西遊記 上 (岩波少年文庫)

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感想 : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001145472

感想・レビュー・書評

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  • 道は遠しといえども、ついにはゆきつく日があります。

    昔から『たとえ泰山は運べても、凡夫は浮かばせがたい』といってるじゃないか。師父はどうきても、他国を艱難辛苦して経めぐらなかければならないのだ。われわれの役目は、ただとちゅうを保護してさしあげるだけだ。もしも師父のかわりになって、われわれが西天へとんでいったって、如来さまは経をさずけてくださりはしない。というのは、つまり『たやすく得たものは、とかくなおざりにしやすい』というわけだからね。

    「道をいそいでるときに、どうしてからだなどを洗うのだ。」
    「おれは水簾洞へ帰ってきてから、だいぶ日もたったので、からだに妖気が立ちこめている。師父らきれいずきだから、きらわれるとこまるので…。」
    これをきいて八戒は、はじめて行者の美しいまごころを知ったのだった。

    西遊記は師弟旅。破天荒かつ規格外な孫悟空、人間世界での常識はまったく通じず、己の心に素直な行動。すぐカッとなりケンカっはやいが、三蔵法師と西方への旅をすることで、人道をわきまえ、成長していっている。はっきり言うと三蔵法師はなんのとりえもなさそうだけど、いつのまにか師匠になっている。人間社会もこうかもしれない。人と人が一緒に行動するきっかけはマチマチだけど、共に動くなかで友情だったり恋慕だったり、いろんな感情が揺れ動く。自分のことを自分以上に知ってくれる人を師と仰ぐ。

  • 面白い!

  • 西遊記は子供の頃から大好きで呉承恩の完訳に近いものまで読んだけど、中学生の時に読んだこれが一番おもしろかった。

  • 読まなければならない本だと思っているが、岩波文庫の10巻本のボリュームを見て
    しまうと、読破できるか心配になった。そこで手が伸びたのが岩波少年文庫版であっ
    た。
    中国の文化を知っていなければわからない冗談が随所にあり、岩波少年文庫ではその
    解説もついているので重宝した。
    それぞれの登場人物に勝手な先入観があったが、読了して先入観が変わった。
    孫悟空が面倒事のすべてを処理していることに驚き、八戒の役立たずさや沙和尚のまともさにも驚いた。
    慣れてくると八戒の引き起こす事件や、冗談に笑ってしまった。
    ドラマや漫画のイメージだけだった西遊記の原作を読めてよかったと思う。

  • 上・中・下となります
    大人が読んでも面白いと思います

  • 行者にちょっとお前は黙っとれ!!!と言いたくなる。

  • 物語自体はやっぱり面白い!!  決して完璧な存在とは言い難い4人の主人公の姿に何とも言えない愛情のようなものを感じました。  ホンモノの三蔵法師がこの物語に描かれているような軟弱 & 優柔不断 & 世話の焼ける人物だったのかどうかは甚だ疑問だとは思うけれど、逆に言えば現代の世界史の教科書にも名前が載るような偉人が、とっても親しみやすい人物になっているのも魅力だと感じました。

    彼らの道中に立ちふさがる妖怪たちは言ってみれば「仏教の教えを知らない野蛮で原始的で動物的」な人間のことだったのかもしれないし、そうであったならば、どんな宗教にありがちな「未開な人たちを感化する」というシナリオ作りにはちょっぴり「ブルータスよ、お前もか!」的な印象を持たないでもなかったけれど、仏教と道教が入り混じっているあたりに、ある種の救いを感じ一神教の筋運びよりはKiKi 個人としては抵抗少なく読むことができました。

    (全文はブログにて)

  • 西遊記は奥が深そうなので、映画を見た子供なら、最初にこの本をお勧めします。
    大人なら、長い文庫でもよいと思います。
    自分は、もっと短い、子供用の本を読んだことがあります。
    どれでも、興味がもてれば入り口としてはよいのではないでしょうか。

  • ジャカルタ、インドなどを舞台とした作品です。

  • 悟空はほんとに好き勝手生きてるなぁ。

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著者プロフィール

1506年 ―1582年ごろ。明の時代の中国の官吏(役人)、文人。字は汝忠、号は射陽山人。江蘇省淮安県の人。中国では小説『西遊記』の著者とされている。1506年 ―1582年ごろ。明の時代の中国の官吏(役人)、文人。字は汝忠、号は射陽山人。江蘇省淮安県の人。中国では小説『西遊記』の著者とされている。

「2013年 『西遊記 (新装版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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