰れそうになる。
    大人になり、ルイーゼとロッテだけでなく父と母(ついでにゲルラハ嬢も)の感情も我が身で理解出来るようになると、一層子供達の切実な願いが刺さる。
    母親が美化されているところもあるけれど(これはケストナー作品に共通だが)、とても良い作品。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「いつも胸が潰れそうになる。」
      スリリングで、心温まる素晴らしい話です。
      でも私は「点子ちゃんとアントン」の方が好きだったりして、、、
      2014/04/17
  • 私が“後書き職人”としても尊敬して止まない、池田香代子さんの訳。今回も偉大な後書きだった。この後書きナシには、ケストナーの作品を読み損なってしまうほどの後書きです。

  • 両親の離婚により、離ればなれに暮らしていた双子のルイーゼとロッテ。

    夏の合宿で偶然出会い、両親のヨリを戻そうと一計を案じます。

    子どもの頃に読んでいたら、大人ってなんて身勝手!!と思っていたのでしょうが、結婚して子どものいる今は、両親の立場に我が身を重ねていました。

    子どもって、正直 厄介だなあと思うことあるのですが、大人の感性を揺さぶってくれる大きな存在。

    ロッテ(ルイーゼ)と旅行に出かけた母親が、こんなちょっとしたことで子どもは笑顔になるんだ、とハッとするシーンや、ルイーゼ(ロッテ)が熱をを出したとき、仕事と愛人第一だった父親が飛んで帰ってくるシーンが印象的でした。

    子どもの教育に関する本やセミナーは数あれど、こういう子どもの気持ちを代弁する児童書を、子どもと一緒に楽しめる親こそ、いい教育ができるのではと思います。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「子どもの気持ちを代弁する」
      ケストナーは、子どもに向けて書いたのでしょうが、大人が読んだ方がインパクトがあるような気がします。
      2012/12/28
  • 子どものころからなぜかケストナーを敬遠してきたんだけど、ほんとにざんげしたくなった。ストーリーももちろんいいんだけど、ケストナーの地の文がほんとにいい。子どもに対しても大人に対しても、同じように人生の真実を説教くさくなく、でも甘ったるくもなく、ざっくばらんにユーモアを交えてかたるという。この本が、もう戦後4年の1949年にドイツで(ケストナーはナチスに目をつけられていて、いつひっぱられたり暗殺されたりしてもおかしくなかった)発表され、翌年には岩波少年文庫の第1回配本で邦訳された(当時は高橋健二訳)って考えるとほんとうに胸が熱くなる。
    「この世には、離婚した親がたくさんいる、そういう親のもとでつらい思いをしている子どももたくさんいる、また逆に、親たちが離婚しないためにつらい思いをしている子どももたくさんいる」
    という状況の親子を描いた物語。お父さんと、あの若い女の人の緊張感あふれるやりとりとか、セリフもぜんぜん子どもに対して手加減してなくてすてきだった。

  • 後半はボロボロ泣いて涙がとまらなかった。
    顔はそっくりだけど、性格はまるで違うルイーゼとロッテ。でもふたりともかわいくて大好き。
    挿絵もすてき。

    今回は借りて読んだけど、手元においておきたい一冊。

  • 泣いちゃった。

    子どもは光。
    子どもは宝。
    人類の希望。

  • 10年ほど前に、ミュージカルで観た作品。小さいときから洪には多く接してきたつもりどったけど、出会ったこと野内お話だったので一度は読んでみたい作品でした。
    とっても理想的なラストが心をなごませます。大人は子供から学ぶことが多い。受け入れられる柔軟性を持つ大人だけが成長できるんだと改めて気づく。

全78件中 1 - 10件を表示

エーリヒ・ケストナーの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ミヒャエル・エン...
荻原 規子
荻原 規子
有効な右矢印 無効な右矢印

ふたりのロッテ (岩波少年文庫)に関連する談話室の質問

ふたりのロッテ (岩波少年文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする