エーミルはいたずらっ子 (岩波少年文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001142105

感想・レビュー・書評

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  • さすがリンドグレーン、いたずらっ子の描写は素晴らしい。子どもたちがのびのびしている。読者ははたから見ていて、客観的な目線でいたずらの様子を観察することもでき、思わず笑ってしまうように楽しむことが出来る。

  • 息子が小学生だった頃、大好きだった物語。この本をきっかけに、息子は、リンドグレーンの大ファンになったのでした。
    そんな思い出深い本を娘と読める幸せをかみしめながらのスタート。

    エーミルは、相変わらず賢くて、優しくて。それが、空回りして、いつも悪戯になってしまうのです。
    息子とは、大笑いしすぎて泣いてしまったのですが、娘とは、何故か、「くすっ」の笑いで終わってしまい、少々、がっかり。
    訳が変わったからなのか、娘とエーミールの相性がそうさせるのか。読書とは、本当に面白いものです。

  • ピッピがはちゃめちゃな女の子なら、その男の子バージョンは間違いなくエーミルでしょうね。
    何を読んでも外れのないリンドグレーンはやはりすごい作家としか言いようがない。
    まわりの大人たちの描かれ方も親として見習わなくてはと思います。(特に母親の愛情の深さ)
    2015年4月19日再読
    最後のところでお母さんが村の人にお金を突っ返すのが今回はジーンときました。

  • エーミルが本当にかわいいんです!!
    いたずらっ子って言っても本人は悪気がないので、いたずらした自覚は全くないのが可笑しい。エーミルに振り回される両親や妹、村の人々の慌てっぷりも。お母さんの深い愛情にホッとします。

  • 「エーミルは、まんまるの青い目に金髪の、天使のような男の子。ところがどっこい、素直な心のままの行動が、数々のごたごたを引き起こしてしまいます。頭をスープ鉢につっこんで抜けなくなったり、景色を見せてやろうと、妹のイーダを旗柱に宙ぶらりんにしたり、すっとんきょうないたずらが、みんなの度肝をぬきます!」

    ・スウェーデンの風景や食べ物がよく描かれている
    ・岩波書店版だと小4ぐらいからが適当。装丁が高学年向きにも見えるので、きちんとした本を読んだ満足感を得ることができる、それでいて読みやすい。
    ・破天荒だけどどこか憎めない主人公。大人は困り顔、お母さんは時々かばってくれる味方。

  • イーダは妹みたいだった。
    エーミルは頭がよかった。

  • 天使のようにかわいいエーミルが引き起こす騒動の日々!

    どこの国でもどの時代でも学校に入る直前の男の子がしでかすいたずらというのは、とんでもないもので、おかしい。鍋に頭を突っ込んで抜けなくなったり、妹を簡単に降ろせないところに上げちゃったり、留守番のはずが祭りに出かけて行方不明になったり。思わずクスリと笑ってしまう。とんでもないエーミルだけど、この本を貫く安心感は、そんなエーミルを絶対に否定しないお母さんにある。

  • 当時の時代背景も感じられる❣️

  • やんちゃぶりがここまでくると見事です。

  • 昔のスウェーデンの田舎、農場での生活。
    エーミルの子どもらしいワガママ、お母さんの思慮深さと愛情、お父さんのユーモラスに語られるケチ加減、木工部屋に閉じ込められるお仕置き、その時つくるおじさん人形‼︎
    もう、全てが魅力に満ち溢れている。アメリカへの移民が背景となる描写など、その当時のスウェーデンの暮らしが伝わってくるのも興味深い。

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著者プロフィール

1907年‐2002年。スウェーデンに生まれる。1944年『ブリット‐マリはただいま幸せ』(徳間書店)で、出版社主催の少女小説コンテストの二等賞を得て、デビュー。以後、児童書の編集者として働きながら数多くの作品を発表しつづけた。1958年には国際アンデルセン賞を受賞。「長くつ下のピッピ」「やかまし村の子どもたち」「名探偵カッレくん」のシリーズや、『ミオよ わたしのミオ』(岩波書店)など、世界中で今も愛されている数々の物語を生み出し、「子どもの本の女王」と呼ばれた。

「2018年 『長くつ下のピッピの本 決定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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