古事記物語 (岩波少年文庫 508)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001145083

感想・レビュー・書評

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  • 知ってる話が結構あった

  • 最初の神々のクズさ爆発してて、しかも何やるにしても新しい神が生まれてくるっていう物語が大好きだったのに、中盤以降は史実を元にした誇張ぽくてなんだか退屈だったかな。

  • 最後の方は殺したり殺されたりがひたすら書かれていました。
    神から人間になっていくにつれてどんどん欲が出てくるのかなあと思いました。

  • ■伊藤忠099
    #古事記物語
    #1階本棚
    #小学高学年から

    ■出版社からの内容紹介
    スサノオノミコトの大蛇退治,イナバの白ウサギ,海幸と山幸など,日本民族のいぶきを伝える有名な神話が楽しく大らかに語られる.

    #292ページ
    #伊藤忠寄贈図書

  • 日本最古とされる書物・古事記を中高生向けに翻案した本だが、原著の泥臭い(う●こ臭い?)部分も隠さず訳していて好感が持てた。神話として綺麗すぎる形にはまとめていないので、帰って若年層も親しみを持てるのでは。「中学以上」向けとなっているが、ある程度読書慣れしていれば小学中学年くらいでも読めそう。ただ、「悪者」という表現について、成立背景的に「天皇に従わない強者」「天皇の力の及んでいない土地の支配者」に過ぎないという点に、あとがきでも触れていないのが残念。

  • この作品は高校生にお勧めしたい。高校生になると自国のことだけではなく世界に目を向けてその歴史を詳しく知ることになると思う他、古事記を選んだ理由は必ず授業内で扱うことになるような有名な作品であり授業と紐づけて読むことが出来るなと考えたからである。

  • この本を読むことで、日本の文化や歴史などについてよりよく理解することができると思うため、おすすめする。

  • 思ったより読みやすい。1957年の作品とは。
    断片しか知らなかった話がこのようなかたちであれ、やっと通して読めた。
    神話らしいダイナミズムがあり、思いもかけない展開があり、ときに人情と道理が示される。

    物語の特徴
    ・動物と人間がほぼ対等
    ・神様といえダメなやつが目立つ
    ・生と死がありふれている
    ・死後の世界が身近

  • 児童書だから最後まで読めたのだろう。

    生と死,愛情と残酷さ,賢さと狡さ,何とも人間らしさが詰まった物語。このような物語があり,それを伝えている日本に驚く。

    神功皇后は九州福岡にエピソードが多く,関連する神社も多い。

  • 元々が読みやすいとはいえないものなので仕方が無いと思うがやっぱり心から面白かった!とはいえなかった。まずは名前の長さと意味のわからなさでくじけそうになり、登場人物の多さでまたくじける。カナは漢字にルビを振った方が理解しやすいかと思った。けれども、相当に読みやすくはなっているのだと思う。現代の子どもたちの倫理観としてこの結婚?の多さとか、兄弟での争いとかは受入れられるのだろうか。昔話として天の岩戸とかイザナギイザナミ、海幸山幸、天皇の寿命の長さなんかを基礎知識として知っていないと楽しめないものなのかなと思った。文体の美しさとかはよくわからないのだけど、読みにくいものではなかったので、次へのステップとして使える子は使えるのかなと。私にはその素養は無いらしく、ギリシア神話なんかを読むときと同じ壁を感じる。

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著者プロフィール

1918-79。福岡県生まれ。54年、長編『草の花』により作家としての地位を確立。『ゴーギャンの世界』で毎日出版文化賞、『死の鳥』で日本文学大賞を受賞。著書に『風土』『冥府』『廃市』『海市』他多数。

「2015年 『日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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