魔法のカクテル (岩波少年文庫)

  • 岩波書店 (2019年10月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (318ページ) / ISBN・EAN: 9784001142495

作品紹介・あらすじ

大晦日の夜,魔術師イルヴィツァーはあせっていた.真夜中までに自然を破壊しなければ,地獄の魔王との契約が果たせないのだ.そこへ魔女が現れて,どんな願いもかなう魔法のカクテルをつくることに.悪だくみを止めようと,猫のマウリツィオとカラスのヤーコプが大奮闘! たっぷりの遊び心と風刺がきいた長編ファンタジー.

感想・レビュー・書評

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  • ミヒャエル・エンデさんの童話ですね。
    ミヒャエル・エンデさん(1929~1995)
    ドイツの児童文学作家。
    訳は、川西芙沙さん(1939年、東京生まれ)翻訳家。

     『モモ』『はてしない物語』で有名なミヒャエル・エンデさんの初読みです。
     登場するのは、魔術師と魔女、猫とカラスの二人(?)と二匹だけです。
     地獄の魔王と契約した魔術師と魔女ですが、景気内容の履行期限が年末に迫り、契約の達成が(すべての悪事)出来ないので、焦ります。契約の達成が出来ないと命がありません!
     一方、二人の悪巧みを見張るために、二人のペットとして近づいた猫とカラスは(じつは最高評議会のスパイ)、何が起きるか見届けようとするが………?

     ファンタジーいっぱいの楽しい物語です。

     魔術師のベエルツェブーブ・イルヴィツァーと魔女のティラニアは、地球の自然を破壊する、どんな願いもかなう魔法のカクテルをつくります。
     ふたりの悪事を止めようと、猫のマウリツィオとカラスのヤーコブが、初めは仲たがいをしますが、協力して大奮闘。
     『ユーモア、風刺、皮肉、高揚、冒険、窮地、魔法、悪魔、信頼、希望、未来への危惧、悲哀、笑い、どんでん返しにハッピーエンド。ともかく、あらゆるものが混ざり合っている。なのに、濁りもせず黒く固まりもせず、この世のどこにもない色を持つ物語のカクテルができあがる。』と、解説であさのあつこさんが語られています。
     まさに、ディズニー映画のような(物語に歌も出てきます)ワクワクドキドキにひたりました(=^ェ^=)
    (この童話は、メメさんのお薦めで読みました。
     メメさん、高揚感が半端でない楽しい物語でした。
      ありがとうございましたp(^-^)q)

     
     

    • メメさん
      ひだまりトマトさん、こんにちは。(*´︶`*)
      ウォルターホッジスの『空とぶ家』に続き、こちらも大好きな一冊です。(エンデの作品の中で、実は...
      ひだまりトマトさん、こんにちは。(*´︶`*)
      ウォルターホッジスの『空とぶ家』に続き、こちらも大好きな一冊です。(エンデの作品の中で、実は私はこの本が一番好きなんです。(笑))展開の面白さが素晴らしいんですよね。(笑)ひだまりトマトさんにも愉しんでいただけて良かったです。
      学研シリーズでは(絶版になっていますが)他にも『ゆかいなどろぼうたち』、『三人のおまわりさん』も愉しくおすすめなんですが、、(*´ω`*)←しつこくなってませんでしょうか?f^_^;また次の機会がありましたら、図書館で探してみられてください〜(*´ω`*)
      (今は娘のピアノ待ちで外で読書中です。そろそろ雲行きがあやしくなってきましたので、この辺りで〜)


      2025/05/09
    • ひだまりトマトさん
      メメさん、こんばんは(*^^*)
      いつもありがとうございます(´ー`).。*・゚゚
      ミヒャエル・エンデさんの童話は楽しいですね♪
      他の本の紹...
      メメさん、こんばんは(*^^*)
      いつもありがとうございます(´ー`).。*・゚゚
      ミヒャエル・エンデさんの童話は楽しいですね♪
      他の本の紹介ありがとうございます(笑)
      図書館で探してみます(=^ェ^=)
      気温が下がっての雨になりますから、気をつけてお帰り下さい(*- -)(*_ _)ペコリ
      良い週末になりますように………(’-’*)♪
      2025/05/09
  • 星をつけるとかそんなのじゃないです、これ。本当にゾッとする。警告します。ホラー苦手な人は読まない方がいいです。ホラー苦手な私が読んでしまった理由は言及しないでください。ただ好奇心で読んでしまっただけなのです……(T ^ T)

    ということで、魔法のカクテル。内容は、魔王からの命令で、明日までに草花を枯らしたり伝染病を流行らせたりしなければ、自分が死んでしまう悪い魔法使いの物語です。うん、こわいね。設定からしてこわいね。なんで読んだのかな。本の内容の記憶だけ消せないかな……。

    なので星はつけません。(*´Д`*)

  • 長くて読めるかな、と不安に思っても、午後5時から真夜中の12時までの時間の経過を表す時計のイラストで細かく区切られているので、気がつくと読み終えてた、といった感じ。

    登場人物の名前が複雑なことを除けば、魔女と魔術師のかけひきは面白く、カラスと猫の会話もかわいく楽しかったです。

    ファンタジー好きの子におすすめ。

    そして、人間社会が抱える問題を動物の視点から皮肉っている点から、大人にもおすすめ。

    カラスのヤーコプの言葉

    「これはおいらのてちゅがくなんだ。なにごとにも最悪の場合を覚悟しておくものさ。そして最悪のことがおこったら、それに対して精いっぱい善処するんだ。」

    人生何が起こるかわからない、と覚悟しているつもりでも、いざとなると冷静に行動できる気がしないので、この言葉をいつも頭の片隅に入れておきたいです。

  • どんな願いも叶う魔法のカクテル、2人の悪事を止めろ!

    『モモ』や『はてしない物語』とは一味違った物語。エンデの言葉の魔術に酔いながら読み進めた。猫とカラスが2人で言い合いながら、魔女と魔法使いの悪事を止めようと知恵を絞る。章ごとの時計の絵を見つつ、間に合うのかどうかハラハラしながら読んだ。終わりよければすべてよし。ハッピーエンド。これこそメルヘン。

  • あの有名な「モモ」「はてしない物語」の作者、ミヒャエル・エンデの作品なので読んでみたいと思った。
    大晦日に読みたい話。
    地球の破壊を阻止するために、猫とカラスが頑張る。
    訳者が良いのか、リズム感のある文章。
    読後感スッキリで楽しかった。

  • 久しぶりにミヒャエル・エンデを読みました。やはりメルヘンの国ドイツだから、すぐにファンタジーの世界に入れるのが素敵です。魔法のカクテルのできあがる時間に間に合わなかったらどうしようとハラハラしました。

  • 数十年ぶりに読んだ。カクテルが出来上がるまでの過程と途中で出てくる幻像、悪夢屋敷の精霊や妖怪たちの革命の様子が、ミヒャエルエンデのファンタジーを読んでるんだなあと思うわくわく感でいっぱいになりました。

  • よく翻訳できたなとびっくりするぐらい、いろんな不思議な言葉が出てきて、そのリズムと遊びに夢中になって読みました。子供のときにこの本に出会ってたら、もっと夢中になっただろうなと思います。
    そして、単に猫好きなせいかもしれないけれど、マウリツィオが可愛くて可愛くて。ざひ、我が家の宮廷恋愛歌手になってほしい!

  • 年末年始によみました。この時期にぴったり!
    わたしはハリーポッターが大好きで、魔法使いってそのイメージだったけど、
    この本の魔法使いはハリーポッターを読む前の魔法使いってこんなんだったなあ!って感じの元祖魔法使い!
    魔法のカクテルとはどんなカクテルなのか
    なぜ大晦日にカクテルを完成させないといけないのか
    この2つの設定が面白さの理由です。
    カクテル作りの場面も原点の魔法ですごくわくわくしました!
    しかもこのお話、魔法使いは主人公じゃありません。
    魔法使いがカクテル作りをしている裏側で、
    本当の主人公が、カクテルの完成を阻止しようと奮闘しているんですよね。
    ふたつの場面の物語が分刻みで進んでいきます!
    楽しく読めました!

  • じつは図書館の殺人で出てきたので、読んでみました。読んでみて、とても楽しかったです。設定がすごくこっていて、まず「ジゴクアクニンジャネンリキュール」ってカクテルの名前がいいし、魔術師や魔女、猫や烏の名前もいい!独特の世界観にあふれた描写が良いなぁと思いました。魔術師と魔女の切羽詰まった展開から始まり、猫と烏の冒険に続き、苦難があり、どんでん返しがある。こんなにワクワクする本はいいですね。まさに終わりよければ、すべてよし。

  • この本で岩波少年文庫から出ているエンデの本は全部読んでしまった。
    再読も楽しいけれど、初読のワクワクって特別だから少し寂しい。
    これからもエンデの本はずっと読んでいく。

  • 「終わりよければ、すべてよし。」

    とうか、綺麗に全てが良い方に終わって
    読後すっきり。

    面白い言葉のオンパレードで、
    きっと子供の時に読んだらわくわくしただろうな。
    声に出して唱えていたかもしれない。

    魔術師と魔女の(本当は逆を願った)願いが深い。

    マウリツィオとヤーコプの友情にほっこり。

    自分の子供に読ませたい。



    「飛ぼうとしたら、おいら、石みたいにストーンと落ちちゃうよ。」

  • ワクワク!楽しく読めた

  • 最後わるもの2人の会話が面白かった。

  • 私はこの本で魔法の使い方を教わったと思っている

  • ミヒャエル・エンデの新作メルヘン(といっても1989に書かれたものだが)。大晦日の夜、悪い魔法使いと悪い魔女が、魔法のカクテルを用いて自然破壊の邪な望みを叶えようとするが、飼い猫(?)と飼いカラス(?)が阻止すべく頑張る物語。猫とカラスの衝突と友情、自己を省みてそこからの成長と、定番ポイントを抑えつつ、しっかり読ませるのは流石エンデ。悪役の魔法使いと魔女もとんでもない悪党なのだが、どこか憎めない描写になっており、全編を通じてユーモアあふれる文体が心和ませる。色々なメッセージが散りばめられているがあえてそこは深読みせず素直に楽しむ作品だと思う。

  • 大晦日。魔法のカクテルの力で災いをもたらそうとする魔術師&魔女のコンビと、彼らの陰謀に立ち向かう猫&カラスのコンビによる舞台劇のようなコメディ。両コンビの会話が楽しく、特に魔術師&魔女の化かしあい&罵りあいにはにやにやしてしまう。猫&カラスの友情もいい。

  • 大晦日の夜に、魔術師の悪だくみを猫とカラスがくいとめるお話。
    魔法のカクテルの効用が変わる期限が刻々と迫ってくるため、魔術師と猫たちの駆け引きに緊張感があって面白かった。アニメとか、舞台にしたら面白そう。
    魔術師の願い事に、人間として、とても皮肉を感じてしまった。

  • エンデのファンタジー。大晦日のお話。まさに今読むべき本。どんな願いもかなう魔法のカクテルをつくろうと悪だくみする魔術師と魔女。ジゴクアクニンジャネンリキュール。それを止めようと大奮闘する猫のマウリツィオとカラスのヤーコプ。
    エンデならではの風刺とこの世界への願いがちりばめられている。欲深い現代の大人には耳が痛いかもしれない。そっち側に加担していないか。それでも悪も結局は善にならざるを得ない結末がとてもハッピーでいい。

  • 魔術師と魔女(悪)、そして猫とカラス(善)。2人×2組の4人が繰り広げる一晩のドタバタファンタジー。ドタバタというと賑やかで楽しい印象を受けるかもしれないが、不穏な空気が漂ったりハラハラする場面があったり、かと思えばユーモアがあったりと、飽きないで読み進められる。
    今作の魅力の一つが、魔術師と魔女が唱える呪文だろう。呪文の言葉とは反対の魔法がかかるという「魔法のカクテル」に向かって、魔術師たちはものすごく良い呪文を唱えるんだが、それに著者エンデの心からの願いが込められている気がする。

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