兵士のハーモニカ――ロダーリ童話集 (岩波少年文庫)

制作 : 伊津野 果地  関口 英子 
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001142136

感想・レビュー・書評

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  • おとぎ話を土台にしているので王様がよく出てくる。封建時代。ロダーリらしく、かなり悲惨な環境にいる子供や大人が出て来るが温かい目線が感じられる。ファンタジーに「あふれた海へとこぎだした高層マンション」、ラストの展開が解説でも触れられている通りとても重い「兵士のハーモニカ」が印象に残った。

  • 8/2掲載 新ひだか町三石図書館 新山氏

  • 内容が暗かったりハードなものを立て続けに読んでいたので、心が和むような児童文学が読みたくて。そんな時に図書館で見つけた。
    イタリアの児童文学者ジャンニ・ロダーリの18編からなる短編集。
    表題の兵士のハーモニカは、現実にもあるといいなと思った。そして私も探さなきゃいけない。
    皇帝のギターの最後の一文、「無知な人間にとっての最高の罰は、自分こそだれよりも知識が豊富で優秀である、と思い込ませておくことだ。そうすれば、いつまでも無知から逃れられないのだから」という言葉は胸にズンッときた。

    14鏡からとびだした歯医者さん
    16レオ十世の戴冠式
    17海へこぎだした高層マンション
    この3つは、あんまりよくわからなかった。

    訳者あとがきに書いてある、読者に好きな結末を選ばせる「羊飼いの指輪」と、同時期に活躍したイタロ・カルヴィーノの「マルコヴァルドさんの四季」も読みたいと思う。

    2012年4月26日に新訳で出版され、5月28日に図書館に納められたみたいだが、新品同様でおそらく私が初めて借りた人なんだろうな。

  • イタリアの児童文学界の巨匠・ロダーリの童話集。最初のお話が好きだった。大きくなりたくないけど、人助けの為に少しずつ大きくなってしまいには巨人になっちゃう女の子の話。表題作は、なんともせつない読後感。ささやかな人助けはできても、簡単に世界は救えないんだなー。「はだかの王様」や「ヘンゼルとグレーテル」を捩った作品もあり読み応え抜群。ロダーリは短編の方が魅力的かな。2012/447

  • フェアリーテイル短編集。ロダーリはやっぱりいい。ほどよく現代的なスパイスがあります。読後感がいい本です。

  • 図書館に行ったついでに短期集中読破。児童書は読みやすいので速読の練習にうってつけ。

    どこかで聴いたことがあるような話も交えつつ、結構深い話もあって、予想以上に楽しめました。大きくなるのをやめた女の子の話、兵士のハーモニカが印象に残った。この2つは、ある意味対極?

  • いや、すばらしい!
    まさに現代版おとぎばなし。
    どこかで聞いたことのあるような、でも初めてのおはなしたち。
    イタリアを代表する作家さんだそうな。
    なるほど、どうりでききなれない名前の登場人物ばかり。

    一番好きなのは大きくなるのをやめた女の子のはなし。
    小さいままでいたい。
    結構私にとっては根源的な願いで、それを軽々とやってしまったテレジンがうらやましい。
    でも、彼女は身体の成長をとめるのと同時に心の成長をとめたわけじゃあなかった。
    だから、怒りを、憎しみを、超えることができた。
    うーん、なかなか深い。

    結構どのお話も、さらりと流せないとこがあって、
    でも読みものとしては楽しく、とても完成度が高いように思う。

    印象的だったのは題名の兵士のハーモニカ。
    まさか、そんなラストが待っていようとは。
    年老いてつかれきっていてもあきらめない。
    うーん、私だったらさっさと諦めて家に帰るぞ。
    でも、でもでも、本当に、そんな夢のような世の中にできる力があるのなら・・・・・・、あきらめちゃあ、いけないのかなあ??

    楽しかったの高層マンションのおはなし。
    とっても素敵な想像力。

    「ファンタジーの文法」
    読んでみたくなった。
    わたしでもおはなしつくれるかしら?

  • [図書館]
    読了:2013/3/9

    もっと風刺がきついのかと思ったが、そうでもなかった。
    レオ十世の戴冠式とか、どう考えたらよいものか分からないものもあった。

    「無知な人間にとっての最高の罰は、自分こそ誰よりも知識が豊富で優秀であると思い込ませておくことだ。そうすればいつまでも無知から逃れられないのだから」

  • 可愛らしくて、穏やかで、ちょっとシニカルな童話集…と思って読み進めるといきなり叩きつけられるようにブラックな描写がバンバン出てきて私は再起不能。
    さすがチポリーノの作者。「物語はめでたしめでたしで終わったけど、現実ではそうはいかないよね」とか最後に書くか、普通。この斜に構えた感じがたまらない。

  • ロダーリの短編集

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