タイムマシン (岩波少年文庫 530)

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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001145304

感想・レビュー・書評

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  • とても有名なお話ですが、今回初めて読みました。
    読み終わった時は、なんとも言えない気持ちになりました。

    想像していたのは、ドラえもんで見るようなドキドキハラハラ!愉快な冒険ファンタジーを想像していたのでとても衝撃的でした。本当に怖い、でも続きが気になってしょうがなくて、猛烈な勢いで読めました。

    後味がなんだかすっとしない、背筋がひやりとなるような展開でしたが、とても面白かったです。

  • なんでもたやすくできるということは、損なのかもしれない。


    人口が多くも少なくもなくバランスが取れている時代においては、子どもが増えるということは害悪で、けっしてよろこばれるものではない。


    われわれは自然の法則を忘れがちだ。つまりわれわれの知性は、変化と危険と困難があってこそ、すぐれたものとなるということだ。

  • 続きが読みたくなる一冊。
    今の世界の物理(超弦理論の最先端まで)や気候危機の状況もウェルズが知っていたとしたら、どんな本を書くのだろう、とワクワクしてしまう。

  • 1985年に書かれたことがすごい。
    内容も、「発展」や「進歩」観の示唆に富んでいて練られたもののように感じた

  • タイムマシンで未来へ。そこは想像していなかった残酷な世界。このままいったらもしかしたら…。想像力ってすごいなあ。読む側を圧倒し問いかけ続けるSF物語。おい人間、大丈夫か。

  • 4-00-114530-8
    C8397¥640E.

    タイムマシン
    岩波少年文庫530.
    2000年11月17日 第1刷発行

    訳者:金原瑞人(かねはら みずと)
    (作:H・G・ウエルズ.)
    発行所:株式会社岩波書店
    NDC:933  

    作者さんについてはメモへ

    手にした理由
    たまーに、SFってものにも挑戦してみようかと‥。
    (どうもSFは苦手意識が先に立ちますw)
    訳者も好きな人だったので。

    表紙のカバーにも、本体の表紙にも ウエルズ氏の名前がありますが、奥付は訳者さんの名前だけ。訳者さんも本にとっては重要でしょうけど、作った人の名前が記載されていないのって、どういうことでしょう?何か出版業界のお約束でもあるんでしょうか?

    目次
    1 TT(時間旅行者)
    2 一週間後
    3 未来の白いスフィンクス
    4 西暦八十万二千七百一年の世界
    5 未来世界の謎
    6 エロイとモーロック
    7 恐ろしい結論
    8 サウス・ケンジントン博物館
    9 森での戦い
    10 タイムマシン脱出
    11 さらに未来へ
    12 作り話?
    エピローグ ウィーナの花
    訳者あとがき

    カバー画:建石修志(たていし しゅうじ)
    ----------

    序文は無い。
    舞台と時代の説明が数行あって物語が始まる。
    好きな訳者さんだったので、つい「訳者あとがき」に目が行く。まだ読んじゃだめだよね~って思いながらチラっと「すごく面白いらしい」匂いがして、もしかしたらSFが読めるかもしれない‥?
    少しまとまった時間を作って読む事にする。
    ---------------
    読んだわ。一通り読み終わったわ。
    こりゃ~怖いわね。 1890年代に書かれたんだから‥。
    途中一か所、「えぇ?そうなの?」ってのがあった。
    地上人と地下人に分かれた世界で、最初、地常人たちと遭遇しその世界を観察するのだけれど、84ページ 「例えば、火葬場も墓地もない・・・」19世紀末のイギリス(最初に舞台設定の説明にあった)にそれはあったのだろうか?墓地はあっただろう。イギリスはキリスト教が多いし、敎会に隣接して墓地があるみたいだけど、火葬場ってあるんでしょうか?風習として土葬のような気もします。ヨーロッパで伝染病が流行った後、火葬の習慣ができたのでしょうか?
    しらべてみたら、火葬場は1904年に創業を開始しているそうです。
    この作品は最初1895年に世に出たので、(実際の火葬場ができる前ではあったけれど当時、それを知っていたのかもしれない)ん~なるほど。

    作品の中で、TTは戻ってこないまま終わっているので、もしかしたら、ある日突然間の前にタイムマシンが現れるかもね。
    一往復、(もしくは片道でもOK)できるとしたら、過去に行きたいかな?未来へ行きたいかな…。
    中学生以上対象の本を、やっと読み終わりました。

    本の半分くらいから、どのような着地になるのかと想像がつかなかった。残り少なくなってからは、終わりが全く分からないままハラハラしていたけれど。この着地なのね。

    TTは、一旦戻った時には、肉を目いっぱい食べていたけれど、地上人は牛(家畜化されたヒト族)のような気もしてて‥。

  • タイムマシンがあったら、ぜひ平安時代に行ってみたいです。この本を読めばタイムマシンに乗った気持ちになれ、今を忘れることができますね。

  • 100年以上前に生きた作者が、80万年後へタイムトリップという設定や当時問題視されていた労働問題の行く末を大胆に想像している(モーロックが怖ろしい…)ことがすごい。SFが苦手でなければ、もっとイメージしながら読めるのに…。

  • 【あらすじ】
    19世紀末のイギリス。タイムマシンの発明家が、友人たちを前にして信じられない体験を語り始めた。
    80万年後の世界では、人類は「地上人」と「地下人」に二分されているというのだ…。

  • 未来人はエロイという

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