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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784001150551
みんなの感想まとめ
旅と冒険を通じて、想像力豊かな世界が広がる物語です。主人公のコンラート少年が、おじのリンゲルフートと共に南洋を目指し、さまざまな個性的な国々を巡る様子が描かれています。なまけものの国や偉大な過去の城、...
感想・レビュー・書評
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記念すべき2005年の第1冊目。コンラート少年が、おじのリンゲルフートと麦わら帽子をかぶった黒馬とともに南洋を目指して旅するお話です。途中、なまけものの国、偉大な過去の城、さかさの国など、数多くの個性的な国々を通ります。それらの国は、ケストナーの想像の国ではあるけれど・・・ケストナーは、近い将来、世の中がどうなるかを、知っていたんじゃないかしらん。[2005.1.1]
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5月35日というありえない日付のこととしてスタートする児童文学。巻末の詩が結構好きだった。
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何度読んでも愉快。特にペータージーリエが好きなので、ここのくだりがもっと長くてもいいのに。
電気の国あたりはとっくに実現しているあたり、ケストナーには先見の明があった。 -
「ごばんじま」はつまりチェス盤ってことで、「碁が打てる」というのは、チェスが打てるということね。
翻訳された1962年当時では、チェスって訳しても通じないだろうって思われたんだろうな。
でも、碁盤は白黒じゃないから、囲碁を知ってる子ほど混乱しただろうな。
挿絵があるから実際どうなってるのかはわかるけどさ。
空想を広げるときに、どこまでナンセンスになれるかというのは、才能である気がする。
空想の翼はよく常識に縛られてしまうから。 -
「五月三十五日のことでした。」から始まる、ナンセンスかつ荒唐無稽な物語。自由自在な想像力を生み出すケストナーの面目躍如。
南洋について作文を書かなければならないコンラート少年が、おじさんと馬と冒険の旅に出かける(タンスを通って出かけるのは、ナルニアのオマージュなのか?)。途中で訪れるいくつもの国は、シニカルなアイロニーが隠れている。おそらく、子どもが読む時と、大人が読むのでは、かなり印象が違うのではと思う。
特に、子どもを苦しめる大人たちに対して、ケストナーの怒りを感じる。現代の親たちも、今一度、子どもの気持ちに立ち返って、向き合ってみてはどうだろうか。 -
ケストナー③
タンスを抜けると異空間に出るところはナルニア国ぽくて、いろいろな国が出てくるところは星の王子さまに通じるなと読みながら思いました。
今まで読んだケストナーの作品より空想的な部分が多くて最初は驚きましたが、慣れてしまえばどんどん読み進められました。 -
なんというか、昔の翻訳児童書だなぁという書体が懐かしくてたまりませんでした。
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明るいファンタジーで、怖いことも説教臭いこともほとんどなく、気楽に読める。
ただ、気になって仕方がなかったのは翻訳。
50年以上前に翻訳されたから古臭いのか、それとも元々翻訳が下手なのかわからないが、とにかく現代では絶対に使われないような言い回しや、不自然でわかりにくい言葉がいっぱい出てくる。
読みながら、つい、「ここは、こう書き直すべきだ」とか考えてしまって、ストーリーに集中できなかった。
余程本好きで難しい言葉も気にしない子でない限り、冒険が始まる前に挫折してしまうだろう。 -
2014【】干支の本(うま)&図書だよりで紹介
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ナンセンス!
全集のなかでは、個人的にはちょっととっつきずらい一冊。
でも随所にケストナーらしさが出ていて、やっぱりいいなあと思った。 -
5月35日のことでした。
その始まりからしてめちゃくちゃで、どっしり読むぞ!と気合をいれて読むとわけが分からなくて難解になります。
空想だらけのお話、だって馬がローラースケートはくなんて!
途中で気がついて、さらりと読んでいくと、その面白さ(ナンセンスさともいう)に入り込めました。
とにかく空想がたっくさん!赤道が道だなんて。子どもの心がないと読めない文章ですね。 -
とにかくハチャメチャ!おもしろい!!
すべての常識が覆る感じ。とにかく楽しみたい時におすすめ!! -
―「泣かないで!」コンラートはいいました。「君がおなかがすいた時でも、おかあさんは泣かなかっただろう。」―
うーん、これはすごい。
ケストナーは面白いだけではなく、大人が読んでもはっとするような気づきを与えてくれる。 -
大人になったばっかりの頃出会って、このナンセンスに瞠目した。なんておもしろいんだろうと思ったものだ。が、久しぶりに再会した本書は、風刺や批判に満ちてちょっと苦い味がするではないか。兵士の犠牲の上に立つ英雄という存在、子どもを虐待する親、実感覚から離れた機械文明、常識しか信じない大人…。
解説にもあるとおりケストナーは社会的な問題を子どもたちに隠さなかった作家で、『エーミールと探偵たち』『ふたりのロッテ』など多くの作品の主人公がひとり親家庭の育ちである。何もかも恵まれたとはいえない環境の中でまっすぐに生きる彼らは、本当に素晴らしい。しかし本書には、問題提示はあっても解決がない(身もふたもない言い方だが、ストーリー上の必然性もない)。児童書の形式を借りた告発のようだ。けれど、子どもの読み物にはやはり、人生への肯定感とか生きる力とか、そんなものがあってほしいと思うのだ。
読後感が変わってしまった…。ほろ苦いよ…。 -
私と妹は、スケートをはいた馬に会いたくて、角砂糖を用意して家の箪笥の中に潜り込んだものだった。5月35日って、きっと今日のはずだ、と確信しながら。それから少し大きくなって「ナルニア」を読んだときも、やはり本気でドキドキしながら箪笥の扉を開けた。遥かに長じた今も衣装箪笥というと……その奥に何か? を期待してしまう。今でもスケートをはいた馬に会いたい。一緒に旅をしたい。
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別名「スケートをはいた馬」
赤道は道だと信じちゃってたよ。
エーリッヒ・ケストナーの作品
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