ダイヤの館の冒険 (ミス・ビアンカシリーズ 2)

  • 岩波書店
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001152524

感想・レビュー・書評

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  • 今回ミス・ビアンカが助け出すのは、ダイヤの館という所に誘拐されて連れて行かれ、残忍な大公妃に召使いとしてこき使われている少女である。

    緊迫したシーンが多く、児童文学としては少ししんどいのではないかと、やや心配になるぐらいではあるが、ペイシェンスという少女の素直さとミス・ビアンカの凛とした振る舞いに救われる思いだ。

    そして、バーナードの一途な報われぬ思いに思わず同情してしまう。

  • ミス・ビアンカシリーズの第2弾。
    今回もハラハラドキドキの冒険ですね。
    私はニルスが好きなので、1番目の話の方がよかったですが、シリーズで続くので3番目以降もよんでみようかな。
    訳の渡辺さんがかしこまった感じと、くだけた感じをうまく使い分けて訳していると思います。

  •  今回ももちろん始まりは囚人友の会による総会から。議長となったミス・ビアンカは、ダイヤの館に住まう大公妃に誘拐されて、召使いとされているかわいそうな女の子・ペイシェンスを助け出すことを提案する。
     子供を愛おしく思う婦人部会の面々は胸を打たれ、救出に向かうが……。

     前作に引き続き、控えめに、だけど間違いなく誰よりミス・ビアンカを気遣い、寄り添うバーナードがかっこいい!
     ミス・ビアンカは相変わらず聡明で美しく、間違えたときはそれを認める器の広さも持ち備えている。
     そのほかに登場するキャラクターたちも、みんなちょっととぼけた愛らしさがたまらない!特に帰ってからの婦人部会の面々の態度の人間くささ!さらに読み込むうちに、暴君や八つ裂きすらかわいいと思えてくる。

     今回は前作のような大冒険はないけど、狭い世界でもこれだけの冒険にしてしまうのだから、すごい。ネズミと人間、果ては犬やハトまでも巻き込んで1つの世界を書き上げるのは、意外に難しいと思う。

     何度でも読みたくなる、大好きなシリーズ。

  • 2011.3.17〜4月
    面白かった。最後までハラハラさせられたけれど、ミスビアンカのキャラがさらにわかってきて、なかなか良い。
    人間のひどく醜い有様と、優しい部分とが描かれている。

  • 小学生のとき図書館で何度も借りたシリーズ。

  • くらやみ城から詩人を救い出す任務を終えて我が家に戻ったビアンカが、今度はダイヤの館に連れ去られた女の子の救出に向かいます。第一弾のお話もスリリングでしたが、これはストーリーの最初から驚かせ、楽しませてくれました。ダイヤの館の描写や出てくる様々な道具類がとにかく新鮮でした。よかったです。

  • 白い綺麗なネズミが冒険する話。
    ビアンカが小さなハープを弾く場面が記憶に残っている。

  • 古い本で読んだので原題「ミス・ビアンカのぼうけん」20070910

  • このミス・ビアンカシリーズは7巻まであるのだけど、特にこのダイヤの館の冒険は秀逸。児童書でここまで書いていいのかって位意地悪な大后妃の愛犬の名前が「暴君」と「八つ裂き」ってのがツボです。(ちなみに暴君は軍曹、八つ裂きは伍長)

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