- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001150261
感想・レビュー・書評
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読み終わってすぐ、シリーズ1に戻りたくなったわー!
そうやって、つながっていくんだな。というのが、良くわかる本でした。
やはり悪って必要なものなのかな。
まだ6冊しか読んでいないけど、これは3番目に好きです。
おもしろかったな!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前半は、まるでデスノートのデュークみたいに、でっかい魔女がずっとくっついてくるの、しばらくは私の生活にもずっと着いてきててしまうほど(笑)
それに主人公たちもえ?こんなに大雑把でいいの?ってくらい、こっちの世界とファンタジーの世界を行ったり来たりするし…
でも、そうかこれがファンタジーなんですねー。面白かった。子どもたちもこんなの大好きなんじゃないかな。
実は「ライオンと魔女」の次に読んだので、アスランとの記憶も新しく、ナルニアの国の創世の様にはワクワクしました。この木の実が、あそこに繋がるんだーというラスト、楽しめました。読む順番間違ってなかったなと思っています。 -
どの巻も素晴らしいが、それは緻密な構成とキャラクターの豊かさによる。
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The Magician's Nepher,1955,C.S.Lewis,The Chronicles of Narnia 6
ナルニアの始まりの物語だけに、これまでの5つの物語を読んできた人には、すべての始まりとつながりを感じることができる。一見、これからの冒険に関係ないように思える事柄が、最後にはすべてがピタリと符合していく、まとまりの良さは、他の物語ではなかなか味わえないだろう。
今回も訳に味わいがある。「世界と世界の間の森」"Wood between the Worlds" 「天馬」 "Fledge"など。特に印象深いのは、最後の章の表題「この話は終わり、ほかのすべての話がすべて始まる」、まさにその通り。
本作ではナルニアの創造が描かれるが、その美しさ、雄大さを表す形容表現が非常に繊細で響きが良く、文字を読んでいるだけで風景が目に浮かぶ。
前5冊と比べ、話の抽象度がやや高い6冊目では、滅びゆく国と生まれる国の対比で、私たち人類に重要な戒めといいつけを示してくれている。 -
ナルニアの創生のエピソードの一つ、不死のりんごをめぐるディゴリーとポリーの冒険。白い魔女の起こり、そしてあの衣装箪笥の元でもあります。キリスト教観に彩られた物語の中で、このりんご も象徴的ですね。
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英国には児童文学の伝統の厚みがある…。小学生時分に我が父が買ってきてくれたこの本読み直してみたが。英国では少年男女がかんたんに友達になるのか?ディゴリーは「ポニーの経験もある」とてかなりブルジョワ。果実を取ってくる使命は天馬を与えられてイージー…/SFファンになる切っ掛けとなったような気がする。多世界のシステムが一応考えられているようだが、やはり「どこまでが偶然か?」「悪は何から生じるのか?」説明しようとすると『神学』でも持ち出す必要があるだろう/次巻は最終で思いっきりのスペクタクル、作者の主張が全面的に
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ナルニアシリーズの物語の切り口としては実はこれが一番すきですね。
ああ~~~それから学者先生の衣装箪笥に繋がるのね!!
あと白い魔女!!
ナルニアも実はたくさんの世界がある中での一つ・・・っていう多層世界観だったんだな・・・。 -
アスランばんざーい!ナルニアはじめて物語!
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C.S.ルイスの『ナルニア国ものがたり』は子供たちがナルニア国という不思議な魔法の国にワープしてしまうという物語です。当然、子供たちは勝手の分からない困難と遭遇します。子供たちが勇気と知恵を振り絞って問題解決と真摯に立ち向かうところが読者である我々に取って一番の見どころです。とりわけ私が好きなのは『朝びらき丸東の海へ』のラストシーンです。光輝く海の中を漂う朝びらき丸のイメージが忘れられません。
文学部 T.Y
越谷OPAC : http://kopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1000425543 -
ナルニア国物語
全7巻の6巻目にして、物語的には始まりの物語。
ややこしいな。
ナルニア国がアスランによってつくられるおはなし。
ちょっと引用を
「だれか悪いやつが、いつかほろびのことばのようないまわしい秘密を発見して、すべての生きものをほろぼすためにそれを用いないともかぎらない」
アスランのいましめです。