タイムマシン (岩波少年文庫 530)

  • 岩波書店 (2000年11月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784001145304

みんなの感想まとめ

未来の人類社会を描いたこの作品は、時間旅行者が目撃する衰退した文明の姿を通じて、機械文明の行く末や知性の本質について考えさせられます。地上には上流階級のエロイ、地下には労働階級のモーロックが住むという...

感想・レビュー・書評

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  • 人類の黄昏。時間旅行者が跳躍した未来には,地上に上流階級エロイ,地下に労働階級モーロックが住む。地上は偽りの楽園。人類が衰退した社会は悲惨。マッチの火で戦うのは心許ない。ウィーナの花が印象的。

  • 1895年作品(約130年前)
    イギリス人作家、ウェルズの代表作

    こちらの話は、前回のジュール・ヴェルヌの臨場感ある体験と違って、発明家TTの体験談を、数人の友人が聞いているという形である
    176ページと短い

    舞台は19世紀末のイギリス
    TTは時間の中を移動する機械を考え、その機械に自分が乗ってみるという

    次の夕食会
    TTが行った先は、西暦802701年の世界
    未来人は男女の差がない
    地上人はエロイと言い、軟弱
    地下人はモーロックと言い、機械的な生活をしていた
    タイムマシンが盗まれるが取り戻し、戻ってこれたと言う
    同席した人達は信じられなかった…
    とまだ続く

    考えてみれば、たとえAIが発展したとしても、人間自体が知能を向上し続けるのかどうか疑問である
    退化する可能性も十分ある
    ウェルズは、その「退化」の方を選んだ

    本当に面白いことを考えるな
    まっさらな文明からどうなるのか?
    戦いは起こるのか?
    TTはその先どうなったのか?
    書いていないことを想像するだけで楽しかった

  • 中学生くらいのころから、SFを好んで読んできましたが、ハインラインの作品ばかり読んでいたのでこちらには今まで触れず。軽快な台詞回しを好む私としては、TTによる1人語りで進むスタイルは物足りなく感じてはしまいましたが、提示されているテーマと着想は今の子供たち相手にも色褪せないものと思います。
    機械文明はどこまで続くのか。知性は何によって保たれるのか。そもそも、知性とはそんなに尊いものなのか?立ち上がり崩れていく文明の中で、僕らは一生をどう使うべきなのでしょうか。

    とはいえ、SF初心者に渡すには難易度が高い気がするし、かといって読み慣れた後だと物語の深さが無いように感じちゃうんじゃ無いかなと心配。SFの古典として、こういう作品があるんだよ〜と紹介する…という渡し方になるかなあ。古い作品であることは否めないですよねぇ。

  • 訳者あとがきを読むと
    1895年に出版したとの事
    科学にうとい私としては、現在の自分の知識ですら
    時間の概念やらうんぬんがわからない
    それを昔に理解してる事が素晴らしい
    もう一度科学数学学び直しです。

  • 1895年にイギリスで発表された古典SF。
    タイムマシンで西暦80万2701年に行ってきたというお話。
    はたして、平和や安全を求めていた人類は、遠い未来ではどうなっているのか?
    哲学的な考察もあり、岩波少年文庫に入っているとはいえ、必ずしも子ども向きの話ではありません。
    ともあれ、短めのお話なので、気軽に読めました。

  • 4-00-114530-8
    C8397¥640E.

    タイムマシン
    岩波少年文庫530.
    2000年11月17日 第1刷発行

    訳者:金原瑞人(かねはら みずと)
    (作:H・G・ウエルズ.)
    発行所:株式会社岩波書店
    NDC:933  

    作者さんについてはメモへ

    手にした理由
    たまーに、SFってものにも挑戦してみようかと‥。
    (どうもSFは苦手意識が先に立ちますw)
    訳者も好きな人だったので。

    表紙のカバーにも、本体の表紙にも ウエルズ氏の名前がありますが、奥付は訳者さんの名前だけ。訳者さんも本にとっては重要でしょうけど、作った人の名前が記載されていないのって、どういうことでしょう?何か出版業界のお約束でもあるんでしょうか?

    目次
    1 TT(時間旅行者)
    2 一週間後
    3 未来の白いスフィンクス
    4 西暦八十万二千七百一年の世界
    5 未来世界の謎
    6 エロイとモーロック
    7 恐ろしい結論
    8 サウス・ケンジントン博物館
    9 森での戦い
    10 タイムマシン脱出
    11 さらに未来へ
    12 作り話?
    エピローグ ウィーナの花
    訳者あとがき

    カバー画:建石修志(たていし しゅうじ)
    ----------

    序文は無い。
    舞台と時代の説明が数行あって物語が始まる。
    好きな訳者さんだったので、つい「訳者あとがき」に目が行く。まだ読んじゃだめだよね~って思いながらチラっと「すごく面白いらしい」匂いがして、もしかしたらSFが読めるかもしれない‥?
    少しまとまった時間を作って読む事にする。
    ---------------
    読んだわ。一通り読み終わったわ。
    こりゃ~怖いわね。 1890年代に書かれたんだから‥。
    途中一か所、「えぇ?そうなの?」ってのがあった。
    地上人と地下人に分かれた世界で、最初、地常人たちと遭遇しその世界を観察するのだけれど、84ページ 「例えば、火葬場も墓地もない・・・」19世紀末のイギリス(最初に舞台設定の説明にあった)にそれはあったのだろうか?墓地はあっただろう。イギリスはキリスト教が多いし、敎会に隣接して墓地があるみたいだけど、火葬場ってあるんでしょうか?風習として土葬のような気もします。ヨーロッパで伝染病が流行った後、火葬の習慣ができたのでしょうか?
    しらべてみたら、火葬場は1904年に創業を開始しているそうです。
    この作品は最初1895年に世に出たので、(実際の火葬場ができる前ではあったけれど当時、それを知っていたのかもしれない)ん~なるほど。

    作品の中で、TTは戻ってこないまま終わっているので、もしかしたら、ある日突然間の前にタイムマシンが現れるかもね。
    一往復、(もしくは片道でもOK)できるとしたら、過去に行きたいかな?未来へ行きたいかな…。
    中学生以上対象の本を、やっと読み終わりました。

    本の半分くらいから、どのような着地になるのかと想像がつかなかった。残り少なくなってからは、終わりが全く分からないままハラハラしていたけれど。この着地なのね。

    TTは、一旦戻った時には、肉を目いっぱい食べていたけれど、地上人は牛(家畜化されたヒト族)のような気もしてて‥。

  • とても有名なお話ですが、今回初めて読みました。
    読み終わった時は、なんとも言えない気持ちになりました。

    想像していたのは、ドラえもんで見るようなドキドキハラハラ!愉快な冒険ファンタジーを想像していたのでとても衝撃的でした。本当に怖い、でも続きが気になってしょうがなくて、猛烈な勢いで読めました。

    後味がなんだかすっとしない、背筋がひやりとなるような展開でしたが、とても面白かったです。

  • 車も飛行機も特別な時代にこの本ができたのは衝撃的だった。そして、今も昔も大きなところでそう変わりないのかとも。壮大な時間のスケールの物語。出会えてよかった。

  • 学校の朝の読書時間用に購入。
    ※購入後に気づいたのですが、裏表紙に対象年齢が記載されています。(こちらの本の対象は中学生)

    ドラえもん、スター・ウォーズシリーズ、ほかSF好きな小3の我が子は今のところは楽しく読み進めているようです。怖くなったら読むのをやめるように伝えてありますが、未来の食糧問題についても予備知識があるので大丈夫そうな反応でした。

  • 小学生のころ読んではまった。とにかく面白かった。今読んだらあの頃と同じように楽しめないかもしれない。そういう1冊。

  • 前にも読んだかもな。

  • SF小説元祖ウェルズの作品。基礎英語1に登場したので読んでみた。今までSFを読み切ったことがないくらい興味のないジャンルだが、主軸の所をかいつまみながら読破。外国の人と話す時の共通項になるかな?と。昔、理系の人はこういう小説を好んでいたことを思い出す。西暦八十万二千七百一年の世界。現在に戻れるのか、ハラハラした。

  • なんでもたやすくできるということは、損なのかもしれない。


    人口が多くも少なくもなくバランスが取れている時代においては、子どもが増えるということは害悪で、けっしてよろこばれるものではない。


    われわれは自然の法則を忘れがちだ。つまりわれわれの知性は、変化と危険と困難があってこそ、すぐれたものとなるということだ。

  • 続きが読みたくなる一冊。
    今の世界の物理(超弦理論の最先端まで)や気候危機の状況もウェルズが知っていたとしたら、どんな本を書くのだろう、とワクワクしてしまう。

  • 1985年に書かれたことがすごい。
    内容も、「発展」や「進歩」観の示唆に富んでいて練られたもののように感じた

  • タイムマシンで未来へ。そこは想像していなかった残酷な世界。このままいったらもしかしたら…。想像力ってすごいなあ。読む側を圧倒し問いかけ続けるSF物語。おい人間、大丈夫か。

  • タイムマシンがあったら、ぜひ平安時代に行ってみたいです。この本を読めばタイムマシンに乗った気持ちになれ、今を忘れることができますね。

  • 【あらすじ】
    19世紀末のイギリス。タイムマシンの発明家が、友人たちを前にして信じられない体験を語り始めた。
    80万年後の世界では、人類は「地上人」と「地下人」に二分されているというのだ…。

  • 未来人はエロイという

  • 1895年に発表されたSFの古典。80万年後の未来を描いた著者の想像力には驚かされるとともに、今の現代社会にも通じる風刺が描かれていて大変関心した。

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著者プロフィール

(かねはら・みずひと)
岡山市生まれ。法政大学名誉教授。翻訳家。ヤングアダルト小説をはじめ、海外文学作品の紹介者として不動の人気を誇る。著書・訳書多数。

「2026年 『バッファロー・ドリーマー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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