なつかしい本の記憶―岩波少年文庫の50年 (岩波少年文庫 (別冊))

  • 岩波書店
4.00
  • (6)
  • (5)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 47
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001149012

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • とても落ち込んでいた時、この本でいろいろな人が「あんな本もあった」「こんな本もあった」「おもしろかったね」と話していて、ああ、まだまだ読みたい本がある!死にたくない!と思った。

    斎藤惇夫が『いやいやえん』を初めて手に取った時のことを話している。曰く「C.S.ルイスふうに言いますと、物語全体が、主人公たちが「言ったこと」と「したこと」で仕上げられている文体です。つまり、あるがままの子どもを初めてとらえた文体なのです」。

  • 2000年、児童文学の草分け・岩波少年文庫が発刊50年を迎えた。
    それを記念して著名な兄弟・姉妹の対談、岩波書店のPR誌「図書」
    に掲載された児童文学に関するエッセイ等をまとめた読書ガイドで
    ある。

    思えば子供の頃、児童書を読んだ覚えがない。今でこそ活字中毒者では
    あるが、教科書以外はほとんど読まなかったのではないだろうか。

    読んだ記憶があるのは、学校の図書室で借りた偉人伝と人名辞典、月に
    1冊買ってもらえる図鑑だけだったような気がする。あ…現在の評伝好き
    はこの頃に芽生えていたのか。

    小学校高学年から中学生にかけて読んだのは闘病記の類だものなぁ…。

    児童書を読むようになったのは成人してからだ。本書に収録されている
    兄弟・姉妹対談のなかで児童書は大人になってから同じ作品を読み返すと、
    子供の頃はまた違った楽しみ方が出来ると話があった。

    こんな話を読むと、なんで子供の頃に読まなかったのかが悔やまれる。
    「1粒で2度おいしい」ではないが、「1冊で何度も楽しい」体験をしそこ
    なっているではないかっ。

    うぅ…なんてもったいないことをしてしまったのだろう。時計の針を
    戻せるのなら、小学生に戻って児童書を読み漁りたいぞ。

    「しかし、その創刊にたずさわった私には、「岩波少年文庫」発足の日
    が、そう遠い昔とは思えず、また、つづけて出されている個々の本自体
    が、古くなっていきつつあるとは、とても思えない。その大きな原因は、
    いい本は年をとらず、いつも新しいからではないだろうか。」

    岩波少年文庫の創刊に参加し、日本の児童文学普及に貢献した石井桃子の
    言葉である。「いい本は年をとらない」。まさにその通りだと思う。

    ◎な良書だが、岩波少年文庫を買い集めたくなる衝動に駆られる罪作りな
    1冊でもある。笑。

  • 12編+「書目一覧」。図書館本。 110

  • え~、この人たち姉妹だったの!

  • 大人が岩波少年文庫を読んでもいいんだ
    対談にあるように岩波を大事に思っている人たちがいる

    自分もファンタジーに浸りたいときに読んだりする
    子どものころには、出会っていなかったので
    読み返す楽しみがないのが残念

  • 子どもたちに本を、そして物語を届けて来た人たちのお話。使命感というよりも、自分が好きだからという想いが溢れているのが、何とも素敵です。
    中川李枝子・山脇百合子、池内紀・池内了、岸田衿子・岸田今日子のきょうだい対談がこんな本を読んだ、こんな風に本と付き合っていたという逸話が聴けて面白かったです。きょうだいだからこその、自分を見ていた目が話に彩りを与えています。
    またドリトル先生や星の王子さま、ケストナーなどにまつわる裏話的な思い出も興味深く読みました。
    ああ、やはり児童文学って素敵です。

  • 岩波少年文庫が発行されたのが1950年。
    世界中のいろんな文学があったんだな。もっと少年時代に本を読んでおけばよかったな。だから今、その反動で徹底的に読書しているのかな。
    それでも、だいぶ読んだことのある本が出てくるな。ドリトル先生とか、ふたりのロッテとか。
    僕らが知的だと思う人間は駆逐されていってしまう。
    読書というものは、かつてのように特権扱いされることはなくなって、ごく普通の本を読めば楽しいぐらいの世界になってきた。
    知性が一番目覚めるはずの年代にケータイなんてやっている日本の経済は成り立っているんだから、異常だ。
    少年少女時代は、たっくさん本を読むべきだ。

  • 三組のきょうだい対談がすてき。中川李枝子&山脇百合子、池内紀&池内了、岸田衿子&岸田今日子。

全8件中 1 - 8件を表示

岩波書店編集部の作品

ツイートする