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Amazon.co.jp ・本 (262ページ) / ISBN・EAN: 9784001142518
作品紹介・あらすじ
小学生のころ、ぼくはおもしろいことに気がついた。どうしてアゲハは同じ道を飛ぶんだろう? 少年はやがて研究者となりチョウの行動のふしぎを解きあかしていく。なぞを追って、世界を知るのはたのしい。動物行動学者が夢中で調べて見たこと感じたことを、失敗談もまじえて子どもたちに語る。【装画・解説=舘野鴻】
感想・レビュー・書評
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学ぶことは、本来楽しいものである。ということを生き生きと語ってくれる本。
小中高のつまらない授業とは全く違う、本物の実験が学べます!
必ず答えがある学校の実験とは異なり、何度も何度も失敗と発見を繰り返しながらも、答えに辿り着かないまま終わる本の中の実験には衝撃を受けました。
チョウには決まった道があるのではないか?という1つの仮説が多岐にわたる実験と、思いもよらぬ発見を生み出していく様は、人間の知りたいという気持ちにどれだけのエネルギーが込められているかということをまざまざと感じさせてくれます。
時に学校に反発しながらも、学ぶことの楽しさを見失わず、自学を続けた著者。
その姿を倣って、自分も知りたいという気持ちを見つけ、育んでいきたいと切に思います。 -
蝶について、分かりやすく科学的にまとめられている類稀な1冊。
「なぜ飛ぶのか」といういわば習性の面で、明快に答えが得られる。
今でも印象深い本の1冊。
小学生なら読めると思うので、いつか娘にも読ませたい。 -
アゲハチョウはなぜその様に飛ぶのか?という疑問から始まった研究。観察、考察、実験、失敗を繰り返し新たな疑問がまた湧いてくる。その過程をこの本ではユーモアを交えて非常にわかりやすく書かれていて、探究心を持ち続ける大切さを教わることができた。
巻末のエッセイも素晴らしくて日高先生の言葉に感銘を受けたので子供の頃にこんな本に出会えてたらよかったのにと思った。
舘野鴻さんの後書きでは面白くて大好きな『うんこ虫を追え』(たくさんのふしぎ)の制作途中であると書かれていたのも楽しく読んだ。 -
動物行動学の本でありながら、どこかミステリのようなワクワク感を伴う本。解説の舘野鴻さんも言う通り、日高先生を主人公とする物語が、内側に展開していく。そして、謎解きを楽しみにしていると、まさかの結末を迎える。それこそが、生物研究のリアリティなのだろう。また、表題作とエッセイのコントラストも良い。45歳の著者と、75歳を過ぎた著者の視点の違いと変わらないところが、寄り添っているように見えた。虫好きの人は勿論、生物の授業がつまらない人にお勧めしたい。ただし、研究の為とはいえ蝶を殺す描写が非常に多いので、注意。
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/769672 -
題名から飛び方とか仕組みの本なのかなと思って読んだが想像とはちょっと違ってた
チョウ道のことは知らなかったのでおもしろかった
うちにもベランダにレモンの木があって、数年前から春にアゲハの芋虫がつくようになったのだけど、屏より背の低いレモンの木にどうやって気がつくんだろう?ととても疑問だったので、そういうチョウ道から見えたか若葉の匂いがしたのかなと読んでてすこし納得できた -
素朴な疑問から生まれる発見が良いのではないかと感じたから選んだ。
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生き物についての不思議を明かしていく子ども心を擽ぐる作品である。
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どうやったら「なぜ」を解き明かせるのか。
「なぜ」から「発見」までの試行錯誤の実験の様子がありありと描かれている。
戦時中という厳しい環境の中でも、「好き」を貫き、担任の先生の「昆虫学をやるからといって虫ばかりを見ていてはだめだよ。まず本を読まなくちゃ。それには国語がいる。この虫は世界のどこにいるんだろう?それには地理がいる。いつから日本にいるんだろう?それには歴史がいる…」という言葉を受け、広く勉強し、「知る」ことを楽しんだ著者を見習いたい。
著者プロフィール
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