帰還―ゲド戦記最後の書 (ゲド戦記 (最後の書))

制作 : マーガレット・チョドス=アーヴィン  Ursula K. Le Guin  清水 真砂子 
  • 岩波書店 (1993年3月25日発売)
3.61
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  • レビュー :44
  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001155297

帰還―ゲド戦記最後の書 (ゲド戦記 (最後の書))の感想・レビュー・書評

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  • これはもう児童書でもファンタジーでもない。ゲドやテナーは老いと向き合わざるを得なくなり、ゲドは情けないほど弱さをさらけ出す。さらに児童虐待、外見からの不条理な差別、女性差別問題に対峙するテナーの怒りが全編にみちている。共感しながらも、ちょっと疲れた。じっくり読む本。

  • 【配置場所】特集コーナー【請求記号】933||G
    【資料ID】10403447

  •  アーシュラ・K・ル・グィンの『ゲド戦記』の第1巻『影との戦い』は宮崎駿の息子さんによってアニメ化されて有名になりました。この物語は「行きて還りし物語」の構造を持っていることでも知られています。また「成長小説」としての側面を併せ持っていると言われます。学生諸君が夏休みに時間を掛けて読むのに持って来いの物語だと思います。ぜひ実際に手に取って一読してみてください。
    1.影との戦い:4001106841、2.こわれた腕環:400110685X、3.さいはての島へ:4001106868、4.帰還:400115529X、5.アースシーの風:4001155702、6.ゲド戦記外伝:4001155729
    越谷OPAC : http://kopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1000451969

    文学部 T.Y

    越谷OPAC : http://kopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1000382810

  • 20120805

  • 3と4の間。物語の中では続き物なのですけど、実際には相当時間が経過して書かれた物語なのですね。
    というか、印象がガラリと変っている。いや、これはもう児童文学ではないのでしょう。

    主役というか語り手は中年になったテナーで、女の一生という趣がある。
    子育ての苦労や近所付き合い、そして差別に戦う彼女の空白の時間が描かれている。
    この物語を読むのはもうワクワクとかドキドキなど一切なくてひたすら重くて辛いのでありました。
    ジェンダー問題などを扱った本を読むのは私にとって珍しいことではないしイヤな作業でもないのだけど、そういうつもりで読み始めていないだけにまた更に肩透かしをくらったような・・・と恨み節になっているかな。

    ここまでゲド戦記を読んでしまったので、最後まで付き合うけどね。
    1~3までとはまた違った読み方で挑むことをお奨めします。
    それでもラストにカタルシスやテナーとゲドの再会など、お砂糖部分もあります。
    ファンなら知りたい人々のその後も描かれているので、読まずにはいられないことは間違いないです。

  • 図書館から借りました

     ファンタジー。成長物。魔法物。

     ハードカバー本のため、高い。350頁ぐらい。
     前作から、15年ぐらいぶりに出ているので、挿絵が違う。
     完結編?
     いいや、実はまだある。
     時間は、前巻から数日しか経っていない。 

     腕輪のテナー登場。オジオンの死去。酷い目に遭わされて、顔に火傷を負った少女テルー。そして、魔法を失ったゲド。

     ゲドが・・・変わってます。弱々しくなりました。 ずっと堂々としていたのに、嘘みたいにひょろひょろに。
     世界も、それまでは強大なものと戦うゲドのおかげで、汚らしい小さな世界は描写されなかったのですが、今回はいろいろとリアルに「いやなもの」が。
     テナーは普通に結婚して、娘と息子を持ち、亭主に死なれてやもめ暮らし。子供たちは、嫁いだり、船乗りになったりして、家にいない。
     そこに、ごろつきの両親とその仲間に、強姦されたあげく火の中に放り込まれて瀕死にされたテルーを預かることに。
     テルーが回復しつつある頃、オジオンの具合が悪くなったことを知らされて、テナーはテルーをつれて、オジオンのもとへ駆けつける。

     この物語で、誰が成長するのかといえば、テルーとゲドが。
     テナーのテルーに対する愛情は時に・・・「嘘くさい」というか「無理してない?」という気がするけれど、将来が見えない、片目を失った女の子を預かったのだから、無理もするだろう。彼女はテルーに対して、いつもいつも深い。
     
     ここには、いろんな「報い」がある気がする。
     なんにしろ、テナーは地面に沿って着実に前向き。
     テナーがいたからゲドは新しい生き方を決め、テルー(テハヌー)は仲間がやってきてもテナーの側から去らなかった。

  • ヒロインもヒーロもあっという間に老いているけれど、なおも彼らは美しい。

  • ゲド戦記4、最後の書。最後じゃなかったけど。

    テハヌー(テルー)の登場と、ゲドとテナーの再会。
    新たな家族のかたち。

    哲学、生きる上でのあり方、新たな問いを目の前に引き出してくれる。それがこれまでのゲド戦記に対する印象だった。
    しかし、さすがに今回の最後のアスペンが仕掛けた一連の流れにはビビった。これ本当に児童文学?

  • ジブリで映画化され、シリーズを読んでみようと思い手に取った。
    映画も好きだけど、原作の方が深い。
    「生は死の中にこそある」心に残った言葉。
    もう1冊の続編を、まだ読んでいないので早く読みたいです。

    こわれた腕輪:1976年12月10日
    影との戦い:1976年09月24日
    さいはての島へ:1977年8月30日
    帰還:1993年3月25日

  • 帯表
    太古の知恵と魔法を受け継いだ大賢人ゲドの冒険にみちた一生
    すべての力を使い果たし故郷にたどりついたゲド。
    彼に残されたものは何か・・・

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