- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001150513
感想・レビュー・書評
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ケストナーという人が、どんなに素晴らしい人だとか、ドイツでどんな有名な作家であったかとか、そんなことは知らなかったけど、とにかく私にとっては「ふたりのロッテ」の人か。だったので、飛ぶ教室からとりあえず3冊読んでみて、はあ、なるほどー本当になんてお母さん思いの生真面目な方なのよ、という印象。
そして、何が子どもにとって価値があるのか、子どもの周りの素敵な大人、貧乏な子にも、お金持ちの子どもにも、平等に幸せがあるということ、そういうの、もっともな部分が大人になっちゃったのでわかるのが、ちょっと物語を純粋に楽しむ邪魔はしましたが…
でも、それ以上に子どもたちのおかしな行動が楽しくて!まさかまさか、エーミールがあんなことになり、ベルリンの街で、2ダースもの少年たちが、楽しみながら(ここが大事)探偵の仕事を引き受けてくれる、一大事件をわくわくと読ませてもらいました。そして、最後には夢のようなハッピーエンド、こういうの、今の子どもたちも、素直に喜んでくれると嬉しいなぁ。。
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ベルリンの街を歩き回る少年探偵たちのうしろを私もついて歩き回り、その行末を見守りました。ケストナーの日本人にはないユーモアな文体に惹かれ、また、ワルタートリヤーの挿絵もとっても魅力的で大好きになりました。とにかく最初から最後まで面白おかしく読みました◎
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ケストナーはとても健全であり、とっても鼻につかないいいこたちが出てきます。そしてすてきな大人が出てきます。ああ、ほんとうに、そんな品のある大人になりたいなって思います。みんなあったかいハートがあるのが好きです。みそっかす扱いされちゃう小さな子に尾気遣いするケストナーの目線が好きです。そしてなにより、岩波書店のこの装丁がたまらなく好き〜。美しい本でもあるのです。ああ最高。
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ベルリンへ向かう列車の中で大切なお金を盗まれたエーミールは、ベルリン中の少年たちとともに泥棒を捕まえようとする。個性的な少年たちとテンポ良い流れが魅力の児童文学。
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これがケストナーさんのスタイルなのね。
以前読んだときは長い物語だと思ったような記憶があるのだけど、今回はすごくスピーディーだと感じたな。
大体の展開を覚えていたからだろうか。
既に荒稼ぎしてるのに、さらに子供からも奪おうとするとはね…欲の皮が突っ張ってる。
そして墓穴を掘ったか。 -
「子どもを本好きにする10の秘訣」>「家族・人間関係」で紹介された本。
あれ?この本もまだ登録していなかったのか??この辺りもそろそろ読ませたいところなんだけどなぁ。 -
やっぱりモダンでスマート。途中で登場するケストナーさんのような大人になりたかった。
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番外編02 第1回ビブリオバトルinなわて なわてvsいこまで発表された本です。 テーマ「大人も楽しい!子どもの本」