旧約聖書物語(上) (岩波少年文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001146066

感想・レビュー・書評

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  • 色々な話の元になったり、名前だけ知ってたりする旧約聖書だけど、実際読んだことなかったので挑戦。
    大人向けの物だと絶対ギブアップしそうだったので、子供向けの文庫で挑戦。
    分かりやすくて子供向けで正解だったなと思った。
    なかなか面白い。

  • 天地創造、アダムとエバ、大洪水、ヨセフ、モーセとヨシュアといった旧約聖書の有名なエピソードを物語風に綴った内容。こまやかで丁寧な描写は読みごたえがあるが、文学作品と呼ぶにはどこか物足りない印象を受けてしまう。アベルとカインやアブラハムとイサク、若かりし日のヤコブのエピソードが描かれないのは、児童書としてはふさわしくないと判断されたためだろうか? 下巻へ。

  • 長男へのベッドタイムの定番読み聞かせに用いた。ツタンカーメンの後はまた再び神話ということで聖書に挑戦。ただし今度は神話とは言っても、お話のメインは神を信仰する預言者たち。エデンの園の話などは楽しく読み進んでいったが、上巻の最後のもりあがりであるモーゼの出エジプトにいたるエピソードでは、ユダヤの神が、自分を信仰しないエジプトの王に対して、容赦なくとてつもない災害を引き起こす場面がえんえんと続き、子どもはすっかりげんなりしてしまった。特にいなごの群れの襲来が一番印象的だったよう。一番最後の、死の天使が長子をみなごろしにしていく災いの場面まで来ると、あまり怖がるので、ぼやかして語るしかなかった。確かに寝る前に読むものとしてはどうかという内容だったかもしれない。モーセの前のヨセフの話は悪くなかったのだが。下巻はまたいつか機会があれば読むかもしれない。

著者プロフィール

1873-1956年。イギリスの小説家・詩人・児童文学作家。ケント州チャールトンに生まれる。セント・ポール大聖堂の聖歌隊学校を中退後、アメリカの石油会社のロンドン支社で働きながら創作に励んだ。第一詩集『幼年の歌』(1902)、長篇小説『ヘンリー・ブロッケン』(04)で注目を集め、1908年、職を辞して作家生活に入る。長篇『ムルガーのはるかな旅』(10)、『死者の誘い』(10)、『侏儒の回想録』(21。ジェイムズ・テイト・ブラック文学賞)、短篇集『謎』(23)、『魔女の箒』(25)、『子供のための物語集』(47。カーネギー賞)、詩集『耳をすます者たち』(12)、『孔雀のパイ』(13)など多くの著作がある。

「2022年 『アーモンドの木』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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