リンゴ畑のマーティン・ピピン (下) (岩波少年文庫 545)

  • 岩波書店 (2001年7月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784001145458

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  • 図書館から借りました

     児童書。(でも、ファージョンは戦争に行った男の友人を慰めるために書いた、大人向けの物語らしい)
     ファンタジーかなー。謎解きっぽい。

     父親ギルマンに、リンゴ畑の中の井戸館の閉じこめられた少女ジリアン。
     その館の鍵を持つのは、六人の娘達。
     マーティンはとある畑で、ジリアンに焦がれて泣き暮らす男ロビンと知り合い、ジリアンを助けにゆきますが・・・。

     6つの恋物語で娘達の心を解きほぐし、鍵を手に入れるマーティン。
     そして、いざ鍵を回すと・・・回らない。
     仕方ないのでブランコで中に入りこみ、ジリアンを連れ出す~(鍵を手に入れた意味がないねー・・・

     ラストの謎解きをしてみると、ギルマンさんの可哀想さが浮き彫りに。
     鍵まわらないはずですよ。
     開いてたんですから。
     ギルマンさんは惚れたはれたで「やれ、好き、やれ嫌いの」とやって牧童と乳搾りの娘たちが仕事が手につかなくなっているのを見かねて、娘達を隔離。そうすりゃ、互いの気持ちがわかるだろうと。
     娘の恋愛も、別に反対はしてなかったが、そのロビンがいっこうに気持ちを表したりせず、娘はそれを気に病んで、ロビンはロビンで仕事が手につかなくなったので、隔離。(でもっ、鍵はかかってないのです。起爆剤になろうとしただけなのです、ギルマンさんは。
     ギルマンさん・・・。いい人だー。。
     それでも六ヶ月も、娘は正気にならず、ロビンは遠くにやられた畑でめそめそするだけ。

     ラストはどうか。
     動かない男に娘はついてゆかないのです。
     一度ロビンの元にいったジリアンはマーティンとともに旅に出ます。
     一件落着。
     たしかに、こうでないとおかしい(笑

     恋話の中には容赦ないのもありますが、いずれもハッピーエンド。

  • 恋物語の結末はハッピーエンド。

    マーティン・ピピンの語る物語によって6人の娘たちは恋人たちと出ていく。でも結局ロビン・ルーとジリアンじゃなくてマーティン・ピピンとジリアンなの? それでいいの? 小さい頃に読んでもよくわからなかったが今読んでもわからなかった。

  • この物語、恐らくは文字で読むよりはマーティン・ピピンがしているようにリュートなんかを静かに奏でながら音で聞いたらもっと素敵に感じられる物語なのかもしれません。  男嫌いの娘たちに「恋の素晴らしさ」を物語る、ちょっとおとぎ話チックなお話が延々と続くんですけど、恋することに憧れ、恋に恋する年代の女性ならいざ知らず、KiKi のようにすれっからしになっちゃったおばさん(と言うよりおばあさん?)世代にしてみると「ま、そんないいモンでもないけどね・・・・・」みたいな気分になっちゃうんですよね~(苦笑)

    いえね、KiKi だって「恋の素晴らしさ」は知らないわけじゃない(だって上記のコメントだけじゃ、まるで「いい恋を知らない哀しい♀」みたいじゃないですか!)けれど、本当の恋ってやつはこんなモンじゃないと思ってしまうのは事実なわけでして・・・・・。  で、ふと気が付くとこの物語に出てくる少女たちや、マーティン・ピピンその人や、マーティン・ピピンがこんな物語を語ることになってしまった原因を作った牧童のロビンよりも、ジリアンを井戸屋形に閉じこめた(?)ギルマン老人に一番共感しちゃっている自分を発見していたりするんですよね~。

    (全文はブログにて)

  • 実際に読んだのはハードカバー・バージョンのものだがデータがないようなのでこちらで登録

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