大草原の小さな町―ローラ物語〈2〉 (岩波少年文庫)

制作 : ガース・ウィリアムズ  Laura Ingalls Wilder  谷口 由美子 
  • 岩波書店
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レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001145168

感想・レビュー・書評

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  • 私の愛読書の中の愛読書!

    元気が無いときは、シリーズの
    クリスマスのところだけをどんどん読むだけで、
    結構復活出来ますです。
    (それで駄目なら『放浪記』を読みながら
    現状に浸って楽しむべし)

    テレビシリーズが好きだった人も、
    この「大草原の小さな家」シリーズが、
    実はローラが主人公と言うお話でいえば全八冊ある、
    と言うことをご存じないことも。
    (旦那様のアルマンゾの幼いころが舞台の作品が一冊ある)

    そのシリーズがあるとご存知の方も
    テレビシリーズは後半原作と全然違うことを
    ご存じないことも。

    猩紅熱で、失明してしまった姉メアリ、
    ある時オルデン牧師から盲人の為の大学があると聞いた時から、
    ローラ一家の願いは、
    メアリをその大学に行かせてあげたい!と言う気持ちに…。

    今回のこの本では、ローラは14歳、
    お針子として仕事をし自分ではじめてお金を稼ぎます。

    そしてそのお金をそっくりそのまま、
    メアリの大学資金にしてほしい、と両親に渡すところ、
    後日メアリから…のところで毎回グッときてしまいます。

    あの、ネリー・オルソンとまさかの再会!

    わりと積極的に嫌味を言ったり、喧嘩をしたり、

    こういう良い子ちゃんってばかりじゃないところが
    人間味があるというか、なんだかほっとして
    嬉しくなる。

    未来の夫、アルマンゾとの、
    なにか、予感させるシーンも色々登場し、
    あああ、何度読んでも、面白い!

  •  古い鈴木哲子さん訳(1957年)と読み比べてみた。メリー→メアリ,父ちゃん・母ちゃん→とうさん・かあさん,ほか,言葉使いなどもこちらの方が違和感なく読めた。が,詩歌の訳は鈴木哲子訳の方が全体的に良かったと思う。
     『テニソン詩集』の「ハスをたべる人びと」の意味(何もせずぐうたらしている人々)が解説してあって良かった。また巻末に当時のデ・スメットの地図があるのも良かった。

  • 小さな女の子だったローラがぐんぐん成長していく姿がいとおしい。
    裕福ではなくても、インガルス家のように心豊かに暮らしていくことはできるのだよな。

  • ローラ思春期真っ只中‼︎
    おしゃれに興味をもったり、
    髪型を気にしてみたりしつつ
    アルマンゾから粉かけられてもわかんなーいしたり、
    前半しか読んでなかった自分には新鮮すぎる
    若いローラ!
    好きだった日々の丹念な描写は減るけど
    このいい子ちゃんめがどうなるか、
    続きが気になる感じはさすが。
    そして訳者後書きでpa&maについてようやく触れられてあり。
    わざわざこの前調べたのに…
    そして父のスーパーマンっぷりに、逆に父の話が知りたくなる

  • 長く厳しい冬が終わり、本格的に町が形作られ、住民たちが纏まっていく様子と
    メアリが大学に行ったり、ローラが町で働いたり教師の免状を取ったり
    インガルス一家のカタチがだんだん変化していく時期が描かれている。
    前作に比べると平穏な印象を受けるが
    ローラにとって因縁のライバル(笑)ネリー・オルソンが引っ越してきたことで
    楽しかったはずの学校生活が引っ掻き回される。
    ネリーのKYさはなんというか国宝級(笑)。わざとやってんだろってなくらい。
    現代でもこういう傍迷惑なタイプ居るよね(笑)。
    そういう子は昔も今も変わらず存在するんだなぁ、と変なところで感心してしまった。
    そしてワイルダー先生(確かアルマンゾの上のお姉さんだっけか)、
    簡単にネリーに丸め込まれ過ぎ(笑)。
    『農場の少年』を読んだときの印象と違わなかったのは流石だけど。
    独立記念日に突如降りてきた考えはローラを急速に大人にしたと思う。
    このときたった15歳のローラは、今現在のあたしよりもよっぽど大人だ。

    この話の中盤辺りから、チラチラとアルマンゾがローラにモーションをかけてくる。
    名刺の交換の場面など、まだまだ初々しくて微笑ましい。
    それまでのふたりの成長過程を読んできているから余計にそう思うのかな。
    読者の立場としては、ネリーがアルマンゾを狙ってることを知っているから
    それも含めてニヤニヤしてしまった(笑)。

  • 「長い冬」に比べると、楽しさとローラの人間らしい感情が、感じられて、よかった。

    長い冬の時は、ローラがものわかりが良すぎたから。

    そして、続きよみたくなった。

  • 猛吹雪で家に閉ざされてしまった長い冬を越し、そのまま町で暮らすローラたちに春がやってきた。

    p21のメアリの述懐が深遠だ。
    -----
    「ほんとうはいい子なんかじゃないのよ」「そうなりたいと努力しているだけ。でも、あたしだってときどき、すごく反抗的で、いじわるな気持ちになるのよ。それがあんたにわかったら、そして、あんたがあたしの本当の姿を見たら、あたしみたいになりたいなんて、思わないでしょうよ」
    (略)
    「あんたがなぜあたしをたたきたいと思ったか、わかるわ。それはね、あたしが見せびらかしていたからよ。ほんとうはいい子でなんかいたくないのに、自分で自分に、いい子のところを見せびらかして、かっこをつけて、得意になっていたの。」
    (略)
    「あたしたちって、みんなどうしようもなく性悪で、悪になびきやすいものなのよ」
    -----
    メアリ、その若さで人間の愚かさに気づき、見つめているとは…
    思慮深い娘だと恐れ入りました。

    独立記念日のローラの台詞も素晴らしい。
    「…あたしがもう少しおとなになったら、とうさんとかあさんは、あたしにああしろ、こうしろと命令しなくなるだろう。そうなったら、あたしに命令する権利を持つ人はだれもいなくなる。だから、あたしは自分で自分をいい人間にしなければならない」
    そう考えると、ローラは心の中がぱあっと明るくなったような気がした。これが自由ということの意味なのだ。自由であるためには、いい人間でいなければならないのだ。

    メアリもローラも、こんなふうに素晴らしい成長ぶりを見せてくれる。
    メアリは大学に行き、ローラは学習発表会で見事な発表を行い、教員免許状を得る。先生としてお呼びもかかった。

    信仰復興集会の帰り道、アルマンゾがローラを送っていく。集会が続く1週間の間、毎日。両親とともに帰るのだけど、ローラはアルマンゾと並んで帰る。こうして恋が芽生えてはぐくまれたのだなぁ。青春だなぁ。

  • 小3で手に取り、”小さな家”のメアリがメリーになっていたことに衝撃を覚え、母に変だと訴えていた。笑

    町の発展と共に、ローラが成長(というか確実に大人の階段を駆け上がっている)していくのがわかる。子供の頃好きだったのはワイルダー先生との学校での対決。今思うと、小姑との開戦?だけど、確実に私のコアになっているエピソードだと思う。

  • 長い冬を越えて、明るい1年半を描く物語。
    そしてローラがどんどん大人になっていく。
    時代が違うこともありますが、まだ15歳なのに彼女の自立の精神はすばらしい。
    また、学校の話が愉快。思春期を謳歌しています。

  • ローラ物語「長い冬」が終わってからローラが教師になるまでの話。アルマンゾがなにげに出てくる。

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