影との戦い: ゲド戦記 1 (岩波少年文庫 588 ゲド戦記 1)

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感想 : 146
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001145885

作品紹介・あらすじ

アースシーのゴント島に生まれた少年ゲドは、自分に並はずれた力がそなわっているのを知り、真の魔法を学ぶためロークの学院に入る。進歩は早かった。得意になったゲドは、禁じられた魔法で、自らの"影"を呼び出してしまう。中学以上。

感想・レビュー・書評

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  • 「映画とベツモノすぎる!!」が最初の感想です。
    宮崎吾朗監督のジブリ映画を最初に知っていた分、驚きました。あれは原作から舞台と設定、名前を拝借した全く違う作品です。
    ル=グウィンが怒ったのも納得…


    主人公が背負った運命から、美しい文体に惹き込まれ、ページを捲る手が止まりません。
    “真の名”を教えてはいけない…はここからきていたんですね。
    誰もが抱えている自分の「闇」との闘い。それは年をとっても付き纏い、向き合うことになる。
    普遍的なテーマで、子供から大人まで楽しめる作品だと思いました。
    このままシリーズ一気に読破したいです。

    • workmaさん
      ピーナッツさん
      ゲド戦記、自分の愛読書です。ル・グィンさんの文章は、ほんとうにいいですよね。アースーシーが実在の世界に感じられ、人物...
      ピーナッツさん
      ゲド戦記、自分の愛読書です。ル・グィンさんの文章は、ほんとうにいいですよね。アースーシーが実在の世界に感じられ、人物に体温が感じられるのです。両親も学者、ル・グィン自身も文化人類学者ということも、物語に説得力をもたらしているのかもしれません。個人的には、シリーズ全て、と、外伝もおすすめです(ФωФ)
      2022/02/03
    • ピーナッツさん
      workmaさん
      コメントありがとうございます✨先程拝見したブックリスト、今まさに読みたい本ばかりでした!
      ほんとうに仰る通りだと思います。...
      workmaさん
      コメントありがとうございます✨先程拝見したブックリスト、今まさに読みたい本ばかりでした!
      ほんとうに仰る通りだと思います。
      ご両親も学者だったのですか…納得です。登場人物がみな生き生きとしていて、リアリティがありますね。
      今、「帰還」の途中なので、外伝まで読むのがとても楽しみです!

      同時に、この素晴らしい翻訳の仕事ををされた、清水真砂子さんのエッセイ集「あいまいさを引きうけて」 是非、おすすめですo(^_^)o
      2022/02/03
  • これはファンタジー好きの僕の心にどストライクな話
    ハリーポッターとは違う、泥臭い魔法使い。ずる賢い龍。
    杖はやっぱり180センチくらいのやつだよなぁ
    最初の地図の島の多さに圧倒されたけど、読んで見たらほとんどの島巡ってる。
    世界観、ストーリーどれをとっても歴史に残る作品であるだ。

  • 68歳の老人が読んだ所感
    現実を忘れて、ファンタンジーの世界に感情移入するのはなかなか大変です。むずかしいのは事前に自分が作者の世界に同調する必要があることです。たとえて言えば、おもしろいであろうと期待して映画館に見に行く感じ、途中で期待外れとわかっても、お金を払ってまで見に来たからには最後まで見る覚悟をもつ、みたいな。
    1.魔法使いは、日本で言えば高僧。偉人のようにあがめられる慣習がある世界。
    2.魔法使いは、魔法の専門学校を卒業して地方に派遣されている。東大寺で修行した僧が国分寺に派遣されるような感じ。魔法の専門学校も東大とか早稲田とか慶応とかみたいに、いろいろ流派があるらしい。
    3.情景描写が多く自分で、文字から映像を想像しなくてはいけない。それを楽しむ必要がある。これはマンガと逆ですね。
    4.アースシーという世界の海図を、読みながらたどっていくのも旅行気分で楽しい。ジクソーパズルのようでもある。
    5.上陸する島ごとに、「ヤマタノオロチ」のような伝説がある。(各所に東洋的な世界観がある)
    6.ノコギリソウとか人の名前に違和感あり(ねじまき鳥クロニクルみたい)。覚えきれないので、相関図を作成したほうが良い。
    7.時々、展開が唐突で、シーンとシーンの経過時間の説明がない。映画のシナリオを読んでると思えばいいのか?
    8.風の谷のナウシカのテト、オーム。もののけ姫のおっことぬしみたいのが出てくる。(宮崎駿さんはゲド戦記を何度も読んだと言っていた、原点はこれか?)
    9.100マイルは160km、100kmは62マイル
    10.最初に「昔々あるところに」がないのに、最後に「だったとさ」という語り部のことばがあり、違和感を感じた。(最初に説明はあるが、「じゃ、お話をはじめようか」がないのだ。幕があがり急に役者がしゃべりだす感じ、幕が開く前に語り部が登場してほしかった)
    などが雑感です。
    大人が読んでもタメになるかは、ちょっと疑問。68歳でタメになる人は、よほど順調で挫折のない人生だったのでは・・・。

  • 4.06/1528  ゲド戦記シリーズ
    『大魔法使いオジオンに,才能を見出された少年ゲド.自分に並はずれた能力がそなわっていることを知ると,魔法の力にさらに磨きをかけようと,魔法の学院に入る.得意になった彼は禁じられた呪文を唱え,自らの〈影〉を呼び出してしまい,〈影〉との果てしない戦いに引き込まれていくことになる.大賢人ゲドの若き日の物語.』(「岩波書店」サイトより▽)
    https://www.iwanami.co.jp/book/b269795.html

    冒頭
    『たえまない嵐に見舞われる東北の海に、ひとつだけ頭をつき出す海抜千六百メートルほどの山がある。この島の名はゴント。そして、このゴント島こそは数多くの魔法使いを生んだ地として古来名高い島である。』


    原書名:『A Wizard of Earthsea』 (Earthsea Cycle #1)
    著者:アーシュラ・K. ル=グウィン (Ursula K. Le Guin)
    訳者:清水 眞砂子
    出版社 ‏: ‎岩波書店
    単行本 ‏: ‎318ページ(第一巻) 全六巻
    ISBN‏ : ‎ 9784001145885


    メモ:
    死ぬまでに読むべき小説1000冊(The Guardian)「Guardian's 1000 novels everyone must read」

  • 面白かった。
    読みやすいしまた読みたくなる本に感じた。

  • ハイタカはオジオンの下で育っていればどうなったんだろう。
    そんな風に考えてしまった。
    偉大とは何か。ハイタカは若すぎたんだろう。
    言ってしまえば若気の至り。その代償は高くついた。

  • 3巻が一番おもしろかったー!テルーが主役になってきたあたりから、ちょっと展開がしんどくなってきたかな・・・6巻は少し盛り上がりに欠けるというか、期待していたものとは違っていた。相変わらず竜は魅力的過ぎる。児童文学に目覚めるきっかけになってくれた、この作品の力はすごい。ありがとー。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「3巻が一番おもしろかったー!」
      私は2巻「こわれた腕環」が好きです。3巻「さいはての島へ」はバトンタッチの話で素晴しいですね。
      「3巻が一番おもしろかったー!」
      私は2巻「こわれた腕環」が好きです。3巻「さいはての島へ」はバトンタッチの話で素晴しいですね。
      2012/04/18
  • 思ってたものと全然違くてびっくりした。
    めちゃくちゃ魔法の世界やん…………
    紙で本読むの久々だし途中で眠くなるかと思ったのに一気に読んでしまった。

    本を開いてすぐ、びっしりと細かく書かれた地図が出てきたところで「ああこれは土地の名前でわけがわからなくなって飽きるな」と思っていたけれど全くそんなことはなく、寧ろゲドと共に私も旅をするために、何度も何度も地図の頁を開いていた。そのくらいこの旅に魅了されていた…。

    前半はゲドの行動にひたすらハラハラし、華やかに見せかけて大きな力を持つために地道な訓練を積む魔法使いや賢者達に感心し、後半はゲドの戦い・行動に圧倒されながらも自分もその場に居合わせているような気持ちでいた。 オジオンの行動に涙してしまった……。

    早く次の旅に出たい気持ちがたまらない。次巻も早く読みます。

  • ジブリ作品『ゲド戦記』の原作としておなじみ。映画自体は有名であるが、原作を読んでいる人は少ないのではないか。(自分含め)映画にはない、その前後の物語を知ることで、作品自体も、映画もより楽しむことができるだろう。

  • ジブリ映画、「ゲド戦記」の下となった作品。主人公の少年を通して、冒険や苦難が描かれている。ジブリ作品から長編文庫に興味を持った人にお勧め。

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著者プロフィール

アーシュラ・クローバー・ル=グウィン(Ursula K. Le Guin)
1929年10月21日-2018年1月22日
ル・グィン、ル=グインとも表記される。1929年、アメリカのカリフォルニア州バークレー生まれ。1958年頃から著作活動を始め、1962年短編「四月は巴里」で作家としてデビュー。1969年の長編『闇の左手』でヒューゴー賞とネビュラ賞を同時受賞。1974年『所有せざる人々』でもヒューゴー賞とネビュラ賞を同時受賞。通算で、ヒューゴー賞は5度、ネビュラ賞は6度受賞している。またローカス賞も19回受賞。ほか、ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞、ニューベリー・オナー・ブック賞、全米図書賞児童文学部門、Lewis Carroll Shelf Awardフェニックス賞・オナー賞、世界幻想文学大賞なども受賞。
代表作『ゲド戦記』シリーズは、スタジオジブリによって日本で映画化された。
(2018年5月10日最終更新)

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