坊っちゃん (岩波少年文庫)

著者 :
制作 : 一ノ関 圭 
  • 岩波書店
3.54
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本棚登録 : 57
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001145540

作品紹介・あらすじ

四国の中学に数学の教師として赴任した江戸っ子の坊っちゃん。校長のや教頭のは権力をふりかざし、中学生たちはいたずらで手に負えない。ばあやの清を懐かしみながら、正義感に燃える若い教師の奮闘の日々が始まる。中学以上。

感想・レビュー・書評

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  • 面白い‼️
    4年ほど前にに、母が江戸っ子なので、主人公のセリフをべらんめえ調で読んでもらったところ、笑いすぎて涙が出たほど面白かったです! 

  • (2016-01-14)

  • 実は初読。
    しかし…私、「坊ちゃん」って痛快爽快な話と聞いていたんだけど…?
    全くさっぱりしない。
    赤シャツ側に腹が立つのは当然としても、坊ちゃんと山嵐も結局何…ただの自己満足の上に失職して終わり…?
    それに、松山土産などでは単品で名前が使われているくらいのマドンナ、ほとんど出てなかったよ…??
    あと、松山は坊ちゃんの舞台を売りにしているけれど、全然いい描かれ方してないのにいいの…???
    そんなこんなで、イメージが一人歩きしている作品なのだなぁ、と思った。
    正直なところ好みの話ではないけれど、生き生きとした描写はさすが。

    (追記)
    他の方のレビューを読んで、この物語が痛快と言われる理由の一端がわかった気がする。
    坊ちゃんは自分を疑わない。
    短気で損をしている、とは思っているけれど、自分は間違っているのだろうかと思い悩むことはない。
    そこがさっぱりすっぱりと感じられるのかも知れない。
    ただ、そこは逆に私が納得いかなかった部分だった。
    お前少しは悩め…と苛々してしまった。
    引っ掻き回すだけ引っ掻き回して、反省もなしにさよならか、と。
    どうしてきよしか自分を認めてくれないのか、自分に問題があるんじゃないかとちょっと考えろと。
    しかし、よく考えてみればそれは坊ちゃんの問題ではなくて、この時期の日本文学のありようなのではないか。
    自分の具体的な行いが正しいか間違っているか悩むことはあっても、自分の存在や他者による承認について悩むという観念が、まだ日本文学にはなかったのではないかと思う。
    後年、漱石は私も大好きな「こゝろ」を書くわけだけれども、あの作品が心と題されたのは、それまで描かれて来なかった人の内の内まで描く試みをしていたからではないだろうか。
    決して、「こゝろ」以前の日本文学が心情を描いていないと言っているわけではないのだけれど、現在の文学の大前提である自己の存在への疑念という考え自体が芽生えていなかったと思えば、「坊ちゃん」もしっくり来る。
    私はまず自己への疑念ありき、というバイアスがかかった状態で小説を読んでいたのだな、と気づかされた。
    日本文学で読んで来たのは、「こゝろ」以降のものだからなぁ…。
    ありき、を外した状態で読み返せば、もっと「坊ちゃん」を楽しめるのかも知れない。

  • この小説は読みやすく内容が入り込んでくる。勧善懲悪を明確に描いた小説です。

  • 「世間の狭い『坊ちゃん』の、短気は損気。だけど痛快」
    文章自体は今と勝手が違うので、多少の読みづらさがあるけど、テンポと中盤からの展開で一気に読める文学作品。
    …こういうのは苦手、って人でも挑戦できる一冊。
    基本的に世間知らずの江戸っ子である主人公は、教師として赴任してきた田舎の全てが肌に合わず、嫌い。そう、常に好きか嫌いかで判断する。
    中盤からの展開は、まるでドラマになるような人間関係の表裏。
    これをちょっとアレンジして、ドラマにしたら面白いな〜。
    理不尽だったり、世渡り術だったりの大人の世界を、坊ちゃんの無鉄砲な感性で突き抜けちゃうわけです。
    ☆3なのは、わかっているけど後日談が読みたかったり、あるいは別の展開があったらいいなと思ったり…という物足りなさから。
    叶わない期待だけどね。

  • 熊本、愛媛、大洲、松山などを舞台とした作品です。

  • 四国の中学に数学の教師として赴任した江戸っ子の坊っちゃん。校長の〈狸〉や教頭の〈赤シャツ〉は権力をふりかざし、中学生たちはいたずらで手に負えない。ばあやの清を懐かしみながら、正義感に燃える若い教師の奮闘の日々が始まる。

  •  読んだことのない漱石が多いので読んでいこうとした一作目。

     痛快。

     読みやすい。

  • いや~、久しぶりです。  この物語を初めて読んだのは KiKi が小学校高学年の頃だったと記憶しています。  で、小学生にも関わらず当時の KiKi は背伸びしたい年頃だったためか、はたまた今ほど「少年文庫」そのものが充実していなかったためかは定かではないのですが、KiKi の父親の蔵書である「日本文学全集」の中の1冊として読んだことを思い出します。  当時の KiKi には坊っちゃんの「べらんめい調」がなかなか受け容れがたくてねぇ・・・・・ ^^;

    かと言って「狸」も「赤シャツ」も好きにはなれなくて、「マドンナ」に至っては理解の外にある女性で、比較的好意的に受け容れることができたのが「山嵐」。  で、実は一番理解できたのが「うらなり君」だったんですよね~。  で、いずれにしろ当時の KiKi にはこの「坊っちゃん」という作品がいいんだか悪いんだかまったくわからなかったことをまずは白状しておきたいと思います。

    (全文はブログにて)

  • 母が図書館から借りてきたので目を通してみたんだけど…うーん…まさに後書き通り「短気は損気」。もっとイイ話だと思ってたからちょっとショックだった…

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著者プロフィール

明治、大正時代の小説家、英文学者。1867年、江戸(東京都)に生まれる。愛媛県松山で教師をしたのち、イギリスに留学。帰国後、執筆活動を始める。『吾輩は猫である』『三四郎』『こころ』など作品多数。

「2017年 『坊っちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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