一握の砂 悲しき玩具 (岩波少年文庫 540)

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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001145403

感想・レビュー・書評

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  • 2023.8.20

  • 小中学生にも、高校生にも、大学生にも、社会人にも、しっくりくる歌、「そうそう、そういうときってある」という歌を作ったのが、石川啄木!

    石川啄木(1886年~1912年)
    岩手県生まれ。歌人・詩人・評論家。経済的に恵まれない生活のなかで創作活動をつづけたが、肺結核のため、26歳の若さで亡くなった。第一歌集『一握(いちあく)の砂』が刊行されたのは死の二年前、第二歌集、『悲しき玩具』の刊行はその死の直後であった。

    (Z会『ほんとうの「国語力」が身につく教科書』より紹介)

  • 生まれて初めて石川啄木を読んだ。
    びっくらこいた。あまりの暗さ、不快さに驚いた。
    こういうやつが現代に生きたら嫌なやつだろうな。
    岩波少年文庫に入っている理由は、こうなってはいけない
    という反面教師効果を狙ったのだろうか。
    生まれ変わりが嫌いなやつなのでつい書きました。

  • 都市生活の哀歓や,故郷である岩手県渋民村への思い,流浪をかさねた北海道時代を歌った歌集.『一握の砂』.26歳で終えた短い生涯の晩年の歌を集めた『悲しき玩具』.「一生に二度とはかえってこないいのちの一秒」を愛し,その思いを独特な3行書きのスタイルによる短歌で表現した啄木の2つの歌集を収録.

  • 生活破綻者的性格に垣間見る才能の閃き
    21 Sept 2006

  • 病に倒れ早世した天才歌詠み人。貧困と病に生きた啄木の歌は物質的には恵まれた現代人の心に問いかけてやまないものがある。全ての人に一度は読んで欲しい啄木魂の書である。

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