今昔ものがたり (岩波少年文庫)

著者 :
制作 : 太田 大八 
  • 岩波書店
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  • 本棚登録 :43
  • レビュー :4
  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001145687

作品紹介・あらすじ

大どろぼうの話、いもがゆの話、大きな鼻の和尚さんの話、命知らずの武士の話、きつねや化け物との知恵くらべ…。「今は昔」と語りつがれ、平安時代の人びとの生活と心をいきいきと伝える『今昔物語集』から、ふしぎで面白い39話。中学以上。

感想・レビュー・書評

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  • 『今昔物語集』は、原文では部分的にしか読んだことはない。
    定番だけど、芥川龍之介の翻案もの、それから田辺聖子のアンソロジーなどで親しんできた。
    本書は杉浦明平のリライト。
    若い読者をターゲットにしたレーベルだからか、痛快で勢いのある話が多い。
    怪力坊主実印僧都の話とか、狐や鬼と渡り合う話はもちろんだけれど、稲荷詣でで妻に浮気をとっちめられる重方の話や三豪傑が牛車に酔ってしまう話は、(お下品だけど)文句なく楽しい。

    田辺聖子のだと、親子関係の話や信心の話の印象が強かったのだけど…このあたりが編集の妙なのかも。
    編者の個性が見えて面白い。

  • 今昔物語ってどんなお話なんだろう…?
    という方にオススメ!

    現代文になっているのでとっても読みやすい!

    現代の私たちから見ると「こんなオチってアリ?」っていうことも多々あるけど、そこがまたおもしろい!

  • 平安時代に編まれた全31巻、1059話の大書「今昔物語集」の中から、厳選された物語が収められています  実際の「今昔物語」の方は仏教説話がかなりの量を占めるそうなのですが、この少年文庫版では仏教説話はほんの少しで、武士が活躍する話、庶民の生活の話、泥棒の話、ちょっと怪談調の物の怪やら幽霊やらが出てくる話と硬軟織り交ぜた物語集になっていて楽しむことができます。

    この本の中にも「キツネにだまされた日本人」の話が複数話収録されていて、それを読むにつけても「日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか」(内山節)という本のことを思い出します。  KiKi 自身、人間がキツネにだまされるな~んていうのは子供騙しのおとぎ話の世界のこと・・・・と考えて過ごしてきた時代が長いんだけど、こうやって昔話で語り継がれてきた「馬鹿しキツネの物語」を読み返してみると、だますキツネもだまされた(と考えている)人間もどこか大らかで、「嘘っぱち」と切り捨ててしまうにはあまりにも生き生きとしていて、「一度でいいから騙されてみたい・・・・」とさえ感じてしまいます(笑)。

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