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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784001145847
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テーマは、歴史的背景を持つ少年たちの成長と絆です。物語は、現代から13世紀の少年十字軍にタイムスリップしたドルフを中心に展開し、彼が異質な文化の中でリーダーとして成長していく姿が描かれています。ドルフ...
感想・レビュー・書評
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久々に再読
一回目の感想―『王への手紙』『白い盾の少年騎士』のトンケ・ドラフトに続く、西村由美訳オランダ作品。オランダの作家ではミリアム・プレスラーがすごいと思っていたが、『王への手紙』(オランダで過去50年間に出された子どもの本の中から第一位に選ばれた)を読んでうなり、今度はこの『ジーンズの少年十字軍』だ。結局翻訳者の数によって紹介される作品数にかなりのアンバランスが生じる訳だが少ないだけに真に価値のあるものだけが提供されるという利点もあると思う。ただ受身で待っているだけとは言え、オランダは私の中では児童文学の宝の山のような存在だ。
20世紀からタイムスリップしていきなり13世紀の少年十字軍の子どもたちの群れの中に投げ込まれるという設定。こんな時私ならどうするだろう。彼はどんな気持ちだったのだろうと、歩きながら仕事をしながら物語をひきずって随分と考えた。よい物語にはそういう力がある。カバー絵はすばらしいが、欲を言えば挿絵もほしかった。
20081220
二回目ーこの時代の死に対する感じ方、人を殺すこと、生き物を殺して食べることなどすべてひっくるめてリアルに描いている。児童文学だからといって手加減していないので歴史小説としての重みを感じる。 -
上巻に。
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終わり方がやや唐突? レオナルドの存在がいい。
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最後に仲間のみんなが駆けつけてドルフを呼ぶところで感極まった。
彼らはドルフのことを「神の使い」だったと認識するのかもしれない。
異端などの価値観の違い、盲信、純粋さへの付け込み、裏側に垣間見える政治、死ぬ子どもたち、目論見が露見した末のリンチという容赦ない描写の数々の中に、淡々(誇張されすぎない)絆が書かれているのが感じられる。
レオナルドとドルフを中心に、彼らのさりげない支え合いや誠実さ、敬虔さが愛しい。
名作です。 -
この物語の魅力の1つは主人公であるドルフがその他の少年たちとはまったく異質の文化の中で育っているという点にあると思います。 周りの人たちと服装が違う、言葉が違う(古代語なんかしゃべれません)、価値観が違う(迷信、異端呼ばわり、何でも神の思し召し。)、常識が違う。 そんな異質な彼が、ふと気がつくとみんなのリーダーになっているんですよね。
現代的な合理性と平等社会で育った彼の言動は中世の人たちの目には時に「異端」と映るんだけど、確実に生きのびる方策を考え実行に移すことができるのが、この齢15歳の少年ただ1人なんですよ。 無秩序で「信仰心」だけの寄せ集め集団(もっともこれが本当の意味での信仰心なのか、単に苦しい今の生活から逃避できるという希望のようなものなのかは、定かじゃないけど)だった「少年十字軍」を、ひとかどの組織にしちゃうんだから、本人が生き抜くための苦肉の策と言えどもやっぱり凄い!!
(全文はブログにて)
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