王のしるし(下) (岩波少年文庫)

制作 : チャールズ・キーピング  猪熊 葉子 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 68
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001145960

感想・レビュー・書評

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  • 上巻で設定した伏線を、無駄なく全部活かしている!
    「王のしるし」は、子ども向けなので、清々しく仕上がっているけれど、大人向けだと「落日の剣」みたいな、苦い結末になる。
    背景のゆるい相関や、似た設定がで違うストーリー展開、というのが割とあるので、サトクリフの本は、出版年度順に読んだ方が面白い。

  • 部族間の抗争とか、誇りとか、さらりと書かれているけど、結構読み解けないところがあった…児童文学で誇りにふれる。 人を奴隷でなく、王にするのは、その人の精神のありようと、行動。 器が人を作る。器にふさわしくあろうとするのも大事なんだろうなあ

  • 堂々たる王になったなぁ。
    終わり方にぐっとくる。

  • この物語の主人公、フィドルスはただ単に見た目が馬賊の王マイダーに似ているというだけで、王位を追われたマイダーの替え玉として雇われました。  常に雇われて、人に使われる立場だったフィドルスが偽りの・・・・と言えども、「王」となり、「王」として振る舞ううちに、彼は「王」になっていきました。  これは彼がある意味で「あるべき王の姿」という一種の Vision をぶらすことなく、その役目を真剣に務めてきたからこそ得た境地だと思うんですよね。

    最後に「王のしるし」を体現したのは、フィドルスであったけれど、同時にマイダーもであったところに物語の深みを感じました。  プロット自体はちょっと安っぽい感じがしないでもなかったけれど、最後の引き締めがあってその安っぽさが消えた・・・・そんな印象でした。  素敵な物語でした。

    (全文はブログにて)

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