ライオンと魔女(ナルニア国ものがたり(1))

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感想 : 82
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001150216

感想・レビュー・書評

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  • ビールを飲みながらこの本を読みかえす日が来るなんて、不思議な感じである。この練られた世界観、すばらしいな。
    瀬田貞二の訳が大人になった今でもなんだか分からないところがあるけど、それもまた趣深い(笑)
    4人兄弟姉妹が王座についてしばらくすると話し方がそれらしくなった、というところがなんだかおかしくてにやっとしてしまう。

  • 瀬田貞二さんの訳と、タイトルと、挿し絵と、本編と、絶妙にマッチしていて大好きだった。
    私の子ども時代の輝ける思い出だ。
    何度読んでもワクワクして、ナルニアの世界に行くのが楽しかった。

  • いやはや、半世かかりました。この不朽の名作を手にするのに。
    誰もが良いと言うものが、必ずしも自分も好きかどうかなんてわからないじゃないですか、ついついまたいつかいつかと思いながらこの日を迎えましたが…

    やはり、子どもの頃、せめてティーンの頃に出会いたかったー!というのが正直な感想。なので、これからも堂々と子どもたちに勧めたい物語です。

    しかしながら、私はそこまでのファンタジー信奉者でもなく、とくにナルニア国への思いは強くなかった。
    でも、この4人兄妹たちの子どもらしい思いの描写に惹かれました。末っ子ルーシィーの素直な愛らしさ、次男〜!いますよねぇ、わかるよわかるよーその気持ち〜。
    と、子どもたちに惹かれました。

    そして、福音書好きな私には(福音書にドラマ感じてます)アスランが石舞台に向かうシーンがたまらないですね、ピーターの有志ぶりには驚きましたが、まあそこはファンタジー、何でもありですね。

    ラストも大好きで、思い描いていたイメージの数倍良かったですね。星が1つ足りないのは、ファンタジーへの私の接し方ですのであしからず。

  • 子どものころに、こんな不思議な体験できるなんてうらやましいと思う。
    そして、この不思議な体験をそのまま信じて受け入れてくれる大人が近くにいることもとてもうらやましい。

  • 大好きなC.S.ルイスのシリーズ第一弾。

    アスランというライオン扮するイエス・キリストの、
    十字架における受難を中心とした物語。

    人間の思いと、助けと、「魔法の奥の魔法」、サタン(魔女)の衣はぎ、石舞台、王様4人の名付け方、、 大好きです。

    ちなみにBBCドラマverは、愛のある作り方、
    Disney映画verは、ストーリー性 の力を感じました。イイネ!

  • やっぱり、面白いですね〜。
    イメージが豊かで、さすがに、三大ファンタジーと言われる世界の名作ですから!
    中でも一番子供向けで、なんというのでしょうか、慈しむように語られるのが馥郁たる香り漂うような。
    大人になってからは記憶の中だけで大事にしておいて読み返すことのなかったシリーズでした。
    最後の方は急展開で、戦争にまでなるのが、児童書でこんな風にする必要があるだろうかと大人としてやや不思議な気分に。
    ちらっと大人の世界をかいま見て、そしてまた自分の部屋に戻る…そこが良いのかしら?

    エドマンドは嫌な子で、実際にも時々いるよなあということをずっと覚えていたんですけど〜読んでみて彼の目が覚めた時の様子や、アスランが二人だけで話しかけ、周りもそっと仲間に入れようとする気遣いをするところが良いと思いましたね。
    ターキッシュ・ディライトの誘惑も〜
    本文ではプリンになっているけど長いことどんな物だろうと想像を巡らしておりました。

  • ナルニア国のシリーズは大人になってから読んだのですが、全7巻を読み終わった感想は「子供のころに読んでおけばよかった!」でした。もしこの感想をお読みの方、未読でしたら今すぐ読みましょう。すでに大人になってる方でも、なるべく若いうちに読むのをオススメします。

  • 激しいバトルシーンだけが心踊るファンタジーではない。

  • 『ライオンと魔女:ナルニア国ものがたり−1』  2008/5/25 読了
    『カスピアン王子のつのぶえ:ナルニア国ものがたり−2』 2008/7/29 読了

    2006年3月に、公開された 映画 『ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女』 は、正直言ってあまり興味がなかった。
    この C.S.ルイスの 名作 のことを、知らなかったもので・・・・。
    それが、第2作の 映画が上映されるということで、がぜん興味が!
    ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛
    2作目を見るには、1作目がわからないとね・・・。
    映画公開を前にTV放映があったので、『ライオンと魔女』を見ました。ラッキー! 

    そうなると、本も読みたくなる。
    イギリスの文学者 C.S.ルイスの子供向け小説(全7巻)『ナルニア国物語 The Chronicles of Narnia 』
      第一巻 『ライオンと魔女』を読破。

    内容は、善と悪(白と黒)がはっきりしていて単純明快、さすが子供向け〜
    その中にファンタジーがちりばめられ 読む人がいくらでも空想をふくらませられる。
    イギリス人が書いたものだらか、イギリスの文化(生活習慣)、西欧の宗教観がわかっていると、さらに面白いだろう。
    大人の気持ちで、読んではダメ!だよね。 

    さて、本を読んで感じたのは、翻訳が重要 ということ。
    この 瀬田貞二の訳 の文体が、原作とどれくらい調和しているのかは、原作(英語)を知らないのでなんともいえないが、今では使わないような おっとり品のいい言い回しが この世界にぴったりな気がする。

     映画にもその雰囲気はあふれているが、映画のほうがはるかにスピード感があり、
     なんといってもすばらしい映像がワクワクさせてくれる。

    そうそう、本といえば 挿絵 ! ポーリン・ベインズの挿絵 は とても いいね。
    私が読んだ本の挿絵は 白黒だったので、色は 自由に空想できる 〜〜〜
    同じ訳者・挿絵のカラー版もあるので、比べて見たいな。

    内容 :
    偉大なライオン、アスランのつくったナルニア国。
    4人の子どもたちが、よこしまな白い魔女の魔法を解くため、大冒険をくりひろげます。
    「ナルニア国ものがたり」第1作が、小さい読者のための絵本になりました。

    著者 : C.S. ルイス → C.S. ルイスの本
    イギリスの作家、神学者。文学評論、キリスト教神学、小説、自伝など、数多くの著書がある。

    挿絵 : ポーリン・ベインズ → ポーリン・ベインズの挿絵の本など
    イギリスのイラストレーター。

    翻訳 : 瀬田貞二 → 瀬田貞二の本や訳本など
    1916年東京生まれ。東京帝国大学で国文学を専攻。
    児童文学の翻訳、創作、評論や、「児童百科事典」の企画・編集などにとりくみ、日本の児童文学界に多大な功績をのこした。

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