農場にくらして (岩波少年文庫 (511))

制作 : 上条 由美子  松野 正子 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 49
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (435ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001145113

感想・レビュー・書評

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  • 農場、牧草地での生活、体験してみたかったわ

  • 想像を超えた、農場の暮らしが、非常に細やかに描かれている。例えば、料理をすること、が、飼っているブタを殺すところから始まる、そういったリアル。
    神聖で、美しくて、無限で、読み終えた時に都会が息苦しくなることは請け合いです。

  • 英国、たぶんダービシャーの、歴史ある自立農の家を舞台に、農場の四季を幼い娘の視点から書く。
    大きな森の小さな家を、もっとファンタジックかつ冗長にした感じ。
    ターシャ・テューダーの頭の中もこんなんなんだろうかなぁ。

    江戸後期とか、昭和初期までくらいで、日本を舞台にこんなふうな話がないかなぁ。夢中で読むのに。

  • 何とも素朴でおちついた風情のある、あたたかな作品。
    原題は「カントリー・チャイルド“The Country Child”」。イギリスの丘陵地帯にある農場で少女時代を過ごしたスーザンのお話は、作者アトリーの自伝的要素が強いといわれている。
    代表作として名高い「時の旅人」の背景も感じとれる一方、そうした綿密に構成された作品とは趣が異なり、かつての暮らしと密やかな思い出を採り出しては、ひとつひとつ丹精に綴っていったような味わいがある。
    4マイルもある道のりを、一人で深い森を抜けて、学校まで通わなければならなかったり、厳しい自然と生活に伴う仕事に日々向き合う昔の農場暮らし。
    質実ながら愛情にあふれた家族に囲まれ、しかし、心密かに古い家屋や置物、周りの木々や草花、石や動物たち、空や風、月とも語らい、友としていたスーザンのかけがいのない豊かさが、畏怖と共に淡々と細やかに伝わってくる。
    イギリスの田舎の自然と風物が四季おりおり、食事や草花の描写などと、丹念に描かれており、大仰なドラマはなくとも、ほほえましいエピソード(母親に友達を呼んできてもいいと言われ、学校中の女の子を50人も連れてきててんやわんやになったり…)なども織り込まれた、実に英国的で魅力的な佳品だと思う。

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