- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001145366
感想・レビュー・書評
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ミュージカルや映画等有名な作品!
岩波少年文庫なので、少しくどいところもありますが、スッとストーリーが入りやすく読みやすかったです✨
舞台は19世紀のフランス。主人公ジャンバル・ジャンという男は、一切れのパンを盗んだことを罪とされ、10年以上の苦しい監獄生活を強いられ、やっと脱獄しても、追われる身として生きなければならない、、しかし、司教やある女性との出会いにより大きく人生が変わります。
善と信頼は人をここまで大きく、明るくさせ、希望を持たせてくれるんだと教えてくれる話でした。
まだ上ですが、どうか主人公と、この表紙の娘に幸せがあって欲しい。。と思いました詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
岩波少年文庫 豊島与志雄訳はその時代の貧しさや人間性が手に取るように著わされていて先を読まずにはいられない魅力に満ちていました。
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「パンを盗んだことから19年物監獄生活を送ることになったジャン・ヴァルジャン。人生に絶望していた彼は、ある出会いによって生まれ変わります。19世紀フランスの激動のなか、人々がつらぬいた愛と正義に胸が熱くなる名作。」
映画化。 -
餓死しそうな女の子の為に盗んだパン1切れで19年の監獄生活を送ることになったジャン・バルジャンの物語です。また19世紀のフランスの社会情勢や人々の暮らしも描かれています。ミュージカルや映画にもなった傑作です。
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恥ずかしながら『レ・ミゼラブル』って、読んだことがなかったのですよね…
かと言って、うっかり手を出すには長過ぎる…
…ということで、前に『モンテ ・クリスト伯』を読んだ、岩波少年文庫で。まずは上巻を読了。
そのときにも書きましたが、この、岩波少年文庫、「子ども向け」とあなどれません。『レ・ミゼラブル』については、本筋と関係ない歴史解説部分をカットし、ジャン・ヴルジャンの物語に絞った訳で、とても読みやすく、ストーリーに集中できます。大人が読んでも幼稚な感じがしないのが◯。岩波少年文庫全般に言えますが。 -
ずっと題名しか知らなかった名作を読了。あの有名な子供の絵の意味をやっと知った。
(あとがきより抜粋)「真冬の朝、穴のあいたぼろを着たコゼットが大きなほうきを持って店先を掃除しているあの有名な絵は、エミール・バヤールという挿絵画家が1879年に出たユーグ版の中で描いたもので、「虐げられる子供」というイメージの原型をうまく表現しています」
パン1切を盗んで計19年投獄されたヴァン・ヴァルジャンの追われ続ける生涯。小さなコゼットを他人に預けて、針仕事でギリギリの生活を送った母親ファンティーヌ。預け先で労働力として酷使され虐待されている小さなコゼット。恋愛をしたり民のため革命に身を投じる青年マリユス。
現代でも日本や世界のどこかに通じる様子は作者ユーゴーの時代によく見られたことだそうで(あとがき参照)多少のご都合主義展開はあっても読ませる小説でした。
私的には救出したコゼットの寝顔にメロメロになってるジャン・ヴァルジャン、成長したコゼットに恋したマリユスを嫌うジャン・ヴァルジャンがなんともほっこりしました。 -
さすが名作。
ミュージカル映画を見た後なので、内容は知っていましたが、やはり本で読むのもいいですね。
古典の翻訳って読みにくいのが多いですが、これは比較的読みやすいと思いますよ。
「有名な作品だから取り敢えず」と思っている人にいいのでは。 -
約10ヶ月かかって読了。余談が多くてなかなか読み進められなかったけど、それだけに読み終わった後は達成感。映画やミュージカルでは省かれたエピソードがたくさんあり、物語を構成するあらゆる登場人物の群像劇がこの作品の醍醐味だと思うので、映画等で興味持った人はぜひ読んでほしい。