ドラゴンフライ: ゲド戦記 5 アースシーの五つの物語 (岩波少年文庫 592 ゲド戦記 5)

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  • Amazon.co.jp ・本 (558ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001145922

感想・レビュー・書評

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  • 年代順に並ぶ短編集
    まえがきにある作者の物語へのスタンスが面白い
    アーキペラゴへ行き、収集してきた話を書きつけているという
    実際書いている感覚はそんな感じなのかなと想像してみるも、アースシー解説の記述の詳細さにくらくらする

  • まえがきもなかなか印象的だ ファンタジーの商品化

  • 外伝の位置らしい短編集。

    「ドラゴンフライ」はいよいよ最終巻へ、という感じがしてわくわくした。
    「湿地で」もとてもよかったな。
    大賢人のゲドの話、安心する。

    4巻から急に「男と女」の色が濃くなってきて、そこだけは戸惑う。これを児童書の位置にしておくのはきついのでは。

  • ゲド戦記外伝、短編集。独自の世界観のなかでのファンタジー。

  • ゲド戦記の世界に広がりを持たせるような短編5篇。
    オジオンの過去を知れる地の骨が一番のお気に入り。

    4から、「男と女」の問題に対しての言及が多いと感じる。

  • 短編集。表題作を含め、既存の価値観を覆すことによって、世界の均衡を取り戻そうと試みる人々が描かれており、楽しんで読み進めました。
    ただ、キーパーソンとして「女性」が強調されることや、運命論?的な価値観にもやもやっとしました。
    男性が束縛されている禁欲と力(この世界でいう魔法)の関係から解放するのがいつも女性っていうのもどうなんだ。
    結局女性は「選ばれしヒロイン」で、堅苦しいこと言っといてナイト的男性が必ず登場するし。
    ラブロマンスが書きたいなら素直に書いたらいいのに。
    って思ってしまいました。

著者プロフィール

アーシュラ・クローバー・ル=グウィン(Ursula K. Le Guin)
1929年10月21日-2018年1月22日
ル・グィン、ル=グインとも表記される。1929年、アメリカのカリフォルニア州バークレー生まれ。1958年頃から著作活動を始め、1962年短編「四月は巴里」で作家としてデビュー。1969年の長編『闇の左手』でヒューゴー賞とネビュラ賞を同時受賞。1974年『所有せざる人々』でもヒューゴー賞とネビュラ賞を同時受賞。通算で、ヒューゴー賞は5度、ネビュラ賞は6度受賞している。またローカス賞も19回受賞。ほか、ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞、ニューベリー・オナー・ブック賞、全米図書賞児童文学部門、Lewis Carroll Shelf Awardフェニックス賞・オナー賞、世界幻想文学大賞なども受賞。
代表作『ゲド戦記』シリーズは、スタジオジブリによって日本で映画化された。
(2018年5月10日最終更新)

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