ホメーロスの オデュッセイア物語(上) (岩波少年文庫)

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本棚登録 : 107
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001146110

作品紹介・あらすじ

トロイア攻略後、ギリシア軍の智将オデュッセウスは、故郷の島をめざして地中海の青海原に乗りだす。苦難と冒険の航海は10年におよんだ。故郷では、妻ペーネロペイアに求婚する貴族たちが居座り、悩める息子は父の消息を求めて旅にでる。中学以上。

感想・レビュー・書評

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  • ・望郷の思いというものが、この時代から人類共通の欲求だとわかって不思議な感じがした。また、神とオデュッセウスの会話から、その望郷の思いが非合理的であるという認識も読み取れて、合理的ではない人間らしさが描かれているように感じた。

    ・冒頭、オデュッセウスたちの船団が港を襲った後、別の島でオデュッセウスが「主人のいないあいだに盗みをはたらくわけにはいかない」と急に正義を語ったので思わず心の中でつっこんでしまった笑 冒頭の印象と違い、このシーン以降ずっとオデュッセウスは勇気と正義感のある立派な王として描かれていて、そちらがホメロスが書きたかったオデュッセウス像なのだなとわかった

    ・一つ目巨人ポリュペーモスが突然船員を岩にたたきつけて脳みそを飛び出させるとか、それで恨みを買ってるとわかってもよさそうなものなのにオデュッセウスが差し出した酒をおめおめ飲んだりとか、残酷な場面なのについコメディーのように読んでしまう部分もあってそれはそれで面白かった

    ・世界史で習ったトロイの木馬の話が、より血の通った物語として登場して感動した

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/722854

    トロイア戦争で活躍した頭脳派ヒーロー・オデュッセウス。
    あとは故郷に帰るだけ…の道のりが波乱万丈だった!
    キルケー、カリプソ、セイレーン。聞き覚えのある生き物や土地が出てくる冒険物語。

  • 冒険モノとしてワクワクしながら読みました。

  • ギリシャ神話の全体像が簡潔にまとまった本で予習の上本書に取り掛かった。オデュッセウスの冒険のあらすじがわかっていたため、あらすじを超える部分が簡潔なこの本は、それほど面白くは読めなかった。

    この本のコンセプトがそもそもそういうものなので仕方ないわけだが、原著の翻訳本とこの少年文庫の間くらいの本(日本語で書かれたもの)があれば良いのにと思った。


  • 2015年16冊目。

    ホメロスの『イリアス』に並ぶ世界最古の叙事詩の一つ『オデュッセイア』。
    『イリアス』はトロイア戦争そのものを扱っているが、『オデュッセイア』では、トロイア戦争が終わり、オデュッセウスの波瀾万丈の帰国の物語が綴られている。
    神々の怒りも助けも受けながらの長年に渡る航海・冒険はとてもスリリング。
    帰国を待つ息子の視点も現れ、そういう多眼的なところもいい。
    下巻では両者が出会い、荒んだ国の立て直しが始まるのではと期待。

  • 『Odysseia』はトロイア戦争で活躍したOdysseusの物語という意味。そうすると、ピカードの本のタイトルは「ホメーロスのオデュッセウスの物語の物語」になってしまう。

    ナウシカアー王女は古代ギリシャ語では Ναυσικάα
    オデュッセウスはὈδυσσεύς,Λαερτιάδης
    女神アテーナ―はἈθηνᾶ
    海の怪物セイレーンはΣειρήν
    古代ギリシャにすると、より神秘性が増すような気がする。

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