古城の幽霊ボガート

著者 : スーザン・クーパー 掛川恭子

• 岩波書店 (1999年2月18日発売)

感想・レビュー・書評

[orimatsubaさんの感想 · 2022年10月9日]

主人公のボガートが前向きで可愛くて、よくまとまったファンタジーです。後半の、現代ネットワーク社会にしっかり活躍するところも納得させられてしまいました。　
が、このお話のよかったところは、なんといっても冒頭部分でした。スコットランドの古城で一族の歴史と共に生き続けたボガートのこれまでや、老マクデボンとのくらしが丁寧に描かれています。古典的フェアリーテイル愛好の方におすすめします。
マクデボンさんの真似をして私もオートミールのお粥を鍋で煮て食べている次第。