点子ちゃんとアントン (ケストナー少年文学全集 (3))

著者 : ケストナー
制作 : ワルター・トリヤー  高橋 健二 
  • 岩波書店 (1962年7月18日発売)
4.09
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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001150537

点子ちゃんとアントン (ケストナー少年文学全集 (3))の感想・レビュー・書評

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  • ケストナー②
    「飛ぶ教室」を読んで、小さい頃に読んだ本も含めてケストナーの作品を読み直そうと思い、2冊目に選んだのがこの本。
    アントンのお母さんの誕生日の話で、アントンの気持ちに同情して思わず涙。
    点子ちゃんとアントンみたいに友情を発揮する機会はそうそう無いけれど、もし友達が困っていたら、なにも言わず手を差し伸べることができる人間でありたいと思いました。
    子どもの時にこの本に出会うのも大切だけど、大人になって、特に子どもができたらもう一度この本を読みたいと思います。

  • ケストナーは本当に良いお話を書いてくれます。なんて素敵なキャラクター、点子ちゃんのおしゃべりに終始笑いっぱなしなのですが、物語にはきちんとした問題提起があります。登場人物がみな際立っていてわかりやすい。母親は自分の事ばかり。でも多忙な父親は点子ちゃんときちんと向き合おうとします。人間はそれぞれの環境で暮らし性質を持っている。けれど、幸せになるべく、耐えること、努力は必要なのだとケストナーは言っているようです。(今はそういった事を声高に言わぬような風潮もあるでしょ。でも時には大事なことですよね)各章に添えられた反省は、ケストナーから読書への愛あるメッセージです。きちんと安心させてくれる希望のラスト。宝物の一冊です。

  • ケストナーのなかでいちばん好き。全部好きなので挙げきれない。
    でもアントンのお母さんはちょっと納得がいかない

  • これは小学校5年生の私が、当時流行(はやり)だった「りぼん」や「なかよし」といったコミックとは違い、本格的に一冊の本を読んで満足したと記憶する本。この本をきっかけに物語の面白さ、特に外国の子どもを主人公にした話に興味を持つようになったと思う。
    物語の底辺に流れる、親が子を思う気持ち、子が親を思う気持ち、友達を思う気持ち、悪いことは見過ごさない勇気、正しいことをした人をきちんと評価する、という人生に大切なことを子どもの頃に読めたことが本当に良かったなあと振り返って思う。
    文は読みやすく思いやりに溢れており、作者ケストナーの人柄も感じさせるし、また訳がぴったり私好みだったから好きになったのだと思う。
    私の読書への入り口にもなった本で二人の主人公には特別な気持ちがある。そのうちの一人「点子ちゃん」の枠にはまらないのびのびした発想とユーモア、ファイトある元気な女の子は私の憧れ。
    他のファンには申し訳ないと思いつつ、ニックネームにさせて頂いた。

  • 最近映画が話題となっていたような。「飛ぶ教室」や「ふたりのロッテ」と違って、わたしがこの本を読んだのは実はだいぶあとになってから。高校の頃だったかな。しかし読んでみたら、どこか読んだことのあるような気もしたから、もっと前に読んだことがあったのかもしれない。
    点子ちゃんとアントンの、互いの受け入れあい方がすてきだなと思う。相手をそっくりそのまま、すとん、と受け入れてしまう。できそうでできない、なかなか難しいこと。
    アントンのお母さんへの愛情が素直すぎるとか、お母さんが美しく描かれすぎているとか、お母さんと男の子のかかわりについてはいろいろと批判されることのあるケストナー。ケストナー自身、とってもお母さんのことが好きだったらしい。たしかに、ちょっと美しすぎるなぁと思うところはあるけれど、でもそれでも余りある魅力に、ひかれる。

  • 飛ぶ教室に続きケストナーの名作。外国文学は訳者の力が大きいが、ケストナーにはやはり高橋健二の訳が一番ピタリと収まります。

  • 基本図書なので、図書館で借りた。

    点子ちゃん(ルイーゼ)・アントン・支配人ポッゲ氏・アンダハト嬢・ベルタ

    点子ちゃんなんていうから、中国の話かと思っていたら、ドイツの話だった。
    点子ちゃんが利発で、とにかくおもしろい。
    ユーモアのセンスって重要だと、最近しみじみ感じる。
    アントンがアントンの母親の誕生日を忘れてしまった話で、母親の狭量さにいらっとしてしまった。
    でも、病気だと心も弱くなるし、貧しい親子のありようはケストナーの実体験が元になっているらしいから、リアリティーがあるのだろう。
    それぞれの章についている反省が説教くさく、訳も古いけれど、ハッピーエンドで良かった。
    挿し絵がかわいい。

  • うー。高橋建二訳のケストナーははじめてだ。ヘッセからのイメージもあるかもしれないけど、ちょっとカタイ気がする…。微妙にはまれなかったなあ。
    絵はかわいいのだけれど。

  • 素敵な一冊でした。ケストナーで素晴らしいのはエーミールだけじゃなかったんだなあ。もっと早く読んでいたらよかった。
    登場人物もわかりやすく、お話もすっきりしていてやさしい。途中途中で、作者が登場してくるのは好き嫌いがわかれるところかもしれないけれど、わたしは好きです。

  • ケストナー全集を大分前に購入したのですがなかなか読む時間が取れずにおりました。お正月なので引っ張り出して読んでみました。
    少し前に米原万理さんの本を読んだとき、トルコ蜜あめなるものがケストナーの点子ちゃんとアントンに出てくると書いてあったのでどこかなあ~と楽しみに読んでいたら作中には出てこなかったのでびっくりしました。確かに字面だけでもおいしそうだな、とは思いますけれども。

    ケストナーのお話は良いお話が多いなあ。本当に子供の頃に読んでおけばよかったとしみじみ思います。

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