女海賊の島(下) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001141894

作品紹介・あらすじ

海賊の島でとらわれの身になった七人。自由がない上に予期せぬ学校生活まではじまって、不遇の毎日を過ごします。模範生をよそおいながら、脱出のチャンスをうかがいますが、計画が見破られてしまい…。ランサム・サーガ10。小学5・6年以上。

感想・レビュー・書評

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  • ちゃんと無事に8人が帰途につけてよかった。
    そして、その一方でどこか
    寂しさの残る作品となりました。

    女海賊は女海賊なりに
    悩むことが多いのです。
    彼女は学のあるケンブリッジを
    愛してやまなかったのでしょうね。

    だからこそ、最後のときに
    ついてこようとしました。

    だけれどもね。

    今回はロジャ大活躍。
    いつもは邪魔ばかりするけれども
    今回はラテン語、いっぱいがんばりましたね☆

  • こどもの頃から10年以上くらい読んできたが、新訳にてひさしぶりに読んだ。新訳、フリント船長が、キャプテン・フリントになっていた。内容、非常に興味深いし、ほんとにおもしろく、続きを読みたい感をひさしぶりに味わった。後半、どうやって逃げ出すことになったかの顛末のいくつかの局面は忘れていた(というよりあまり頭に入っていなかった模様)けどもかなりスリリング。映画化してもおもしろいけれど、中国の人がおもしろいと思うかはわからない。これは時代設定が1930年代、主人公たちも英国中産階級、「どこまでも大英帝国流を押し通しますが」とかつて訳者(神宮輝夫先生)も書いていたけれど、まったくその通りで、現代のこどもはどうおもって読むのだろう?と思うけど、しかし、40年前のこどもである自分にとってもこの時代設定は過去のものであり、そんなことを飛び越えて、やっぱりおもしろかったのは、その設定のそういう生れ育ちのこどもとしては、という限定がつくにしても、非常にリアルな描き方をしていて、そこがほんとに魅力的。新訳のあとがきは、訳者のほかに、ランサムの作品を読んで船乗りになった人の文があり、「百番目の港(主人公たちが”女海賊の島”にたどり着く前に寄港した)はどこだったのでしょう?」と書かれていたが、それはわたしも知りたいところである。香港ではない。はず。

  • 入れ子ものとしても中国とはちと厳しいか。

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