モンテ・クリスト伯 上 (岩波少年文庫 503)

  • 岩波書店
3.96
  • (38)
  • (36)
  • (37)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 446
感想 : 37
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001145038

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 無実の罪を着せられた男の復讐物語。岩波文庫から完訳版がかなりの長編で出ていますが、こちらでも十分楽しめました。

  • 古典文学の名作の1つです。
    できれば岩波文庫でしっかり読みたいところではありますが、時間もなかなか取れそうにないので、少年文庫版にて。

    とはいえ、少年文庫でもしっかりとした読み応えのある作品です。

    好青年エドモン・ダンテスが、欲望のままに陥れられ、婚約者を奪われ長く地下牢に閉じ込められるところから物語は始まります。

    獄中で出会った神父から隠し財宝の在り処を聞き、その島の名前から「モンテ・クリスト伯」と名乗り、ローマでアルベールとフランツという2人のフランス青年貴族と親交を深めるところまでが上巻で描かれます。
    中巻からの、物語の展開(壮大な復讐劇?)にも期待が高まります。

  • 岩波文庫から出ている方を読んだ方がいいのかもしれないけど、あんまりグロテスクだとしんどいかと思ったので岩波少年文庫の方を読むことに。
    結果的に登場人物の言い回しや表現が古い作品だけあってなかなか慣れないところがあったのでまずはこっちを読んでおいてよかった。

    無実の罪で囚われたエドモン。何となくで知っていた冒頭もこういうことなのか!となりながら読めた。
    脱獄後、これから復讐が始まっていくのだろうけど今はまだ嵐の前の静けさといった具合。次巻からどうなってくるのか楽しみ。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/722653

    冤罪で投獄されたエドモン・ダンテス。
    長い苦しみの末脱獄に成功し、巨万の富を手に入れ、モンテ・クリスト伯と名を変えて社交界に現れる。
    自分を陥れた者たちへの復讐のために。

    岩波少年文庫版。こちらもおすすめ。
    上・中・下巻になっています。

  • 『巌窟王』というタイトルで、この話をもとにした子供向けの本を読んだこともある人もいるかもしれませんが、ただの冒険活劇としてではなく、心理ドラマとしても読むために、ぜひ原作の『モンテ・クリスト伯』の方を読んでほしい。この本は対象が「中学以上」となっていますが、小学生でも大丈夫。おもしろく読めるでしょう。
    (Z会『ほんとうの「国語力」が身につく教科書』より紹介)

    「陰謀によって無実の罪で囚われた青年は、14年後に脱獄し、モンテ・クリスト伯と名をかえます。自分をおとしいえれた人達の運命を操り、復讐を遂げていく主人公。『巌窟王』のタイトルでも知られる、スリリングで壮大なロマンです。」

    アレクサンドル・デュマ(1802年~1870年)
    フランス生まれ。作家。『モンテ・クリスト伯』は当時の新聞に連載されて大人気を博した。そのほかの代表作として、『三銃士』がある。

  • "「ねえ」と、伯爵夫人はいった。「バイロンはわたくしに、自分は吸血鬼はいると信じているといいましたわ。自分でも見たといって、その顔を説明してくれましたわ。それがまったくあの方とおんなじなのです。あの黒い髪、あのふしぎな炎で燃えているような目、あのすさまじいまでの青白さ。それに、いっしょにいる女の人がまた、ふつうの女の人じゃありませんのよ。ギリシアの女……きっと、あの方とおなじに魔法使いの女かもしれませんわ」" P.329

    作品解説によれば、二年間、新聞紙上で連載された作品だそうで、連載が途切れると騒ぎになるほどの人気を博したそうである。
    なるほど、随分と悠長な復讐物語であると思えば、そういう事情であったか。連載による物語の歪みというものは実在するもので、冒頭から連載モードへの移行がはっきり分かる例もある。

    さておき、当時の人が続きを待ち望んだ理由は理解できる。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/722653

  • 面白かった。
    感想はまとめて下巻に。

  • ロビンソン・クルーソー読んだ時並にわくわくした
    もっと早く読めばよかった
    作中"日本の陶器"って出てきたのがなんか嬉しかった
    続きも早く読みたい

全37件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1802-70。フランスを代表する小説家・劇作家。生涯に長短合わせて250篇あまりの作品を書いたとされる。主な作品に『コルシカの兄弟』『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』『三銃士』『ブラジュロンヌ子爵(鉄仮面)』『ダルタニャン物語』『王妃マルゴ』『王妃の首飾り』など。

「2016年 『ボルジア家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

アレクサンドル・デュマの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×