木曜生まれの子どもたち ((下)) (岩波少年文庫 631)

  • 岩波書店 (2025年2月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784001146318

作品紹介・あらすじ

姉クリスタルに続き、バレエ学校〈クィーンズ・チェイス〉に入学したドゥーン。夢に見たバレエの園で、さっそく王立バレエ団の子役に抜擢される。悔しさを隠せないクリスタルは、ドゥーンの活躍を阻止しようとするが……。自身もバレエ学校をひらいていたゴッデンの代表作を、新訳で。『ナイチンゲールが歌ってる』姉妹編。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公の前に立ちふさがる障害の数々‼️その障害が母であったり、父であったり、姉であったり、兄弟であったり…。そして、それ以上に差しのばされる温かい手、運を引き寄せる才能。
    ドキドキハラハラの1冊です‼️

  • 姉クリスタルが在籍している、王立バレエ学校に入学した弟ドゥーン。上巻に続き、姉は弟の才能を妬み、辛くあたります。このままどうなることやら、と思っていましたが……

    最後の方の急展開には、驚きました。クリスタルの心の成長を表す描写は素晴らしかったです。彼女の年齢は15歳でした。新しい自分に生まれ変われる思春期。どんなに苦しくても、自分の力で自身の殻を打ち破ることのできた人の人生は、ひときわ輝きを増すのだと思います。大人が読んでも読みごたえがあり、新たな発見が児童文学にはあると感じます。

    訳者あとがきの次の文が心に残りました。
    「….何かの分野で、自分ならではの表現を求められる人には、ときにはずいぶんつらい思いをしながら、いろんなことに深く心を動かす経験を積み重ねることが、必要なのかもしれません。」

  • rachelmanija | Thursday's Children, by Rumer Godden
    https://rachelmanija.dreamwidth.org/2694316.html

    Thursday's Children, Rumer Godden - Reading the End
    https://readingtheend.com/2009/03/13/thursdays-children-rumer-godden/

    Rumer Godden Literary Trust
    https://www.rumergodden.com/

    木曜生まれの子どもたち (下) - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/book/b656067.html

  • 王道バレエ小説!金髪美少女で高慢お嬢様の姉と末っ子で放置されて育った天才肌の弟。どちらか一人だけでも読みごたえのあるストーリーだけど、二人の関係も混ざりあって複雑になってるのがさらに面白い。最初は弟寄りだったけど、次第に姉にも共感。なんだかんだいって姉も立派にすごいのよ。

  • ドゥーンという天賦の才能を与えられた子が次第にその能力を開花させていくさまが本当に楽しい。その合間でクリスタルはなんて嫌な子かしらと苦々しく読み終えた上巻。ところどころ時間軸を見失いそうになりつつも、そのストーリー夢中になっていると「あれ?いつのまにかクリスタルの気持ちに添いながら読んでる?私」
    上下巻の表紙がこの姉弟それぞれとなっているように下巻はクリスタルの話だった。
    人というのは、自分と正面から向き合えるようになるまで、これだけの困難や葛藤を乗り越えなくてはならないのかもなぁ。ドゥーンのように純粋な気持ちだけで伸びやかに成長してきた子が羨ましいよね、そりゃ。
    それにしても、進もうとする子どもたちには大人の理解と励ましが必要なんだと改めて思う。
    子ども、大人どちらのゾーンにいても心をつかまれる良き話でした。

  • 姉の葛藤と弟の飛躍の下巻。姉も姉で王立のバレエ団に入れて役ももらえているからすごいけど、弟が凄すぎるのよね。

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著者プロフィール

ルーマー・ゴッデンRumerGodden1907~1998。英国サセックス州生まれ。父の仕事の関係で、生後六カ月で当時英国領だったインドに移り住む。十二歳のときに英国へもどるが、その後もインドとを行き来して暮らした。一九三五年に作家として活動をはじめ、おとな向けや子ども向けに数々の作品を生み出した。作品は長編小説、短編小説、戯曲、詩など多岐にわたる。日本で紹介されている子どもむけの本に、『人形の家』(岩波書店)、『ねずみ女房』(福音館書店)、『バレエダンサー』(偕成社)、『ディダコイ』(評論社、ウィットブレッド賞)、『ねずみの家』『おすのつぼにすんでいたおばあさん』『帰ってきた船乗り人形』『すももの夏』などがある。

「2019年 『ふしぎなようせい人形』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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