こいぬとこねこのおかしな話 (岩波少年文庫 240)

  • 岩波書店 (2017年5月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784001142402

みんなの感想まとめ

この作品は、可愛い子犬と子猫の日常を描いた心温まる物語で、彼らが人間の大人のように様々な挑戦に奮闘する姿がユーモラスに描かれています。チェコの文化や美味しい食べ物、行事が織り交ぜられており、読者は異国...

感想・レビュー・書評

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  • 前作に続きチェコの作家を読む。
    ヨゼフ・チャペックは、カレル・チャペックのお兄さん。
    本作は、チェコでは一家に一冊あると言われるほど、長く読みつがれてきた児童文学の古典だそうだ。
    これも前作のラダ同様、ヨゼフが娘に語り聞かせた物語。
    こいぬとこねこは、人間の大人と同じようにやりたいと思っているが、なかなかできないことから、おもしろさが生まれる。

    チェコの風習や美味しいもの(マザネツ、ヴァノーチカ、コラーチ)なども書かれていて興味深い。
    チェコの子どもたちには生活の一部、身近なおはなしなのでしょう。

  • カレル・チャペックの紀行文に載っていたヨゼフの可愛いイラストに惹かれていました。可愛い子犬と子猫の二人暮らしのお話です。人間をお手本にしてドタバタ頑張っていたり、作者のチャペックさんが登場したり、チェコ特有の行事や食べ物を楽しんだり、もう笑いが止まらない! 
    2匹が焼いたとんでもない「おいわいのケーキ」の話、捨てられたお人形ヤーリンカの話が私のお気に入りです。

  • 弟と一緒に活躍したチェコの作家。
    兄ヨゼフはナチスの収容所を転々として亡くなったという事実を知ったのがつい最近だったので、気になって手に取った。

    身近な友人のイヌ・ネコをよく観察して、親しみ深い登場人物に仕立ててある。著者も時々登場。児童向けだが、自分で読める子どもなら低学年からでも大丈夫かな。ひとりで、親子で、そして大人も楽しめる。チェコの季節の行事にもちょっとだけ詳しくなりますよ。

  • 人間みたいに生活しようとする二匹が可愛いです。「絶対大変なことになるって!!」と思ったら、意外となんとかなってしまうのが面白くて、何回も読み返しています。「犬と猫はこんな家に住んでいて、こんな家具がおいてあって…」と、書いていないことを想像しながら読むのが楽しいです。

  • 次女のお気に入りの本で、小1の頃から何度も読んでる。授業でも好きな本として紹介したことがあるらしく、おもしろいんだなと。まだ読んでいなかった母もついに読んでみた。かわいい。かわいい。こいぬとこねこがふたりで暮らしているなんて、それだけでもうかわいい。床そうじ激しすぎる。カレル・チャペックのお兄さんなのね。戦争の時代に亡くなったそうで。ほんと戦争やめて。訳者さんのあとがきがためになる。低学年から読めるし、長男も読みたがるかな。

  • 優しくて、おかしくて、とびきり可愛いこいぬとこねこの話。チャペックのイラストがやっぱり好きだなあと思う。訳者あとがきのチャペック兄弟についての記述、興味深く読んだ。最初の「こいぬとこねこが床を洗った話」が好き。

  • チャペック兄弟による児童読物。こいぬこねこもどこかぬけてるところがかわいくもある。緩い挿し絵もまた。

  • チェコにも子供の寝かしつけ小話があるようです。ドブロウノツのセリフで終わるおやすみなさいアニメも観たことがあります。全10話のはずがハンガリー帝国からチェコスロバキア共和国として独立した日を祝うため、こいぬとこねこが飾りの旗を集める話が、第二次大戦後、共産主義になると検閲により削除され、全10話に戻ったのは1996年。こいぬとこねこが一軒家にまるで人間のように四季折々の暮らしを営む創造性の高いストーリーに検閲に意味があるのかはともかく検閲されるほど各家庭にあった本だったのでしょうか。

  • ずいぶん昔、チェコ人の友人が「チェコでいちばんゆうめいなキャラクターよ」とくれたのがこいぬとこねこの絵本だった。
    予想もつかない方向へどんどん転がりひろがってゆくお話と、単純なラインで描かれた挿し絵、それは、こどもたちと同じ目線で物事を見つめることのできる大人の見事さだと思う。

  • チェコの古典児童文学だそうだが、とても読み易く、小学校1〜2年生の初めての1人読書にも向いていると思う。程良く異国情緒が効いていて、また「どこの子どもも同じ」という向きの話は相応に、多文化を見るきっかけとしても興味深い。これが新聞で連載されていたというのも良い…日本の新聞も、購読者を増やしたいなら児童文学の連載くらいしてもいいのかもしれない。すごく面白いというのではないが、自然に読める1冊だと思う。

  • カレルの兄・ヨゼフが書いた、子どものための微笑ましいお話し。同居している「こいぬくん」と「こねこさん」の巻き起こす、珍騒動の数々で、どれもくすりとさせられます。読み聞かせると、子どもには喜ばれるだろうなと思いました。

  • 可愛らしい表紙のイラスト通りに
    ステキな小話が揃った絵童話だった。
    この二匹のような関係で暮らせたら、
    掃除も楽しくなるし、失敗も笑い話になって、
    幸せが溢れそうに感じた。

  • 図書館本。読売こども新聞イチオシ100冊から。チェコの作家のお話。超現実の世界。このお話を長女が「面白い」と言ったことが、母として嬉しい。知育としての読書ではなく、情操教育として、豊かな時間を刻むための読書を目指してきたからね。岩波少年少文庫出版。

  • チェコで読み継がれてきた子どもの物語。

    こいぬとこねこの愉快な毎日を描いた作品。10月28日の記念日を祝ったり、聖ミクラーシュに扮したりといったチェコらしいエピソードもある。このお話を書いている「チャペックさん」との話もある。

    巻末の訳者後書きで、チャペックでもカレルではなく、兄のヨゼフだと気付く。挿絵だけではなく、お話も書いていたとは。

  • いぬとねこが助け合いながら暮らす様子が描かれており、思わす笑顔になる内容になっている。

  • 2020.9
    笑う。こいぬとこねこのやりとりがおかしくて。お茶目。あらすじだけで子も笑っていた。わかりやすくて全然古くない。本物のお話だなあと思う。

  • ユーモアもあり、楽しいお話し、いいわ‼️

  • 冒頭の話からコミカルな展開が楽しい子供の本。こいぬとこねこが子供たちと遊んだり、作家のチャペックさん本人が登場して2匹に取材をしたりと、読者である子供たちを作品世界に引き込んで楽しませようという思いが伝わってくるようだった。チェコにもいわゆる「名前の日」があるのですね。

  • 2022年にブックサンタで選んだ本

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00255416

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著者プロフィール

1887年、オーストリア=ハンガリー帝国下のフルノフに生まれ、1945年、ナチス・ドイツのベルゲン・ベルゼン強制収容所に没する。プラハ工芸美術大学で学んだあと、画家、物語作家、エッセイスト、装幀家として活躍する。弟カレルとの「チャペック兄弟」としても、現在に至るまで世界各国で愛され、高い評価を受けている。
邦訳されたおもな著作に、『ヨゼフ・チャペック エッセイ集』(飯島周訳、平凡社、2018)、『こいぬとこねこのおかしな話』(木村有子訳、岩波少年文庫、2017)、『チャペックの本棚 ヨゼフ・チャペックの装丁デザイン』(千野栄一訳、ピエブックス、2003)、『園芸家12カ月』(カレルとの共著、小松太郎訳、中公文庫、1996)など多数がある。

「2019年 『独裁者のブーツ イラストは抵抗する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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