モルグ街の殺人事件 (岩波少年文庫 (556))

制作 : 横田 美晴  Edgar Allan Poe  金原 瑞人 
  • 岩波書店
3.28
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本棚登録 : 110
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001145564

感想・レビュー・書評

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  • 小生が中学生の頃、なんの拍子か忘れてしまったが、読むことになった思い出の作品。
    思えばこれが幻想小説の入り口でした。

    院の卒論のテーマがポーについてだったという金原瑞人さんが選んだアンソロジー。
    訳は丁寧で難しい言葉に頼らず、雰囲気を落とさないように慎重になされていました(もちろん英語的な箇所が長々とまだるっこしく感じることもありましたが)。
    全7編。
    「アッシャー家の崩壊」「黒猫」「ウィリアム・ウィルスン」「赤死病の仮面」「大渦にのまれて」。どれも小生に思い出深いストーリーですが、その中でとりわけ目を引いたのはモルグ街の殺人事件でした。
    世界初の名探偵オーギュストデュパンが活躍するストーリー。
    意外な犯人に驚きましたが、解決に導かれるまでの文章の流れにワクワクした覚えがあります。
    デュパンって、今でいうヒキニートってやつですが、昔なら”厭世的な暮らし”というのでしょうか。貴族だけに。
    多感な時期にする読書は、心に深く刻まれるのかもしれませんね。

    • nejidonさん
      読書猫さん、こんにちは♪
      ご挨拶が遅れましたが、今年もどうぞよろしくお願いします。
      ポーの作品、とても懐かしいです!子どもの頃我が家にも...
      読書猫さん、こんにちは♪
      ご挨拶が遅れましたが、今年もどうぞよろしくお願いします。
      ポーの作品、とても懐かしいです!子どもの頃我が家にもありました。
      こっそり兄の本棚にあるのを読んで、10歳の私は怖くて泣きました。特に表題作が。
      で、私が読んだのを知った兄が何を勘違いしたか、高校の入学祝いにポーの全集を贈ってくれたのです。
      ありがとうとは言ったけど、なかなか開けなくて(笑)
      でも大人になってから読んで、そのロマンチックなことに驚きました。
      読書猫さんは中学生の時に読まれたのですね。
      私もそうすれば良かったかな・(笑)
      もう間に合いませんが。でも今では好きな作品集です。
      2018/01/10
    • 夜型読書人さん
      nejidonさんコメントありがとう御座います。
      今年もよろしくお願いします。

      わぉ。ステキなエピソードに感じます。nejidonさ...
      nejidonさんコメントありがとう御座います。
      今年もよろしくお願いします。

      わぉ。ステキなエピソードに感じます。nejidonさんの思い出の作品だったとは!
      寒いのでどうかお身体をご自愛ください。
      2018/01/10
  • 短編集7編。
    第3作目「アッシャー家の崩壊」まで読んで、気持ちが憂鬱になり、ちょっと断念。
    ドロドロしてて精神的にキツい(-_-;)

    いつか続きを読む予定。

  •  今さらながら、ポーの作品が読みたくなって。
     表題作を含む7話収録の短編集。
     『モルグ街の殺人』は謎解きですが、ポーの作品はどちらかというと恐怖小説という印象が強いので、怖いのが苦手な私は、なかなか読むことが出来ないのです。
     でも、大人になってから読むと、ただ怖いだけでなく、幻想的な雰囲気があると感じますね。

     それにしても、『モルグ街の殺人』て、そのトリックはともかく、被害者の殺され方、すごいよね。
     これ、児童書で発行されてるけど、子どもが読んだらわりとトラウマになりそうな感じ。

  • 数十年ぶりに読むポー。これは少年文庫で、読みやすい訳で代表作ばかりを集めていてお得感あり。
    子どもの頃読んで、夜トイレに行けないほど恐ろしかった「黒猫」、子どもにも「一番怖かった」と言われた。
    「赤死病の仮面」なんか、本当に詩のような美しさと象徴性があって、安易に恐怖小説と片付けられないものね。
    「アッシャー家」はドビュッシーが音楽にしたいと熱望したが叶わなかったというだけあって音楽的で、これをドビュッシーで聴けないのは残念。
    デュパンもホームズに似ているなと思った(もちろんドイルが後なのだが)。
    お手軽なホラーの人気は高いけど、やっぱり読むなら、格調高く美しいものがいいと思う。

    名作は何度読んでもいいものだ。

  • 【Impression】
    いやーおもろかった。
    最初の推理小説ってことで魅かれて読んだが、こんな本を書くにあたっての最初の注釈というか序文が長々といい訳かのように書かれているあたりにそれを感じた。

    そして淡々としている。この辺はシャーロック・ホームズっぽい。犯人被害者の心情とか背景に焦点を当てているのではなく、事件を解決することに主眼を置いている点は今の推理小説と違うな。淡々としている。

    そして、このトリックは某サンデーの推理漫画にあった気がする。
    【Synopsis】
    ●主人公がフランスに旅行に行き、一人の奇妙な男と知り合う。意気投合し、逗留中は一緒に住もうかということになり同じ部屋に住み、毎日様々なことを語り明かした。
    ●ある日、二人並んで黙って歩いていた際、主人公が頭の中で考えていたことをその男が当ててしまう。しかも、話の移り変わりまで当てて見せた。そして殺人事件が新聞に報じられる
    ●証言がまちまち、犯罪の異様性などから事件は難解だったが、疑いをかけられたのが奇妙な男の知り合いだったため、解決に動き出す。そしてその奇妙な男は現場に赴き、様々な不可能性を排除していき最後に結論に辿りつく。

  • エドガー・アラン・ポーは昔、黄金中を読んで以来でした。

    これは表題の「モルグ街の殺人」「ウィリアム・ウィルスン」「アッシャー家の崩壊」「赤死病の仮面」「大渦にのまれて」「アモンティリァードの樽」の6つのお話がおさめられています。

    いちばん気に入ったのは「赤死病の仮面」です!
    訳者あとがきに書いてありましたが、映像化するならやりがいがあるだろうなあという印象です。
    7つの色をテーマにした広間、仮装舞踏会、誰も近づかない黒の広間、恐ろしい時計の音、現れた赤死病、想像を楽しめるお話でした。

    「アッシャー家の崩壊」「黒猫」も陰鬱で気に入っているのですが、これは映像化すると怖そうですね・・。
    「モルグ街の殺人」は意外な結末で楽しめました。

    どの話がとかどの部分がという具体的なことは言えませんが、何が起こるんだろう?とわくわくするところとか、それがちょっと普通(?)じゃないところが谷崎潤一郎ぽいなあと思いました。

  • 荒涼とした屋敷で暮らす兄妹の狂気、ぶきみな黒猫を嫌悪する男……。表題作の他、「アッシャー家の崩壊」「黒猫」「ウィリアム・ウィルスン」「赤死病の仮面」「大渦にのまれて」など、謎解きのおもしろさと恐怖に満ちた7編。

    収録作品:「黒猫」「ウィリアム・ウィルスン」「アッシャー家の崩壊」「赤死病の仮面」「大渦にのまれて」「アモンティリァードの樽」「モルグ街の殺人事件」

  • 小学生のときに教室の隅にあった本棚。
    エドガー・アラン・ポーというなんだか聞いたことのある名前の人。
    その中の「黒猫」を読んだらとっても怖くて続きが読めなかった。

    彼の作品はおどろおどろしくて
    映像的で、頭がいい。

    今、やっと読めて良かった。

  • どれもタイトルは聞いたことがある有名なものです。
    黒猫が怖くて一番印象に残る話でした。

    090908

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