王への手紙 (上) (岩波少年文庫 574)

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  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001145748

感想・レビュー・書評

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  • 「ふたごの兄弟の物語」がおもしろかったので。

    登場人物や地名が複雑ですが、主人公ティウリに次々に襲いかかる試練にハラハラドキドキしっぱなし。

    手紙に何が書かれているのか気になります!

  • Meiさんより本の紹介を頂きました

    ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

    Meiの本紹介

    王への手紙
    著:トンケ・ドラフト
    翻訳:西村由美

    主人公・見習い騎士ティウリが極秘の任務を果たすべく旅をする。真の騎士へと成長するティウリ。王国、スパイ、極秘の任務、騎士…まっすぐな冒険もの。手に汗握るスリルはあるが、安心して物語を楽しめる安定感がある。

    私は、翻訳者の西村さんの流れでこの本と出会った。9歳の時、地域の図書館の企画で西村さんが来てくださったことがあり、翻訳に興味があった私は参加。参加するにあたって西村さん訳の『ネコのミヌース』を読んだ。その時は面白すぎて授業中も机の下で読んでいたなあ…(笑)。企画には高学年くらいのお姉さんたちが多くて、西村さんは『王への手紙』を紹介していた。『ネコのミヌース』が面白かったものだから、すぐに『王への手紙』を借りて帰って読んだ。さすがに少し難しかったけれど、楽しく読めた。高学年になってからも読んだが、正直、面白さは中学年の時の方が上かな、と思った。意味とか漢字とかはわかるようになったけれど、剣や盾ひとつで何ヶ月も想像して楽しかったから。でも、年齢や興味のあること等で物語も捉え方が変わるから面白い。

    どの年代が読んでも面白いと思うが、上下巻あり低学年、中学年くらいだと少しきついかも。

    感想に性格が出やすいので注意(笑)

    ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

    2019/11/08 更新

  • 中学1年生の課題図書の候補として、「岩波少年文庫」から選書しました。

    主人公はティウリという騎士見習の少年。
    騎士となる叙任式の前夜、最後の試練を受けている最中に、助けを求める声を聞きます。掟をやぶり、その声に応えたティウリは、図らずも国を越えて隣国の王へ手紙を届けなければならないことになります。彼を追う「赤い騎士」や「灰色の騎士」、正体の見えない密偵など様々な危機が立ちはだかりますが、冒険の過程で得た「旅の仲間」とともに、与えられた試練(騎士としての試練ではなく、「使命」としての試練)に邁進していきます。

    イメージとしては、少し読みやすくなった(「悪」という概念を前面に出していない)指輪物語といったところでしょうか。戦闘の描写がリアルに描かれているわけではないので、血沸き肉躍る冒険小説、という和気ではありませんが、ティウリが様々な危機を知恵や勇気、機転で乗り越えてゆく姿は応援したくなりますし、下巻の展開も含めて続きが気になります。

  • できるだけ早く、王に手紙を届けよ。ティウリに与えられた任務はこれだけ。馬に乗り、息をひそめて、森を進む。角笛、ひづめの音、迫ってくるのはだれ??

    (『キラキラ子どもブックトーク』玉川大学出版部より紹介)

    「騎士になるための最後の試練の夜に、助を求める声に応え、思いがけず重大な使命を与えられた少年ティウリ。旅だった彼を待ち受けていたのは、謎めいた隠者、陰険なスパイ、いくつもの試練・・。手に汗にぎる、オランダの大人気冒険小説。」
    (岩波少年文庫創刊70年特設サイト テーマ「冒険してる?」より)

  • 騎士叙任を明日に控えた夜、隣国の王への内密の手紙を託された少年ティウリ。秘密の任務なので追っ手はかかるし、行く先々で怪しまれても旅の目的も明かせず苦難の連続。目の前の人物は敵か味方か、という緊迫感に一気に引き込まれる。「死は、つねに、覆いをあげて迎えねばならぬ。」というせりふには痺れた。

  • ティウリが騎士になる前夜、王への手紙を届けるという任務を果たすため旅に出る。
    行く先々で手紙を手に入れようとする敵がいるが、味方になってくれる人もいて、その人たちの助けにより無事、任務を果たすことができた。

  • 久しぶりの冒険物語。魔法が使えたり、ドラゴンが出てきたり…というようなファンタジー要素はないけれど、ハラハラドキドキ!自分は冒険物語が好きだったんだ!と思い出す。
    主人公は任務を遂行できるのか⁈無事、立派な騎士になれるのか⁈……よし、下巻へ進もう!

  • 騎士になるための最後の試練の夜、少年ティウリは重大な使命を与えられます。数々の試練に直面しながらも進んでいく主人公に目が離せません。

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