- Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001150346
感想・レビュー・書評
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ずいぶん前に読もうとして挫折した作品。
おたふく風邪のおかげで冬休みが1か月延びてしまったのは、なんだか新型コロナウィルスで休校になってしまった子どもたちを思わせる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回の探検は冬。何年かぶりに湖の全面が氷に覆われる冷え込みが来て、探検家達は新たな仲間、ディックとドロシアの姉弟を加えて北極探検に取り組もうとする。しかし今回も色々な事件が起き、思いがけない北極行となる。今作から登場したD姉弟がいい味出していて、冒険家の先輩達に色々教えられ、少しずつ成長していく姿や、ディックとディクソンおじさんの男の友情的な感じがすごく良かったです。
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何十年ぶりかに読んだが、結構覚えているものだ。覚えていても面白さは減らない。そういえば、子供の頃、手旗信号(日本語版)で日記を書いていた時があったわ。
『ツバメ号とアマゾン号』の夜間航海、『谷』の高原で霧に巻かれるところ、『伝書バト』の廃坑崩落や山火事、『ひみつの海』の海中での満潮、極めつけは『海に出るつもりじゃなかった』など、遊びの中のスリルじゃなくてもし現実に起きたら(もし子供たちの保護者だったりしたら)リアル恐怖を感じるイベントが1回は用意されているランサムサガ。ここでは暴風雪の中、Dきょうだいが北極行を強行するところだが、フリント船長すら二人は避難してるだろうと思ったのに、そんなこと思いもよらない都会っこの二人、というところとか、すごく納得。
それにしても、おたふくでこんな厳格な隔離・防疫措置がとられるんだ… -
この頃楽しみに読んでいるシリーズです。図書館で借りました。正直、新しく出た文庫版を借りたいのですがハードカバーの方は千葉の図書館に結構な数あるらしくこちらの方が借りやすいので重たいなあと思いつつ借りて読んでます。
新しくD姉弟が登場。年長組みが段々と大人になってしまうので年中組みに参加、と言ったところでしょうか。ちょっと変わった弟と物静かなお姉さんの組み合わせは今までに無いタイプで面白いですね。そして昔は携帯どころか電話もめったに無かったんだよなあとしみじみ思います。時々自分がどれほど文明の利器に頼って生きているか無意識すぎて気づいていないことにぞっとすることがあります。私も火の起こし方ぐらい覚えておかないとイカンなあ…とこの本を読むたび思ったりします。
冬のお話なのでまだ肌寒いこの季節に読んでよかったと思いました。 -
冬休み。
D姉弟登場。
凍った湖で北極を目指す。
(1994年10月30日読了) -
やっぱ、お茶(紅茶、もちろんミルクティーだ)とパン、マーマレード、チョコを用意してこれですよ。たまりませんなあ。
ツバメの谷以来、どんどんティティの影が薄くなっております。そこへきてドット登場。ティティ、危うし!
…とかいうのは冗談として、この巻でドロシア(ドット)とディックという兄弟が登場します。わりとこの話自体、ドットの視点が多いですね。なんてったって、ドットは記述者ですから…。
でも、主人公はやっぱりディックだろうな。都会っ子の自分たちが、自分たちの力を駆使して(?)、ムリして相手に合わせているわけでもなく、ツバメ&アマゾンたちに溶け込んでいく姿はすてきです。何気にスーザンたちのほうが見くびってますやね。
それから、ヒソカに影の主人公(と勝手に思っている)なのがペギイ。シリーズを通して、ここまでペギイが描写されてるのってないような気がする。
ナンシイ不在で、一生懸命ナンシイの代わりを務めようとする姿。でも、やっぱりナンシイほどの蛮勇さ(?)は持ち合わせてはいなくて──フラム号の件はペギイをよく表していると思う──。
ナンシイに憧れ、頼りにしつつ、でも自分もナンシイのようになってみたいという気持ちが裏に見えるような気がします。でも、ナンシイにはなれないし、その器ではないこともよくわかってるんだよね。
ランサマイトに100の質問みたいなページがあってね、その中に「一番自分が似ているのは誰」といった質問があったのね。
私はペギイかなあと思っています。好きではないんだが(爆)
なので、フラム号のお話はちょっと涙を誘うよ(苦笑)
そういえば小学生の頃、この本にあった手旗信号を書き写して覚えようとした記憶があります。
全然覚えませんでしたが。