- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001150223
感想・レビュー・書評
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ナルニア国ものがたりも、これで4冊目です。
いつもの展開にちょっと飽きつつありました。
あの4人の子どもたちが、あの不思議な衣装たんすを抜けてナルニア国を治めたあの日から1年が経っていました。
彼らは長いお休みが終わり、寄宿学校へと戻るため、汽車を乗り換えている所でした。
そこで突然、まずはルーシィーがそしてエドマンドが何かに引っ張られてしまいます。
そして次の瞬間、4人はナルニアへ。。
やってきた城跡は、どうやら数百年を過ぎた、ケア・パラベルの城のようでした。。
ナルニア国栄えた第一王、ピーターたちの話は今や語ってはならぬ伝説となり、欲深いミラース王がナルニア国王として統治。甥のカスピアン王子こそが、正当なナルニア国王の血だというのに。。
と、ここでミラース王に男の子が産まれ、カスピアン王子は暗殺の的に。国を追われることになる…
もうこの感じに乙女な私はあきあきしてしまいました。また、戦?
ピーターとエドマンドまで武装しはじめると、ページを閉じたくなります…
が、そこに、可愛らしいルーシィが私を救ってくれました。
眠れない夜、ワラビや枝のすきまから、空を見上げたルーシィは、ナルニアの夜空、懐かしい星座を目にします。森の木々が、昔のナルニアのように今にも話し出すのではと、木の精たちに話しかけるルーシィ。
次の日にルーシィが見たのは…
ここからはあのひとが現れて、幸せに読み進むことがてきます。
さあ、元気を出して、次なる「朝びらき丸 東の海へ」とすすもうではないか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大人になるともうナルニアには入れない、とか、そういう設定が大好きです!
(トトロも同じ理由で好き)
それでも本を読むぶんには、大人でも老人でも、この世界には入っていける。
毎晩、寝る前に読んでいるけど、楽しかった!
続きも早く読みたいな。 -
カスピアンがカッコイイです。
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ナルニア国物語2章。1章とこんなふうに繋がっていくなんて!
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ナルニア国の話をしていて、ちょっと記憶違いかもと心配になり、久しぶりの再読(再々読?)。
何回読んでもステキだ!! -
白い魔女と戦ったときも少年だったが「黄金時代の救世英雄古王を召喚する」と言えば威風堂々たる戦士とふつう思うだろう。小人(ドワーフと表記したほうが良いんじゃないかな)の目からは、ティーンエージャーはどんな風に見えただろう?
白い魔女は復活できる、小人はそっち支持。
トランプキンは親交のあったJRRトールキンが(名前が似ているだけでなく)モデルなのではないか?反逆するニカブルクはルイス自身(不信心の)だろう。「長いあいだ、辛いめに遭い、(ニンゲンを)憎んできたから心の中がひねくれてしまったのだ」/ -
前作の雪解けの春の息吹のシーンでも思ったけど、木の精霊たちが再び目を覚ますシーンとか、冬の終わり的な描写がめっちゃ上手いんだよな・・・。
あとリーピチープのラストなんかこう・・・切なくなった・・・小動物がしにそうになるシーンに弱い・・・。 -
子どもしか行けないナルニア国…!
アスランに再会するところではちょっとうるっと。好きだ! -
カスピアンいけめん。
上の2人はもうナルニア国には入れないのか…
それを告げられる場面がなかなか。 -
Prince Caspian: The Return to Narniaは1951年のC. S. LewisのThe Chronicles of Narnia第2作だ。瀬田貞二氏の翻訳には独特の味がある。例えば、「おどろき、ももの木、さんしょの木」、巨人の「天気てんくろう」等など、思わず音読してしまう面白い言い回しがある。
物語の方は、ナルニアの意外な歴史が明らかになる。ますます、続きが見たくなること間違いなしだ。Edmundがすごく成長しているのもいい。勇敢なネズミReepicheepはなぜだか頼もしく見えてくる。Prince Caspianが幼少時代に、とても頭の良い質問でDoctor Corneliusを困らせているところは、思わずはっとさせられた。