黒ねこの王子カーボネル (岩波少年文庫 161)

制作 : 大社 玲子  Barbara Sleigh  山本 まつよ 
  • 岩波書店 (2009年7月16日発売)
4.32
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  • レビュー :18
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001141610

黒ねこの王子カーボネル (岩波少年文庫 161)の感想・レビュー・書評

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  • お母さんと二人でつつましく暮らしていたロージーには、夏休みに遊びの予定がありません。市場で手に入れることになったほうきと黒猫は、魔女のものでした。猫の魔法を解いてあげようと、ロージーの不思議で面白い冒険が始まります…。
    猫たちの王子にうまれついてるという気位の高い黒猫カーボネルと実直な子どもたちのやりとりや、出会う人々と優しいお母さん、お話を通して(作者の)優しいまなざしが感じられるのもいい。
    また、大社玲子さんの挿絵は、確か『ちびねこグルのぼうけん』でもいいなと思ったように、どこかほんわかとする柔らかな雰囲気が伝わってきます。

  • ねこの本を探しているときに見つけたけれど、物語のなかでは夏休みだから、読む時期をはかっていた。
    そろそろ初夏だなぁと思って借りた。

    十歳の女の子・ロージーは、お母さんと二人暮らしで、夏休みなのに予定がありません。
    買いものにでかけた市場で手に入れたのは、魔女のほうきと黒ねこでした!

    夏休みなのに予定がない、という子どもたちにやさしい、夢のある本だ。
    クライマックスで飽きかけたけれど、最後までおもしろかった。
    魔女の描写がリアルにいやらしい。
    おはなしに登場するものごとがうまく話を進めていて、パズルが進んでいくようだった。
    ほうきの上から地上の列車と光がみえた。
    ネコまっしぐら なところを見かけたら、そういうことなのかもしれませんね。

  • 2013年7月28日に開催された、第7回ビブリオバトルinいこまで発表された本です。
    テーマは「夏休み」。

  • おもしろかった〜

    魔女のホウキと黒ねこを買った女の子の冒険

    猫の王子がかわいい

  • まずはこの表紙の絵がいいですよね~。  空飛ぶ箒にまたがった女の子と黒ねこ。  まるで「魔女の宅急便」を彷彿とさせるシーンです。  これでとんがり帽子を被っていて大釜で何か得体の知れないものをグツグツと煮ていたらもうそれだけで無条件に魔女認定できちゃうところ(笑)です。  でも実はこの女の子、魔女じゃありません。  彼女(ロージー)が跨っている箒こそ「魔女の箒」なんだけど、彼女自身は普通の女の子です。

    そんな普通の女の子(しかもできすぎといっていいほど良い子)が、何の予定もないひと夏の夏休みに、生活費を稼ぐためのアルバイトでもしようかと購入した箒(これが、偶然にも魔女の箒だった!) & それにグリコのおまけの如くについてきた黒猫が物語の発端で、これらを手にしてしまったことによりロージーが体験することになった楽しくワクワクするようなちょっとした冒険の物語が描かれます。 
     
    因みに箒の後ろでお行儀よく座っているのが、この本のタイトルにもなっている黒猫のカーボネルです。  で、このカーボネル、実は猫王国の王子さまという出自らしい・・・・・。  で、昔ながらのおとぎ話にありがちな「悪い魔女による拉致・誘拐」という大事件に巻き込まれ、以来ロージーに出会うまでは魔女の僕として苦難の道を歩いてきたらしい・・・・・。

    王子だったという出自を胸に誇りだけは持ち続けたカーボネル。  だからそんな風に扱われた経験もないくせにどこか偉そうで、ちょっと尊大な物言いをするにゃんこなんだけど、それが嫌味にならない程度なのがいい感じです。  そしてできすぎの感もあるロージーが悪い魔女によってカーボネルにかけられた「呪いの魔法」を解くために、頑張る姿が何とも微笑ましい物語になっています。

    ロージーはもともと魔女ではなくて普通の女の子なので、必要以上に魔法には頼らない(というより頼りたくても頼れない)ところが素敵だと思うんですよね。  でも、魔女にかけられた呪いを解くためにはやっぱり「魔女のとんがり帽子」やら「魔女の大釜」が必要になるし、そして魔女修行をしたこともないロージーに必須となるのが「魔法の本」で、「魔女」と言う言葉から連想される小道具が次々と登場するのが又、楽しい♪

    アイテムで楽しませてくれ、それっぽい呪文でも楽しませてくれ、ついでに決して経済的には豊かではなく、ようやく日々を無事に営んでいるとっても地味なロージーの日常にひょんなことから訪れた非日常のあれこれにワクワクさせてくれ、更には続編はどうしたって書けなくなってしまうような結末の潔さに不思議な感銘を覚える読書だったと思います。 

    ところで・・・・・・

    この物語を読んでいる間、もう一つ何気に楽しかったことがありました。  それはね、そんなに重要な役周りの人物ではなかったりもするんですけど、どこかで聞いたことのある名前がチョロチョロと出てきたんですよね~。  例えば・・・・・・・



    トンクス      とか   例えば





    ペティグリュー     とか    例えば





    モリー    とか・・・・・







    彼の国でこれらの名前がどこまで一般的な名前なのか、残念なことに KiKi はよく知らないんだけど、この物語が発表されたのが1955年だったことを考えると、ひょっとすると「あのお方」も子供時代にはこのお話を楽しく読んだのかもしれません。 

  • 「魔女の宅急便」が好きな人と猫好きには鉄板。
    市場でホウキ買ったら魔女の呪いをかけられた猫の王子カーボネルがついてくるなんて、夢のような設定ですね。
    ときどき出てくるケーキやサンドイッチがおいしそうでいい。

  • カーボネルのように気高く生きたい。

    鍋やホウキの機嫌をとりながら魔法を使うのが面白かった。魔法も控えめな感じで、大部分自分達で考えたり歩き回ったりしながらまじないを解いていく。そのため、終盤にいっそうじーんとした。

  • 私は入り込めず…。いつかもう一度読んでみよう。

  •  タイトル通り黒猫の王子の話でもありますが、たまたま魔女になった少女の冒険の話でもあります。クライマックスにはアクションシーンもあるし、気の効いた魔法も使うし親子で十分楽しんだのですが、僕としてはなにか違和感が残りました。考えてみたところ、それは主人公の少女ロージーが節制が効いていて良い子すぎるというか、魔女の能力に対する欲が少ないというか、少女らしいキャラが立ってないということなのかもしれません。ただそれも黒猫カーボネルの立場が強いこと、ロージーも魔法を習ったことがあるわけでもないことを考えれば、設定から来る必然なのかもしれません。それに前半では魔法とカーボネルに十分興奮してましたね。そういう風に解釈はするのですが、それでも後半の無欲さがあっさりしすぎた印象でした。

  • 3,4年生の頃に読んだら、夢中になって読んだと思います。
    品のいい児童書って感じ。

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