愛蔵版 モモ

  • 岩波書店
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感想 : 76
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  • Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001155679

感想・レビュー・書評

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  • 出版50年、コロナ禍で読まれる「モモ」 タイパ社会に時間を問う:朝日新聞デジタル
    https://www.asahi.com/sp/articles/ASQDW5JDVQCZUTIL041.html

    愛蔵版 モモ - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b254949.html

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    愛蔵版が出たのが2001年。もう20年も放置している。
    翻訳された時に買った単行本は処分されてしまい。つい最近少年文庫を購入した。

    書き忘れ
    岩波の図書2023年1月号から、リレーエッセイ「『モモ』がうまれて50年」連載開始。。。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      お針子文庫さん
      > 『読み時』なんでしょう。
      良え言葉やなぁ
      お針子文庫さん
      > 『読み時』なんでしょう。
      良え言葉やなぁ
      2022/12/31
    • お針子文庫さん
      お褒めいただき、ありがとうございます。
      良いお年をお迎え下さいませ。
      お褒めいただき、ありがとうございます。
      良いお年をお迎え下さいませ。
      2022/12/31
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      お針子文庫さん
      にゃ〜
      お針子文庫さん
      にゃ〜
      2023/01/04
  • 愛蔵版購入記念登録!
    可愛くて一目惚れ、胡桃堂喫茶店にて購入。

  • この本の分類は、確かに「児童書」だ。
    でも、どうしたら幸せになれるのか、知らないままの大人は読むべきだ。

    みんな、時間どろぼうに騙されるな。
    「もっと給料が良ければ」「もっと美人ならば」「もっと、もっと、もっと」
    「もっと~なら・・・幸せになれる」
    そんなことは、嘘だ。

    今、ここにいる、今の自分の幸せを感じてごらん?
    そんなことに、この本を読むと気付けると思うよ?

  • 第一級の児童文学です。

    50年先、100年先にも読み継がれていくだろうと思います。

    そのころクルミドコーヒーはどうなっているのでしょうか。

    カフェで読むには長いのですが、いつまでも置き続けるつもりです。

  • 子どもの頃に、読んでおきたかったと後悔したくなる1冊。

    時間とはすなわち生活なのです。そして生活とは、人間の心の中にあるものなのです。

    時間を大切にするということは、生活を大切にするということ。時間を大切にする、という意味を教えてくれる本。

    昔の本だけど、今、そしてこの先にも通じていく物語。

  • 時間貯蓄銀行に時間を奪われて日々を効率化し続けて生きていなかければならなくなった人達は今の現代人にも繋がるところがあるなぁと思った。人の話を聞くことや、自分の妄想を膨らませることができるような時間の余裕を持って日々を過ごしたいと思った。あと、カメや時間を止めるシーンなどはジョジョを思わせるところがあった。荒木先生もこの作品からインスピレーションを得たりしたのかなぁ

  • 知らない人はいないであろう児童文学の金字塔、モモ。

    しかし、大人になった今、そしてこの時代に読むことでより深い感動、驚き、そして興奮が得られた。

    時間を奪われ、ぎすぎすとしていく世界。
    変えようと思っても、そもそも忙しすぎるからそんな時間はとれないー。
    露骨なまでに近代の効率化を戯曲化したストーリーで、
    メッセージ性のあまりの強さに興醒めする部分がないわけではない。
    が、物語の強度がそれを補い、風刺と娯楽の絶妙なバランスを保っている。

    児童文学、奥深し。

  • 所有することにこだわりはないので、大体の本は売ってしまいますが、この本は特別です。
    作者のメッセージが時代を超えて広がるといいな〜。

  • 通常版を持っていて、子供の頃の愛読書だったが実家においてきてしまった。
    ある日電車の中で男の人が読んでいた本が、真四角でオレンジ色で装丁が美しくて目をひかれた。
    彼が本を閉じると表紙にMOMOとあったので、調べてみたらこの本で、早速買って読んだ。

    何度読んでも、良い本は良い。
    あの頃感じた怖さや悲しさや美しさ、楽しさが、今でも同じように感じられる。
    しかし、どちらかというと小さい頃は灰色の男たちへの恐怖と
    ひとりで成し遂げなければならないことへの不安が強かったけれど
    今読むと人間たちの方に感じる恐怖の方が強い。
    悪い意味で、大人になってしまったからだろう。

    あとがきにもあるが、これは過去の話とは限らない。
    寧ろ、今の日本がちょうどこんな感じではないだろうか。
    休み時間も遊ぶ内容が決められていて
    休みの日には先生と会えないし連絡先をきいてもいけない
    なんていう最近の学校なんて、こどもの家を笑えない。
    あくせく働いてとげとげしている満員電車や雑踏も、こんな感じだ。

    花を見て音を聴けば、時間を大切に思えるのかもしれない。
    美しく咲きはかなく散っていくこの世のものとは思えない
    自分だけの花。
    それが毎時間生まれては死んでいくのだと思えば
    灰色の男たちのいう無駄とは別の意味で
    時間を無駄にしてはいけないと本当に思うだろう。

    灰色の男たちは時間を殺して摂取するところが本当に酷いのだけれど
    とても哀れでもある。
    そして我々人間は、彼らを生み出しつけいる隙を与え
    生きた時間を生きたまま殺すようなひどい無駄をしている。

    時間の大切さを考えるとき、この本を思い出す。
    今日も24本の花が、美しく咲いたのだろう。
    ふたつとして同じものが無いその花を
    私はどう扱っているだろうか。きちんと生かしてやれているだろうか?

    そんなことを思う。

  • 小さな円形劇場跡に住むモモが、時間どろぼうたちから時間を取り戻すための物語

    小学生の頃に演劇を見たあと、親に買ってもらってからずっと読み続けている本
    子どもの頃は沢山のワクワクを、大人になってから読めば変わらぬワクワクに加えて時間について深く考えるきっかけに、もう何十回読んだことでしょうか
    一生手元に残しておきたい一冊です



    作 ミヒャエル•エンデ
    訳 大島かおり

    2004年9月 第7刷発行時点
    NDC 943
    ページ数 382p

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