川のほとりのおもしろ荘 (岩波少年文庫 195)

  • 岩波書店 (2011年4月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784001141955

みんなの感想まとめ

物語は、子どもたちの無邪気な視点を通じて、恋愛や社会の複雑さを描き出しています。特に、使用人アルバの恋愛を通じて、恋の喜びが素直に表現されており、恋愛に対する新たな視点を提供しています。いけない恋を悲...

感想・レビュー・書評

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  • 昔大好きだったリンドグレーンの作品で読んでいない作品を岩波少年文庫で発見。娘も読むかもと思って買ってみる。うーん。面白くない訳じゃないけれど、こんなだっけ?リンドグレーン。ピッピよりかなり後に書かれているからか、私が歳とっちゃったせいなのか、訳者が違うせいなのか。大塚勇三さんの訳好きだったんだけどなあ。(っていっても、読んだ感じで、実際、原本にあたった訳ではないです。何語だっけ?スウェーデン?)でも、やさしくて楽しくて社会派です。また実家でピッピとか読み返してみようっと。

  • おもしろ荘の誇り高いマディケン見参!

    川のほとりの赤い屋根のお家、おもしろ荘に住むマディケンとその周囲の人々のお話。私の小さい頃のヒーローはマディケンだった。自分をマディケンに重ねた人は少なくないだろう。

    『おもしろ荘の子どもたち』の続きにあたるこの巻では、おろしたてのサンダルで五月火に行ってひどい目にあったり、新聞にあった「貧乏ゆえの無力さ」を考えたり、父親がいないミイアに対する校長先生の態度に憤慨したり、そこから天敵のミイアと歩み寄ったり、鼻持ちならない町長夫人に腹を立てたり、飛行機乗りを夢見るアッべに飛行機に乗れるチャンスを譲ったり、クリスマス・イブに妹が生まれたり。思ったように行動し、たまに妹に振り回され、社会の暗いところにも彼女なりに目を向けるマディケン。

    隣のきらく荘に住むアッべは、酒浸りの父に変わってクリングラを焼いている、家族思いの優しい少年。マディケンのアッベに対する想いは、小さい頃の憧れのお兄さんという感じで微笑ましい。しかし、アッべが川で溺れ生死の境を彷徨う最大のピンチがやってくる。アッべが溺れる原因になった二ルソンおじさんに手紙をもらって、おじさんの分も祈ることになったマディケンの祈りが素敵だ。大人でもこんな祈りはできないし、マディケンだからできたのだと思う。

    危険視されているリンドクビストさんのエピソードも興味深い。彼を見かけたら子どもは走って逃げるように教えられている。この巻で、リンドクビストさんはリサベットを捕まえ、また赤ちゃんの妹カイサも捕ろうとする。なんとか切り抜けた後のマディケンは、施設に入るリンドクビストさんに嗅ぎタバコを送れないか、と話す。恐怖はそれとして、妻や子を亡くした彼の悲しみを思いやれるマディケン。

    時に失敗することもあるが、マディケンは今でも私のヒーローである。

  • 良質な児童書を子供の頃にもっと触れていたかった。

  • 『おもしろ荘の子どもたち』の続編。貧困など、社会の暗部もこどもの視線で描かれている。小学生が読んだらどういう感想を持つだろう?

  • いいなぁ。

    本当にリンドグレーンはいい。
    みんないい子で、ほっとする。

    ちびっこの時に読んでいたら、どんな感想だったのか知りたいところ。

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著者プロフィール

1907年‐2002年。スウェーデンに生まれる。1944年『ブリット‐マリはただいま幸せ』(徳間書店)で、出版社主催の少女小説コンテストの二等賞を得て、デビュー。以後、児童書の編集者として働きながら数多くの作品を発表しつづけた。1958年には国際アンデルセン賞を受賞。「長くつ下のピッピ」「やかまし村の子どもたち」「名探偵カッレくん」のシリーズや、『ミオよ わたしのミオ』(岩波書店)など、世界中で今も愛されている数々の物語を生み出し、「子どもの本の女王」と呼ばれた。

「2018年 『長くつ下のピッピの本 決定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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