宝島 (岩波少年文庫)

制作 : Robert Louis Stevenson  海保 眞夫 
  • 岩波書店 (2000年10月18日発売)
3.81
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  • 30レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001145281

作品紹介

ジム少年は、トレローニさんや医者のリヴシー先生とともに、フリント船長が埋めた莫大な財宝を探しに出帆した。が、船のコックとして乗り組んだ一本足の海賊シルヴァーがおそろしい陰謀を企んでいた…。海洋冒険小説の名作。

宝島 (岩波少年文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 中学男子が「男のロマンを感じる本読みたい」と言うので岩波少年文庫で読んでみました。死人の箱には十五人 ラム酒をひとびん、ヨーホーホー・・・。ジム少年、荒くれ者の海賊達にまじって宝捜しの旅へ・・・。よかったです。私も中学生の頃読みたかったなあ。中高時代の読書量の不十分さをちょっと後悔してます。

  • 読む時期が違ったなぁ。
    大人の私にはもう遅かった。

  • 171

    2016年では51冊

  • こちら、「ロビンソン・クルーソー」の書評エントリーにも書いたように、KiKi の子供時代には「男の子の必読本」みたいな位置づけの物語でした。  正直なところ、この「宝島」や「ロビンソン・クルーソー」あたりが宮崎駿氏の推薦リストに載っているということ自体がある意味で「時代」を感じさせるような気がしないでもありません。  イマドキの子供たち(特に男の子)はこの2作品を読んでいたりするのかなぁ??  KiKi であってさえ、この2冊に関しては「元祖 海洋冒険小説」というような捉え方をしているところがあったりするぐらいですから、イマドキの子供たちにしてみればもっともっと「古臭い物語」という印象があっても不思議じゃないような気がします。

    そしてね、読了してみて感じるのは昨今の刺激に満ちた「アドベンチャーもの」と比べるとどことはなしに地味な気がしないでもない・・・・。  決して物語としての起伏がないわけじゃないし、面白いんだけどそこかしこに感じるこの「地味」という感想の根っこにあるのは何なのかしら?  色々考えてみて、思い当たったポイントがあるのでそのお話をしてみたいと思います。

      

    この物語、構造としては宝島探検に出かけた際の顛末を当時は少年だったジム・ホーキンズの回想という形をとっています。  回想だから仕方ないのかもしれないし、ある意味ではジムさんの「自己肯定」の当然の成り行きなのかもしれないけれど、ジム少年の向こう見ずな行動(別の言い方をすれば「冒険」)の話を始める際に、必ずと言っていいほど出てくるのが以下のような趣旨のフレーズです。



    私の選択は無謀であったが結果的にそれが私たちの幸運を招くことになったのだ。


    こういう前置きがあっての冒険だから、読者はある意味で「結果オーライ」であることを知ったうえでジム少年の冒険を読むことになるんですよね。  これって「刺激的に過ぎる」ことを避けるある種の節度でもあるとは思うんだけど、やっぱり冒険ものに「ハラハラ・ドキドキ」は必要不可欠な興奮状態であるとも言えるわけで、もっと刺激の強いものにさらされている現代人にはちょっとお節介に過ぎる印象を残しちゃうんだと思うんですよ。

    そもそもが「回想」だからジム少年がこの冒険で生き残ることは明白なわけで、敢えて話を始める前に「結果的に彼の選択が幸運を呼び寄せることになった」ことを言わなくなってストーリーの中でわかればそれで十分とも言えると思うんです。  で、こんな前置きがあっての「海そのものや海賊との死闘」やら「捕虜生活」の話はどうしてもどこか緊張感に欠けちゃうんですよね~。

    もちろんそれを補って余りある(と言ってもその余りはわずかなんだけど ^^;)ストーリーは用意されているんだけど、それでも・・・・・と思ってしまうのは、やっぱり KiKi がハリウッド的な刺激に馴らされちゃっている証左なのかもしれませんが・・・・・・ ^^;

    この物語の中で KiKi にとって一番ハラハラ・ドキドキだったのは、宝島に到着してからの本格的な海賊たちとの争いの場面ではなく、ベンボー提督亭(ジム・ホーキンズのお父さんが営む酒場兼宿屋)で起こる一連の事件の部分で、どう贔屓目に見ても「荒くれ者」としか見えない宿泊客ビリー・ボーンズ(老海賊)が得体の知れない「一本足の船乗り」や「黒犬と呼ばれる男」の出現を警戒している場面です。  この部分に関しては上記のような余計な注釈がない分、そしてジム少年が「よく分からないうちに巻き込まれちゃった」状態だっただけに、ある種の緊張感が溢れていて KiKi を物語世界にグイグイと引き込んでいってくれました。

    それにしてもこの物語の悪役、ジョン・シルバーという男は実に難解な男です。  現代的な「理性」みたいなものはまったく持ち合わせていない割には、まるで二重スパイさながらの立ち位置の変更をあっという間に成し遂げるし、凶悪な表情を見せたと思うとやけに人当たりの良い普通の人っぽい表情も見せ、窮地に陥ると結構頭の回転は早くなるし、魅力的と言えば魅力的、醜悪と言えば醜悪な人物だと感じます。  ま、あんまりお友達にはなりたくないタイプですけどね♪



    さて、最後に・・・・  この本の宮崎駿さんの推薦文は以下のとおりです。



    この本をもとに、どれほどたくさんの宝探しの物語、映画、マンガ、ゲームが作られたことか。  宝物もありとあらゆるものが考えられました。  沈没船の金貨の山、大判小判がギッシリつまった瓶、握りこぶし位のダイヤモンドや宝石、黄金の王冠から魔法の珠や剣、その他・・・・・。  宝のありかを記した地図も形を変えて今でもしょっちゅう使われています。
    どうして人は宝物が好きなのかということはさておき、この本は本当におもしろいのです。  読んで損はないと思います。  何しろおおもとの本なのですから。

  • 読書会の本です。今回は、古典を読むと言うことで、この「宝島」。みんなで、いろんな訳を読んでみて、訳によって、シルバーの印象が変わってくることを実感しました。
    それにしても、主人公のジムは無鉄砲で、結果オーライという話の進め方が、アバウトでいいですねぇ。それに海賊の宝物横取りして、それで出世していくなんていう設定はもしかすると、当時の大英帝国への批判をほのめかしていたのかもしれません。と、これは深読みのしすぎでしょうね。

  • イギリスの港町で老海賊ビリー・ボーンズが亡くなり、荷物が残されます。宿屋の息子ジム・ホーキンズ少年が荷物を開けてみると、そこには財宝のありかをしめした島の地図がありました。地元の名士トレローニと医者のリヴィシー先生は船を用意して宝探しに出かけることになり、そこにジム少年も加わります。ところが乗り組み員のなかに裏切るものが現れ、敵と味方に分かれての激戦を繰り返しながら宝探しをする・・・これがおなじみの冒険小説『宝島』のストーリーです。
    ジム少年の勇敢な戦いもさることながら、料理番として船に乗り込んだ片足の海賊ジョン・シルバーがこの物語に深みを与えています。作家のスティーブンスンは当初この物語を「船の料理番」というタイトルにしていたそうです。また宝島に住んでいたベン・ガンもなかなか味があります。
    宝のありかを示した地図! いつの時代もこの手の話には胸がおどります。
    1881年から1882年にかけて書かれた小説です。
    作家のスティーブンスンは『ジキル博士とハイド氏』の作者でもあります。

  • 夜に読んですっごく怖かったのを覚えている
    でもわくわくしたと思う。スティーブンソンは夜によんだらだめだよね

  • 宝の地図を手に少年は船に乗り込む。
    船乗り、海賊 冒険に溢れた名著

  • 大人になって今更という感もあるが。
    主人公ジムは、ひょんなことから宝探しへ。船の樽の中で、船を乗っ取ろうというシルヴァーの陰謀を聞いてしまう。裏切り者は誰なのか?手に汗握る展開が続く。
    ラスト、シルヴァーと分かりあい、宝を見つけたところで大冒険は終わりを告げる。色あせない名作。

  • その名の通り、ある島に隠された宝をめぐる冒険小説。片足の海賊シルヴァー船長(あだ名「バーベキュー」)で有名ですが、主人公の少年ジムがかっこいい。

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