水滸伝 上 (岩波少年文庫 541)

著者 :
制作 : 福田 貂太郎  松枝 茂夫 
  • 岩波書店
3.71
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本棚登録 : 158
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001145410

感想・レビュー・書評

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  • 次から次へと好漢が出てくる。ワクワクするが、その全てを追えない……笑
    メモを取り、チラ見しながらページを捲っていった。

    各方面で、水滸伝なら松枝訳がオススメというのを聞いて、あえて少年文庫版。文字が大きく読みやすい!しかし、やっぱり縮約版なので、各エピソードは短めで、展開もかなり早い。とりあえず入門編ということで。

    古くから読まれている物語は流石に面白い!俺は登場人物では林沖に肩入れしつつある。

  • なんだかんだ周囲で話題にのぼるので。キャッチコピー的には好漢とか勧善懲悪よりも、「全員悪人」の方がしっくりくる。こんなに残虐なお話でしたっけ?昔々の記憶はほとんど蘇らず。逆に新鮮な気持ちで中巻・下巻も読み進めたく。

  • おもしろくて、読みやすい。けれど、どう考えても登場人物の大半が豪傑というよりも「チンピラ」にしか見えないのはワタクシだけだろうか……。びっくりするくらい簡単に人を殴ったり殺したり、モノを盗んだり、奪い取ったり、家に火をつけたり、だましたりするので、読んでいるとだんだん感覚がマヒしてくる。「良い人」と「悪い人」の違いがよくわからなくなってくるのだ。とくに魯智深! おまえはいくらなんでもすぐに人を殴りすぎだろう。血気盛んすぎる。ポコポコなんてかわいいものじゃないぞ

  • すいすい読めるはちゃめちゃ展開。しかし、上巻の終わり方、とんでもないとこでぶったぎられてるが…。

  • ストーリーはマンガ版とほぼ同じ。
    更に詳しいので、話しが飛ばなくて良い。
    ほとんどの漢字にはふりがなが振ってあるので読みやすい。

  • 訳者の解説にあるとおりドタバタ騒ぎの連続です。騒ぎの主役がリレー形式に変わっていくけど最終的にどうまとまっていくのか、いかないのか。

  • 文庫本裏表紙の文章にもある「三国志」「西遊記」は子供時代に読んだときからかなり気に入り、ストーリーも詳細まで・・・・とはいかないまでも大筋ではしっかり頭に残っていたのに比べ、こちらの「水滸伝」はほとんど印象に残っていませんでした。  ただ、「北方水滸」を読み始めた際に強烈に感じたのは

    「あれ?  この水滸。  昔読んだものとかなり違うような気がする。」

    ということでした。  今回、本当に久々にこの上巻を読んでみて「気がする」どころかやっぱりこの2つは似て非なるモノであることを改めて認識しています。

    そもそも子供時代にどうしてこの物語がほとんど心に残らなかったのかと言えば、少なくともこの上巻に関して言うならば、登場人物の誰も彼もが気が短い(苦笑)  そして酒癖が悪い。  「好漢」って何? と思わずにはいられない・・・・・。  そんな感じなんですよね~。

    冒頭の「洪大尉、百八の妖魔を逃がすこと - 物語の発端」で、しょ~もない役人がしょ~もない感覚でお寺に封印されていた魔王を解き放ってしまうというお話があり、ある意味で「役人」とか「公権力」みたいなものを絶対悪として規定しているように読めちゃうんですよね。  そしてそうであるだけに役人を殺したり役人の金を奪ったりという行為が「好漢」として世に認められる必須条件みたいに読めたりもすれば、あそこで逃がした妖魔が百八ということで梁山泊に集う豪傑の人数が百八であることにより「妖魔」≒「好漢」みたいに読めちゃったりもするわけで、内容を覚えていないだけにこの先がちょっと楽しみです。  

    北方水滸の方では同じように腐敗しきった宋という国の国家体制とそれに抗う抵抗勢力の物語という構図の中で、「志」とか「替天行道」といったアクション・プランやプラクティル・プランには欠ける Vision Only の「理想論}が行動原理として規定されていたんだけど、それってとっても現代的(つまり理屈先行、イメージ重視)な道徳観念みたいなものに根差しているのに対し、こっちはもっと刹那的(苦笑)

    「時の権力」vs.「抵抗勢力」という対立軸がベースにあるのはどちらの作品も変わらないわけだけど、こっちの物語は「話せばわかる」「問答無用」みたいな実力主義というか、すぐに腕力で解決する暴れん坊だらけという感じです。  まぁ、元々が権力闘争な~んていうのはそういう力と力のぶつかり合いの中で最後に勝ったものが正義みたいなところがあるわけで、それを痛快にデフォルメしているとも言えるわけですが・・・・・(苦笑)

    それにしても、魯智深ってこんなに暴れん坊だったんですねぇ。  あっち(北方版)の魯智深はイマドキの言葉で言えば「フィクサー」だったり「メンター」だったり「プロモーター」だったり「プロデューサー」だったりともっと知的な雰囲気が漂っていたんですけど、これじゃ単なるハチャメチャな暴れん坊じゃん!

    でもね、ちょっと直感的に感じたのは中国人という大陸民族のものの考え方のベースはここにあるのかもしれないなぁ・・・・・・と。  やっぱりそういう意味では「和を以って尊しとなす」という日本人とは大きく異なるものがある、そんな気がします。  それがいいとか悪いというようなことではなく、多くの王朝が建っては崩れ、その度に覇者が入れ変わり、その権力維持の背景には「天の意志」というような摩訶不思議な「絶対神」的なそれでいて得体の知れないお墨付きを欲しがるメンタリティとでも言いましょうか。

    ま、いずれにしろ次は中巻です。  この上巻では梁山泊に集っているのは晁蓋、呉用、林冲、劉唐、阮三兄弟、杜遷、宋万、朱貴ぐらいしか揃っていないわけで、中巻では108人が集まってくれるのかしら??

  • 武勇に自信のある好漢たちがそれぞれ思い思いに大暴れするお話。
    この物語を通して役人は絶対悪なのらしい。役人を殺したり役人の金を奪うのは好漢として評価をいっそう高めるものみたい。
    こういう考え方はそれこそ悪どい役人に普段からこっぴどくやられてる平民たちの恨みつらみが口伝のかたちでこのような物語になったのだろうと推察される。

    てなことを考えると「水滸伝」のもともとのはじまり、役人がお寺に封印されていた魔王を解き放ってしまう……というここだけファンタジーなお話は、役人という絶対悪を規定してそれに立ち向かう108人の勇者……という神話の体裁をとっているのかなあ。

    登場人物が次々出て来てそれぞれが勝手にチャンバラしだすから、うーん疲れる。中下巻では登場人物が徐々にまとまってひとつの話を形作る…?らしいのだが、おそらく上巻で断念。

  • 438夜

  • 花和尚がアホの子すぎる(*´Д`)ハァハァ

    封神演技も西遊記も好きなんだけど、これは…

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