ふたごの兄弟の物語〈上〉 (岩波少年文庫)

制作 : トンケ・ドラフト  Tonke Dragt  西村 由美 
  • 岩波書店 (2008年12月16日発売)
4.35
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  • 本棚登録 :60
  • レビュー :10
  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001141566

ふたごの兄弟の物語〈上〉 (岩波少年文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 貧しいけれど、愛情豊かな両親の元で、ふたつぶの砂のようにそっくりなふたごの兄弟は、いつもいっしょで、何の心配もなく成長しますが、15歳のときに両親を病気で失ってしまいます。瓜二つなのに性格はまったく違う兄のラウレンゾーと弟ジャコモは一年後の再会を約束し、別々の方角に進んでいきます。二人に待っている冒険とは…?二人が選んだ職業とは…?
    お話の語り口は昔話を聞いているようですが、はらはらドキドキの冒険ファンタジーとも言える魅力たっぷりの物語です。どうしてこんなにひきつけられるのか…。それはなんといっても、主人公の
    魅力にあるのですが、また、彼らを導く聡明な大人たちの存在でしょうか。何度も何度も窮地に立たされながら、彼らを救うのは魔法とは違う、人間の心の内にもっている不思議な力なのです。世の中に出る前の子ども時代にこんなすてきなお話を家族で分かち合えたら幸せだなあと思います。日本語訳が出版された2008年は、なんとオランダで原書が出版された50年後と聞いて驚きました。時代を越えたすてきなお話です。声に出して読んでも楽しそう。(運営 秋元澄子)
    NL71号2012年4月発行

  • 「王への手紙」でトンケ・ドラフトの素晴らしさを味わった私はこの作品においても信頼をおいて読み遠しました。ラウレンゾーとジャコモの双子の楽しい冒険のお話はとても気持ち良く読めました。

  • バビナ国の首都バイヌーの貧しい靴屋に、ある朝、子犬が2匹やってきた。奥さんに説得され飼うことに。一週間後、子猫が2匹、ハトが2羽やってきました。どんな幸運がおとずれるのか? その夜、奥さんは丈夫な男の子の双子を産んだのでした。
    ラウレンゾーとジャコモと名付けられた双子。二しずくの水のように、二粒の砂のようにそっくり。大きくなって町を出ると、二つに分かれた道に出た。ここで別の道へ進んで一年後にまたここで会おうと。 美しいものを作るのが好きなラウレンゾーは右の道を進み、金細工師の親方に会い、弟子になることに。  世界を旅したいと言っていたジャコモは左の道を進み、ヤノスという男にであい、弓矢の扱い方や鍵を使わずに箱を開ける方法、泥棒の弟子になってしまう。泥棒は嫌なので、ある城から銀のジョッキを盗んできたら認めてやるということばで、ジャコモはタラムーラ城へと・・・・

    賢い二人が、約束にも自分にも忠実で、お互いに忠誠をつくし、どんな困難も切り抜ける。そんな彼らの冒険の物語。 『王への手紙』のトンケ・ドラフトの1961年に出版された本。

  • 性格は全く違うけど,とっても仲良しな一卵性双生児のお話。
    次はどんなことを仕出かすのか,わくわくしながら最後まで読めました。
    下巻も楽しみです。

  • 舞台設定は中世っぽいけど文体が古くなくて(作者は現代のひとなのかな?)読みやすい。フラフラしているけど頭の回転が速くて人好きのする弟のキャラが好き。義理に厚い盗賊の親方もかっこいい。

  • 双子の男の子、ラウレンゾーとジャコモの物語。二人は幼い頃から見た目がそっくりなことを様々なことに利用しました。学校を交代で出席したり、盗難事件を解決したり、なぞなぞ騎士と対決したり、同じ人を好きになったり、幽霊屋敷を驚かしたり…愉快痛快。見た目はそっくりな二人ですが性格や生き方は違う二人。ラウレンゾーは貴金属細工士、ジャコモは泥棒から旅人へ。様々な昔話や古典をきっかけに書いた物語でもあるとのことで、無駄がなく、とても読みやすいです。主人公たちに乗っかって、わくわくどきどき、一気に読みました。

  • 双子ちゃんに薦めたい( ´艸`)

  • ふたごの兄弟を主人公にした、冒険物語。
    上下巻なのですが、12の短編で構成されているので読みやすい。
    また、上巻に8編、下巻に4編、という事実からもわかるように、最初のほうは短めのお話、あとになるほど長いお話になっているのですが、これがとても良いと思いました。
    飽きずに読めます。
    先が気になってどんどんページをめくってしまうおもしろさでした。
    このふたごが、王子などではなく、庶民なのもよかったです。

  • 楽しい~!ページをついついめくってしまう。賢いふたごのお話。上巻では、弟がどろぼうになったり、同じ女性を好きになってしまったり。

  • すごーく面白い。親以外には見分けのつかないふたごの兄弟が、その外見を利用したり、賢い頭脳をつかったりして、冒険をする。

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