πの話 (岩波科学の本 12)

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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001152029

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  • サイエンス
    数学

  • 世の中で最もシンプルな形である
    円とか球にまつわる話に無くてはならないのが
    円周率を意味する《π》なのですが
    割り切れた答を得られず循環もしない3.14159・・・
    と永遠に続くだろうと思われる数字が並ぶ
    円の直径と円周の長さは比例している
    円周=π3.14✕直径

    円の性質は中心を通る線の全てが対称となること
    ちなみに正三角形ならば三本しかないし
    正方形ならば4本しかない
    又面積で考えると外周お同じとする形で
    最も面積の大きいにが円で
    最も体積の大きいのが球だ

    メートルの基準は
    北極から赤道までの円弧を10,000kmとして決めたので
    10,000万分の1が1mになる
    地球の円周は40,000kmになる
    地球の半径は≒40,000÷2π=6,370km
    エベレストの標高が9km弱だからほとんど影響しない

  • 高校生の以来の再読。中学生向けにこれだけ高度なことが書かれた時代があったのだ。ほんとうによく書けていて感心した。
    最近、岩波現代文庫で復刊されたようだ.

  • 円周率ってどうやって計算するんだろう?

    子供の算数教えながらふと疑問に思って図書館で探した中学生向けの本です。
    ギリシャ時代から千数百年に渡って天才たちがこの難問にどう取り組んできたのか、物語と数式を織り交ぜて、なかなか面白いです。

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著者プロフィール

野崎昭弘

一九三六年(昭和一一年)、神奈川県生まれ。五九年、東京大学理学部数学科卒業。六一年、東京大学大学院修士課程修了。東京大学助手、山梨大学教授(計算機械学科)、国際基督教大学教授(理学科)、大妻女子大学教授(社会情報学部)、サイバー大学IT総合学部教授を歴任。現在,大妻女子大学名誉教授。専攻、情報数学。著書に『電子計算機と数学』(ダイヤモンド社)、『πの話』(岩波書店)、『とらんぷ』(ダイヤモンド社)、『計算数学セミナー』(日本評論社)、『詭弁論理学』『逆接論理学』(中公新書)、『計算機数学』(共立出版)、『数学的センス』(日本評論社)、『トランプひとり遊び』(朝日新聞社)、『はじまりの数学』(ちくまプリマー新書)ほか。

「2021年 『まるさんかく論理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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