- Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001150032
感想・レビュー・書評
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先生の向上心、探究心、好奇心、そして全てへの優しさはまさにセンス・オブ・ワンダー。
この無邪気で聡明な紳士は理想の男性像です。
でもダブダブくらいの世話焼きでないと、奥さんはつとまらないだろうな。
先生が整えた郵便制度を利用して、各地の動物向けに定期購読の読み物を発行するのだけど
これって今のメルマガそのもの。
ロフティングは1928年にこれを書いている。
合理的で実に先進的。
随所の動物との会話から、ロフティングの生物学への愛を感じる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久しぶりに読んだけど、おもしろかった。
ほっとする。あー、なんていい人(動物)たちばかりなんでしょう。 -
鳥を人間の都合で働かせてもいいのかな~と思いながらも、それぞれのキャラクターがかわいらしくて、どんどん読んでしまいました。
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動物と話ができる、偉大なドリトル先生。アフリカのとある王国で、鳥を配達人にした郵便事業をはじめます。とっても楽しいお話なのに、惜しむらくは黒人に対する差別的な表現が穏やかではあるが含まれてしまっていること。これは、作者の生きていた時代のイギリスではそういうメンタリティが一般的だったのだから仕方がないと、新書版1巻か2巻の解説に書いてあったけれど、今、子どもたちに読ませるためには、ちゃんとその歴史的背景を説明しておかなければね。初版は1962年、私が生まれる前。野菜の『オクラ』に注釈がついていたのが可笑しかった。その頃は、まだ日本にはオクラはなかったんだね。(2008-06-07L)